政治倫理条例改正案、否決!改革に逆行! | 佐野みつひこ のオフィシャルブログ

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所沢市議会議員(1期目)
会派「自由民主党・無所属の会」
自由民主党公認
前回、最下位当選!
所沢市の未来に責任!今こそ身を切る改革の断行を!!

昨日は9月議会の最終日だったのですが、私が提案者となって提出させていただきました「所沢市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例」が会派「自由民主党」による反対のために否決されてしまいました。賛成票15、反対票5、無効票10で、過半数の16票以上を満たせず、否決となった次第です。
無記名投票ではありましたが、今回は単純計算で全てが分かります。まず賛成15票は、私の所属する会派「自由民主党・無所属の会」(佐野、大石、入澤、石原)、会派「至誠自民クラブ」(秋田、中村、浅野、荻野、杉田、谷口) 、会派「立憲民主党・無所属の会」(石本、末吉、島田、長岡、天野)の3会派の所属議員の合計15票です。この3会派から提案者及び賛同者を出している事からこれは確定です。そして反対5票は、会派を代表して反対答弁を行った会派「自由民主党」です。白票(無効票)はそれ以外、静観の立場を取った公明党と共産党となります。(国会の与野党対立とは全く異なる政治的構図が地方議会にはあります)。
癒着と汚職を生みかねない土壌を排して改革を前進させ、古き悪しき政治からの脱却をしなければなりません。様々な改革の入り口、一丁目一番地こそこの政治倫理条例の改正案でした。議会改革に関する特別委員会で長きにわたって議論されたものの集大成として出されたものであるのにもかかわらずの否決です。あの特別委員会での議論を蔑ろにするものと言わざるを得ません。
残念ながら今回は否決されてしまいましたが、まだまだ諦めません。かつての議員定数削減も議会の抵抗勢力により何度も否決に追い込まれながらも何年もかけて可決・実現された経緯がありますので、今回のこのたった1回の敗北で諦めるわけにはいきません。今後も継続して戦っていき、必ず実現まで漕ぎ着けます。
最後に、この議案において議案作成や質疑における想定問答作成に際し多大なご尽力を賜りました至誠自民クラブの荻野泰男議員、議案に快諾していただき賛成者となって頂いた立憲民主党・無所属の会の末吉美帆子議員、並びに賛成答弁をしていただきました当会派の入澤豊議員におかれましては深く感謝申し上げます。

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今回の改正案は既存の「所沢市議会議員倫理条例」の第5条に以下の条項を追加するものです。
・議員は、議員、その配偶者、2親等以内の血族、又は同居の親族が役員となっている企業に市との請負契約、委託契約等を辞退させるよう努めること。ただし。災害時緊急を要するとき、又は請負契約、委託契約等を辞退させることにより市に著しい支障はあるときを除く。
・市から活動及び運営に対する補助又は助成を受けている団体並びに著しく公共性の高い団体の長に就任しないこと。