1970年代の事件
◎巨大ニシキヘビの恐怖!
大自然の恐怖!
人間が活動範囲を広げ、
自然との棲み分けが出来なくなっています。
これまで人が入っていなかった未開な地も、
人の進出が活発に行われています。
そこには人間が想像もできないような
恐ろしい事態が待ち受けているかもしれない。
自然、動物、昆虫、植物
どれをとっても
人間にとって恐ろしい敵になりうる。
今から37年ほど前、
東南アジアのインドネシアで、
恐ろしい怪物が出現した。
1979年12月4日の新聞に以下の記事が載った。
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ニシキヘビ4人のむ。 体長25m!
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記事によると経緯はこうだ。
インドネシアのスマトラ島で森林伐採中の作業員が、
巨大なニシキヘビと遭遇した。
ヘビは何と25mほどあった。
作業員はブルドーザーに乗っていたので、
何とか対抗した。
そして遂にひき殺すことに成功。
ヘビの遺体からは、
4人の死体を発見した。
しかもそのうちの2体は、
のまれて間もない状態だった。
25mって…!
世界最大級でも10mくらいだ。
それが25mって…!
すげーなぁ!
しかも記事によると、そのヘビは
2匹いたそうだ。
1匹は逃げ出した。
と…いうことは…!
まだその辺にいるのか?
恐ろしいなぁ!
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作業員 ものすごく大きかったんです。
作業員 ヘビが!
作業員 25mはありました。
作業員 えっ?最大でも10m?
作業員 そんなことはないです。
作業員 そんなものじゃないですよ。
作業員 この目で見ましたから。
作業員 腹の中から、遺体が出てきたんです。
作業員 それも4体も
作業員 うち2体は最近食われたようです。
作業員 服とかしっかりしていましたから。
作業員 どうして助かった?
作業員 ブルドーザーに乗っていたんです。
作業員 それで対抗したんです。
作業員 いくら大きいって言っても、
作業員 ブルドーザーの方が強いですから。
作業員 しかし良かったですよ。
作業員 もし歩いている時に遭遇したら、
作業員 俺も食われてましたよ。
作業員 5人目のお仲間になっていました。
作業員 でも安心はできません。
作業員 まだ仲間がいるんです。
作業員 2匹いたんですよ。
作業員 同じくらいの大きさです。
作業員 そいつは逃げました。
作業員 つまりまだいるんですよ。
作業員 いつ襲われるか分かったもんじゃない。
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確かに怖い!
◎誤報!
しかしその9日後、以下の記事が載った。
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ヘビが人→人がヘビを食った。
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じつはヘビが人を食べたのではなく、
人がヘビを食べたという話だった。
話に尾ひれがつくことは多いが、
これは全く正反対になっている。
実際に現地取材した日本人記者によると、
その本人に会って、
ヘビを食べたことを確認している。
ヘビを食べたことを確認している。
そしてヘビも25mじゃなく、
10mほどだった。
それを油で揚げて、
20人ほどで食べている。
本人曰く、
おいしかった!
そうである。
そして記事によると、
最近スマトラでも都会から来た作業員が増え、
ジャングルを神聖視しなくなっているそうだ。
現地の人はジャングルを神聖視し、立入らないが、
都会から来た作業員は森林を伐採する。
そういえば最初の記事に出た人も森林伐採をしていた。
つまり自然破壊を行っているのだ。
そしてヘビなども
ガンガン食べるのだそうだ。
特に木の上にいるニシキヘビを
竹竿で落として、山刀で首を切る。
1人で十分仕留めることが出来る。
そしてみんなで食べるのだ。
なっ…なんかイメージ違うなぁ!
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ヘビ 俺らが食った?
ヘビ 冗談じゃないよ。
ヘビ 俺らが食われるんだ。
ヘビ 奴らに!
ヘビ 都会から来た奴らだ。
ヘビ この地方の人たちは、
ヘビ 自然を大切にする。
ヘビ ジャングルを壊したりしない。
ヘビ でもあいつらは違う。
ヘビ どんどん木を伐採する。
ヘビ オレたちの生活領域を壊すんだ。
ヘビ それにオレたちは何もしていない。
ヘビ ただ木の上で休んでいただけだ。
ヘビ それをわざわざ竹竿でつつくんだ。
ヘビ 落とされて山刀で首を狩られるんだ。
ヘビ ふつうに寝ていただけなのに、
ヘビ たまったもんじゃねーよ。
ヘビ 俺たちが襲う訳ないだろう。
ヘビ 俺たちは関わり合いになりたくないんだ。
ヘビ あいつらは侵略者だ。
ヘビ プレデターだよ。
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まあヘビにしてみれば、人間が侵略者な訳で、
それが人を襲ったとは、
誤報も甚だしいな。
新聞に訂正を求めるべきだ。
場合によっては名誉棄損で訴えてもいいぞ。
マスコミはこれだから信用されないのだ。
きっとヘビも
そう思っているだろう!
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