初日は途中からになってしまったので状況把握に時間が…。
ピアニスト???となり、原作にあったっけ?。ポイントになる女性が何故にいい人になってるの?と疑問ばかり。
二日目を見終わって思ったことは「先生怒らないでね」でした。TBSのようになってしまうのではないかと思ってしまいました。それ程、原作が生かされてない。エピソードだけを引っ張って来られても困る。大滝秀治さんは素晴らしかった(寒風の中お身体は大丈夫でしたか?)。 それぐらいでしょうか。星野真理さんだったら(ちょっと若いけど)原作通りの役でも出来たのではないでしょうか。この女性は表面は無邪気に見えるけど、内面は「魔」です。だから殺人事件がおきたんです。そうなると全体のイメージは変わります。ショパンの「別れの曲」なんてありえません。因みに流れていたクラシック音楽は「相棒」を彷彿させてしまって流しすぎです。どうして記念すべき40作目が…。文句タラタラです。アサミストの皆さんはどう思われているんでしょうか?
文句ついでに、以前「後鳥羽伝説殺人事件」のときにラストが変えられてました 。それはまぁ譲ってもいいとして「生活反応」の有無で指紋が何を意味するかぐらいはミステリーファンなら知ってます。「何をしてるの?」でしたよ。ちゃんと原作を生かして下さい。
原作を知らない人は感動して下さったのでしょうか?聞いてみたい。
人が人を殺すには理由があると。それを 小さなヒントから追いかけて行く浅見さん。ときに理由を知りすぎて犯人を逮捕出来なくてもよくあります。自分は臆病者だと浅見さんも言ってます。浅見さんなりの正義です。そんな浅見さんの思いが伝わって来なかったのではないかと思っています。
原作が書かれていた頃、少女を狙った事件や耐震強度偽装事件がおきてました。先生は「性善説」が完全に崩れてしまったと会報に書かれてました。この作品の持つ意味はこういう所にもあるのではないでしょうか。
長崎の空と軍艦島はとても綺麗でした。