厳重処分? | 最近の古いモノは!

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「最近の若い者は…」とよく言われますが、
そう言う「古い者」はそんなに立派だったのでしょうか?このブログでは過去の新聞記事等をベースに、「古い者」の昔を検証してみます。
「最近の…」と言われたら、「あなたの時代はもっと悪かった」と言ってやりましょう。




1960年代の事件










現在 70 くらい(2015年現在)













無謀運転の取り締まり!






自動車は凶器にも変わる。





あれだけ大きいものが数十キロものスピードで押し寄せる。


人間と接触すればケガをするどころか、死亡することもある。



そういう面では無謀な運転を取り締まることは当然といえよう。



これはバイクについても言える。


特にバイクは運転者の生命をも危険にさらす。







それ故により細心の注意が必要になる。












ここで問題になるのが、高校生であった。





実は1960年代当時、高校生の無謀運転が随分行われていた。



そのため学校でも禁止していたのだが、








今回、和歌山県教育委員会でも厳重処分することになった。




1963年12月28日の新聞記事にこうある。

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高校生に厳重処分 無謀な運転をしたら
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記事のよると経緯はこうだ。



和歌山県では無謀な運転をする高校生が多かった。

各校で対応しているがあまり効果がない。

そこで県教育委員会が主導して、厳罰化の舵を切ったという。













まあ高校生になれば、バイクに乗る奴がいてもおかしくないが、


安全運転
するとは限らんからな。



そして若いとイキがって、暴走する奴が出てくる。



そうすると事故を犯す確率が高くなる。












そう考えると、



正しい方向といえる。














県教育委学校教育課長も




「これにより交通安全教育を、


 さらに徹底するもの」





と自画自賛している。
















基準が甘い?





趣旨は全く正しいことだと思う。








そこで中身を見ておこう。







高校生厳重処分ということなので、





どう厳重なのかを…。












記事によると、



無免許運転の場合


初めてで停学日間、2回目以降週間以上


























えっ? 3日










なっ…何か少ないような…。












それ以外も見てみよう。




無免許運転道路交通法違反


初めて停学日間、2回目からは短期停学





無免許運転で、人身事故


無期停学






無免許運転死亡事故


無期停学 または 退学
















しっ…死亡事故でも






退学にならんケースがあるのか?






それも無免許運転で?


























は~ぁ?










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教育委  厳重に取り締まります

教育委  高校生だからとくしません。

教育委  ビシッとします。

教育委  の教育委員会です。

教育委  子供にれるかもしれません。

教育委 でも…構いません

教育委  子供をけることが重要です。

教育委  それでは発表します。

教育委  無免許運転は停学です。

教育委  死亡事故退学もあり得ます。

教育委  かなり厳しい内容です。

教育委  何っ甘いそうは思いません。

教育委  むしろと思います。

教育委  なぜならいとせは字が似ていますから。

教育委  子供たちにはせになってもらいたいのです。

教育委  それがどうしていのですか?

教育委  死亡事故でも退学しないケース?

教育委  それがどうしました。

教育委  ケースバイケースです。

教育委  退学もあれば停学もあります。

教育委  あとは学校裁量に任せます。
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因みに現代では、


野球部員が校庭においてあるバスを無断で運転しただけで、




無期停学
になる。











公道に出ていなくても無期停学になる。











しかし1963年には



無免許運転をし、なおかつ人身事故を起こさなければ



無期停学
にならない。






下手をすると死亡事故を起こしても無期停学で済む。









それに現代ではその事件を見てただけの生徒も


週間停学になっている。







しかし1963年では無免許運転をしても


それも再犯であっても週間以上の停学で済む。























本当に…

















どうなっとんじゃー







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教育委  かなり厳しい内容です

教育委  何でいと言われるのかわかりません

教育委  何っ無免許それが何か?

教育委  無免許はいけないでしょう。

教育委  無免許が前提になっている?

教育委  単なる交通違反?それをしろと?

教育委  それは罰しません

教育委  それは警察が罰しますから。

教育委  学校がやることではないでしょ。

教育委  何事にも役割分担があるのです。

教育委  交通違反を捕まえるのは警察の仕事です。

教育委  学校で教えるのはルールを守れです。

教育委  無免許はルールを守っていないでしょ。

教育委  だから処分します

教育委  彼らは公道を走る資格がないのです。

教育委  でも免許があれば資格はあります。

教育委  だから問題はないのです。

教育委  あとの交通違反は「過失」です。

教育委  つまりミスす。

教育委  ミスはつきものです。

教育委  だから処分はしません

教育委  でも無免許ミスではありません。

教育委  完全な意図的です。

教育委  だから処分します

教育委  意図的は処分し、ミスは処分しない。

教育委  当然の対応だと思います。

教育委  何か違いますか
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そう言われると、そんな気もするが、










念のために書いておくと、







教育委は
そんなことは言っていない。







全くの創作である。



















しかし新聞の見出しの







高校生厳重処分!」






というのを見ると、


















なんだかなぁ






と思ってしまう。









1963年では死亡事故を起こしても退学にならない。


現代では校庭内で無免許運転しても無期停学になる。













1963年が異常なのか?








現代が異常なのか?


















現代が過剰な面もあるが、






















やはり







1963年異常なのだろう。















だって死亡事故を起こしても









退学ならない可能性があるのだぞ。
















ありえねーだろう!













何が厳重処分だ?



















本当にふざけた奴らだ!
















最近の70歳の奴らは!