正直、面白くなく読むのが苦痛でした。そんな記憶しかありません。「モダンタイムズ」以降読んだのはこの一冊だけです。
それではあんまりなので、ネットで調べてどんなだったかを思い出しました。
株の誤発注(実際にありましたね。裁判も長かったような)、悪魔払い、家電売り場のエアコン、おばさん、その息子、引きこもり、コンビニ、合唱隊、コンビニのバイトの女の子、交通事故、その女の子の死亡、ファミレス、脅されてる女性、事故の加害者、 段ボール、孫悟空、イタリアと思いつくままにあげてみました。主人公は誰だったけ?と思って、悪魔払いのエアコン売り場の男性だったと。彼を中心に様々な事象がおきて、絡まって、最後は孫悟空が毛をフッて吹いたら解決!みたいになったんだったかな?。よくわからない。解説をお願いしたいぐらいです。「やっと終わった」としか私にはありません。
孫悟空は何の役割だったの?。人の心?、弱い心?、助けを求める心?その大きさや強さによって、孫悟空も変化してた?何かもう疲れ果てた読後感でした。本当に意味を説明して欲しい。消化不良でした。
確か去年の新作「マリアビートル」の刊行時のインタビューで、「これからは自分が書きたいものを書く。人を殺しては何故いけないのか。」といった内容で、子どもが生まれた事がきっかけと。奇異に思ったのですが、私だけでしょうか。
伊坂さんは仙台在住ですから、今回の大震災をどう受け止められたのでしょうか。沢山の命が奪われて、「自然が相手だから人を恨まなくていいから」と言われていた女性。お子さんが生まれたから「命」を大切にしたいとより強く思われたのかな?と、今書きながら思いました。いずれにしても、今のところ伊坂幸太郎という作家は、私にとっては難解です。

かけらほど
残された思い
大事にして
しまっておいた
色褪せない真実

Pray for Japan