川上弘美さんも好きな作家の一人です。何か楚々とした文章が。盛り上がる!という事はあまりないな、と私的には思ってます。が、普通の日常がある、生活感のある文章が好きです。食べ物がちゃんと書ける、というところも。
この作品は短編を集めたものです。それぞれの登場人物の端っこにひっかかっている人が、次の話を作って行くというストーリー展開です。その真ん中にあるのは、商店街の小さな食べ物屋さん。何て事のない会話、生活、秘密。人間って平凡だよねって思いながら、ちょっとぐらい何かないかなぁって願ってる人達が描かれています。
今、世界の東と西で大変な事がおきています。普通に暮らしていた人々の生活は壊れてしまいました。私達はこれから何処に行くのか?まだ、未来は決まっていません。

ハグしてみた
あったかかった…
忘れてた
肌の温もり
柔らかいほお

Pray for Japan