この作品は俵万智さんが、息子さん(愛称 たくみん)と共に絵本を選び、読み聞かせて感想といった形式で夕刊に連載されたものです。
俵さんがお子さんの成長に合わせて選んで行く絵本は、私の知らないものであったり、これは読んだよ!というのもありました。その中で以外だったのが「ボッコちゃん 星新一著」でした。簡単な粗筋を読むと「怖い」と感じ、娘に聞くと「嫌い」との答え。捉え方はそれぞれでいいのだけれど、「はぁ~と思い、星さんはすごい作家だなぁ」と感じました。未来への冷たい、殺伐さを一瞬にして感じました。
私なら読めないなぁと思いました。
私も二人の子どもに絵本をたくさん読んであげたくて、随分買って読みました。その結果、息子は自分からは積極的に読書はせずとなり、娘には5歳にして「どうして私に本を読むの?私はもう字が読めるのよ!読めないと思ってるんでしょう。もう読まないで!」と言われ、私の読み聞かせは終わりました。
それから十年たってまた読み聞かせてます。「新聞記事」を。そうでもしないと新聞を読みもしません。受験のおかげで知識はあるかも知れないけど、社会的な事をしらなさすぎるので。とりあえずの解説付きです。

風にのせて
とむらいの言葉を
別れの声を
送り送られて
永遠(とわ)に去りしこの大地

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