この作品は実際にあった事件をまとめたものです。記憶に残っていたので読んでみました。事件の概要は覚えていましたが活字になるとまた違い、力が抜けてしまいました。そして、裁判がすすんで行くにつれ関心がどんどん薄らいで行く現場にもです。少女の事を思えば忘れられたほうがいいのかも知れませんが…。それにしても、です。
私は裁判員に選ばれたいと毎年思っています。願いは叶いませんが…。こういう事件で選ばれたら辛いだろうと考えます。知りたくない現実も知る事になり、正視出来るだろうかと。考える日々でした。双方のお母様方の思いは交わる事はありませんが、読んでる私には響くものがありました。母親ですから、私も。
少女が「成長して行く私を撮って下さい」と言ったという話を覚えています。彼女が幸せであるように切に願います。
記事が小さく出ていましたが、20日は地下鉄サリン事件の日でした。当時、横浜に住んでいて営団地下鉄を利用していたので恐かったです。あの時は阪神淡路大震災、そして今年。もう何もおこらない事を願います。

少しだけ
眠ってもいい?
そう聞いて
制服のまま
丸まって寝てる

Pray for Japan