東京都知事選2024考察 | 佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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所沢市議会議員(1期目)
会派「自由民主党・無所属の会」
自由民主党公認
前回、最下位当選!
所沢市の未来に責任!今こそ身を切る改革の断行を!!

都知事選考察

小池氏 291万8015票
石丸伸二氏 165万8363票
蓮舫氏 128万3262票
投票率は60.62%と前回比で5.62%アップ。

これをどう見るかと言う話ですが、私は、正直、10〜20%くらいの投票率上昇を期待していただけに、がっかりした印象は否めません。

特に今回、インターネットであれだけ「大バズり」をしていた石丸氏の得票が想定し辛かった点では非常に面白い選挙でしたし、一体どこまで伸びるのかと注目していたのですが、結果的に石丸氏は、わずか5%の投票率上昇に伴う分の恩恵を得るにとどまりました。これでは勝ち筋はありません。

結局、何をどう頑張っても投票に行かない人は行かないのだと、テコでも動かないということだけは今回よくわかりました。

さて一方で、かつて「2位じゃダメなんですか」と言っていた蓮舫氏は、どうやら2位じゃダメだったらしく3位にまで沈んでしまい、128万票の獲得にとどまりました。

これは蓮舫氏にとっては惨敗と言える数字でして、直近の2022年参院選における蓮舫氏(立憲)67万、松尾氏(立憲)37万、山添氏(共産)68.5万、山本氏(れいわ)56.5万の合計票229万票にすら遠く及んでいません。

「立憲共産党」のスタンスに批判的な国民民主と連合が蓮舫氏に付かずに小池氏支援に回ったことも多少影響しているのでしょうが、それ以前に、肝心の立憲・共産・れいわの票すら全くまとめ切れていなかったことがわかります。

結果的に、消去法による現職優勢の構図が変わることはなく、小池氏の再選が果たされたということだと思います。
ただ、自公与党系が小池氏を支援したと言っても、自民党の現状は惨憺たるものに変わりはありません。

それは同日投開票になった都議補選の結果が物語っています。自民党は9選挙区中8選挙区に候補者を出したものの2勝6敗で惨敗。特に萩生田氏のお膝元である八王子選挙区では目も当てられないほどの大惨敗となっています。
来るべき衆院選を踏まえても大変楽しみな結果になったと言えるでしょう。