1950年代の事件
◎訂正を求める!
訂正しろ!
昨今の野党の要求ではない。
いつの時代でも誤りとはあるものです。
意識的な、もしくは無意識的なミス。
こいつは間違っていると思いつつ、
そのままにしておくのは意識的なもので、
あっていると思って
実は間違っていたというのが無意識的なもの。
前者は指摘されると、
見つかったか?
と思うが、後者は指摘されると、
いけねぇ!
と思う。
因みにこれはどっちだろうか?
バレちゃった?
なのか
えっ?知らんけど!
なのか
ところで間違っていた場合は訂正をするものだ。
このアナウンサーのように
しかしグダグダだな!NHKも(笑)!
ところがその訂正をするかどうか
微妙なこともある。
例えば安倍首相のこの発言を
いちいち訂正すべきだろうか?
「訂正デンデン」って(笑)、
新しい通信会社かと思ったわ!
このように間違いなんだが、
別に訂正しなくてもいいだろ?
と思うこともある。
間違っていることは確かだ。
だが、別にたいしたことではない。
じゃあイイんじゃね?
こういうことってある!
ただし本人にとっては
大変なことでもある。
お子様ライスに万国旗が乗っていなくても、
問題ないと思う!
しかし子供にとっては大問題だ。
喫茶店にコーヒーを飲みに行ったら、
美人のウエイトレスが辞めていた。
別にコーヒーは不味くない。
でも…金返せと思う!
別にコーヒーを飲みたくて行ったわけじゃなく、
美人のお姉さんに
逢いたくて行ったんだ!
先の安倍首相の訂正デンデンでも
この人物にしてみれば大問題だ。

まるで、でんでん氏が間違ったかのようだ。
でんでん氏は安倍首相に
謝罪と賠償を求めるべきだ。
このようにたいしたことがないと思っても、
本人にとって非常に重要な間違いがある。
1954年9月16日の新聞に以下の記事が載った。
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奇妙な記事訂正申込者
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記事によるとこういうことだ。
ある新聞社に記事の訂正申込があった。
その内容は
「お前の書いた記事に誤りがある」
というものだ。
その内容は警察に
捕まった男のことを書いたのだが、
彼を前科3犯と書いた。
しかし本人は
俺は前科3犯じゃなく、4犯だ!
と主張。
そのため前科4犯と訂正しろというのだ。
因みに記事訂正希望者のほとんどは、
自分の名誉を守るため、不利益の訂正を求める。
しかしこの訂正希望者は
3犯と4犯に訂正しろという。
自分に不利益になるように要求しているのだ。
そのため「奇妙な…」と言われているのだ。
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希望者 おいっ、どういうつもりだ?
希望者 俺のことで嘘を書いたな
希望者 とぼけるな!この記事だ!
希望者 ここを見ろ!
希望者 前科3犯と書いてあるだろ?
希望者 俺は前科4犯だ!
希望者 速やかに訂正しろ
希望者 小さくじゃダメだぞ
希望者 大きく書いてもらおうか
希望者 目につくところにドーンと
希望者 ワンピースのように!
希望者 何っ?できない?
希望者 どうしてだ?
希望者 明確に間違っているぞ
希望者 何っ?不利益にならないから?
希望者 メチャメチャ不利益なんだよ
希望者 こっちは迷惑なんだ
希望者 だから来たんだ。
希望者 前科3犯だと困るんだ。
希望者 しかも具体的に書かれているだろ。
希望者 罪名を!
希望者 「詐欺」「窃盗」「盗品故買」
希望者 これらは間違っていない
希望者 でももう一つあるんだ。
希望者 それを書かれなきゃ
希望者 俺の顔が立たない
希望者 ぜひ訂正してもらおう
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ということのようだ。
前科3犯でも前科4犯でも問題ないように思う。
ましてや彼は少なく書かれたのだから、
それほど怒る必要は無かった。
しかし彼にとっては大問題だった。
どうやら彼はもう一つの罪にこだわりがあるようだ。
それを取り除かれたから怒っているのだ。
◎こだわった罪!
ところで彼がやったもう一つの犯罪とは?
それは…
公務執行妨害だ!
どうしてこの罪にこだわったのかというと、
彼はヤクザ者だった!
そのため仲間内で、
警察に暴力をふるったことを
自慢げに話していたのだ。
俺はサツを
殴ったんだ…って!
しかし新聞に前科が載ってみれば、
肝心の公務執行妨害がない!
因みに彼の主張は全くの嘘ではなかった。
彼は公務執行妨害で
逮捕されている。
しかしこれは容疑であり、
しかも酔っぱらって警察に絡んだだけである。
だから直ちに釈放になったので、
前科はついていなかった。
やはり前科3犯が正しいのだが、
それでは仲間内で顔が立たない。
何とか公務執行妨害を前科に載せる必要がある。
それで訂正を求めたのだ!
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弟分A おっ、アニキの記事が載っている。
弟分A 現行犯だからな
弟分A バクチのだけど
弟分A アニキのことだ。
弟分A 警察も手を焼いただろう
弟分A なんたって、警察を殴った男だから
弟分A 聞いた話じゃ警察は3人いたとか。
弟分A それを1人で立ち向かった
弟分A 最後は力尽きて逮捕されたが、
弟分A 警察官3人も重傷だったとか。
弟分A アニキが言っていたよ
弟分B 俺も聞いたよ
弟分B でもちょっと違うなぁ
弟分B 相手は7人だったって。
弟分B しかもアニキはその場にいなくて、
弟分B 仲間が逮捕されそうになったから
弟分B 通りがかったアニキが警察に立ち向かい
弟分B 仲間を逃がしたとか
弟分B その際アニキは捕まったんだが、
弟分B 仲間はみんな逃げたんだ。
弟分C 俺の聞いた話はちょっと違うぞ
弟分C 何でも親分が捕まったとか
弟分C そして警察の留置場に
弟分C アニキは1人で警察に乗り込み
弟分C バッタバッタとなぎ倒し、
弟分C 最後は親分を救い出した。
弟分C その間、警察官十数人を倒し、
弟分C 最後は力尽きて捕まったが、
弟分C 無事親分は逃がしたそうだぞ
弟分A やっぱりアニキはすごいよな
弟分B まったくだ!
弟分C でもよ。ちょっと気になるんだが
弟分C アニキの前科に公務執行妨害が無いんだ
弟分C アニキに話じゃあるって言ったのに。
弟分C どういうことだろう?
弟分C まさか嘘じゃあ?
弟分A アニキに限ってそんなことは無い
弟分B その通りだ。
弟分C じゃあ前科3犯てどういうことだ?
弟分A アニキに聞いてみようぜ
アニキ考え中!
アニキ これは誤植だ!
アニキ 新聞社のミスだな
アニキ ちょっと訂正に行ってくる。
弟分A 俺たちも行きます
アニキ 俺一人で十分だ!
アニキ じゃあ行ってくるぜ
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と、いうことのようだ。
それまで警察と渡り合って捕まったことを、
自慢げに話していたことが、新聞で暴かれた。
だから彼は訂正を求めたのだ。
確かに彼にとっては「不利益」だな(笑)
しかし結局新聞社は訂正に応じなかった。
そこで彼は新聞社に
おぼえてろ!
と捨て台詞をして去っていった。
その数日後、件の記事訂正希望者が記事に載った。
彼は酒によって警察官に食って掛かり、逮捕された。
そしてその罪状は
公務執行妨害だった!
これで彼は前科4犯になった。
メデタシ!メデタシ!
彼にとっては公務執行妨害という勲章が、
よっぽど欲しかったんだなぁ!
これからは必ず公務執行妨害がつくなぁ。
おめでとう!