吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
本日は、ご縁があり
日本建築学会主催の
「東北地方太平洋沖地震および一連の地震
災害調査報告会」に出席してきました。
3.11後、日本建築学会としては、
大災害調査復興支援本部を立ち上げ、
被害状況全体の把握のための調査にあたった。
しかし、今回の震災は津波被害が広範囲に広がり、
ライフラインが一時的に停止状態であり、
調査には困難を極めたが、被災地地元の
東北支部の方々、本部の調査員の懸命な努力をされた。
総じて、今回の東北大震災は、
地震の振動による被害に比して、
津波による被害がはるかに甚大という特徴をもつ。
阪神淡路大震災と比較して、死因は圧倒的に溺死が
多かったことにも表れている。阪神淡路大震災は、
建物倒壊による、頭部・内臓・頸部損傷などが多数であった。
宮城沖でマグニチュード9.0という震源は
プレート境界で発生し、想定外の津波を引き起こした。
結果、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の
6県62市町村で、浸水面積は計561k㎡に及んだ。
さらに、建物が壊され、モノが流され、結果として
ガレキの量が大幅に増加した。
建築学会において、
地震の振動による建物倒壊状況は把握しているが、
津波によって引き起こされる建物倒壊の影響に
関して、あまりデータがないという。
また、免震構造のビルディングについては、
震災の被害がすくなく、効果的であるようだ。
などなど、
建築学会からみた東北大震災のアプローチを
聞くことができ、大変勉強になった。
吉田みつひろでした。