前回
のつづき~
●9月22日(土) : 旅行2日目
フレンチ最高峰の
「Paul Bocuse (ポール・ボキューズ)」 @ リヨン郊外
を訪れたみつ坊一行
極上のランチコースに舌鼓
コースのお肉料理まで紹介したところで前編終了
今回はそのつづき~
その後、
「フロマージュはいかがですか?」
と言われたものの、
「もう、お腹いっぱいで無理っす」
と、残念ながら1つも頂けず。。。
おいら、元々かなりの大食いな上、
朝食はほんのわずかに抑えたにもかかわらず、
お魚料理が終わった段階で、
もう限界
ということは、フランス人はどういう胃袋をしてるんだろう???
と不思議に思っちゃった
やはり、日本人とフランス人の胃は全然違うんだろうなぁ~。
つづいて、「チョコレートムース」
とは言え、デザートは別腹(笑)。
しかも、このチョコレートムース、激うまっ
超濃厚~
ペロリと完食(笑)。
そして、小菓子
お皿のトップにボキューズ人形
かわいらしい~
上の段
下の段
以前、小菓子は「ベルナション」 のものだったらしいが、
今は、全然違うところのものでごじゃりました~。
(名前を聞いたが、全然わからず)
いつもなら、小菓子を全部制覇するところだけど(笑)、
もうお腹一杯で、マカロン1個とチョコ1個が精一杯だったなり
ただ、両方とも???って感じ
そして、デザートワゴン
もうね、たーくさんごじゃりましたよ!
全部で12種類。
普通なら嬉しい悲鳴を上げてるところだけど(笑)、
お腹いっぱい過ぎて、
単なる悲鳴しか上がらず(笑)
あぁ~
全部食べたいぃ~
周りのテーブルを見ると、
皆さま、真ん中の画像のチョコレートケーキを食べてらっしゃる
「うわぁ~、よく入るなぁ~」
と思わず感心しちゃった(笑)。
やっぱり胃袋が違うんだな、
と思っておりましたが、
帰国後、よく調べてみると、例のチョコレートケーキは、
「ベルナション」
のスペシャリテでごじゃりました。。。
だからみんな食べていたのかぁ~。。。
(そもそも胃袋の問題もありまするが、、、)
しかも、ポール・ボキューズ殿のお嬢様が、
ベルナションに嫁がれたことから、両者の縁が生まれたので
このチョコレートケーキはそういう点からも特別な存在なのでありまする
頂かなかったことが非常に悔やまれますが、
正直あのときのおいらはお腹一杯でとてもじゃないけど食べられなかったなり
で、結局、おいらが選んだのは、
さっぱり系で、ずーっと前から食べたかったデザート、
「クレームブリュレ」
わー!
美味しそう!
さらにUP
クレームブリュレは昔からあったフランスのデザートながら、
今の形にしたのはポール・ボキューズ殿でごじゃりまする
やはり、リヨン本店に来たからには、本場のクレームブリュレをいただかねば。
ひゃー。
期待通りの美味しさ
上はカチッカチのカラメル。
その下は濃厚カスタード。
お腹いっぱいでも、スッゴク美味しかったー
カフェ「エスプレッソ」(6ユーロ)
さらにUP
濃くて味わい深い
お店の中
同じくお腹いっぱい過ぎて人事不省の相方(笑)。
おいらにかぶりつこうとしておりまする(笑)。
モードを変えてもう1枚
同じく、おいらに噛み付こうとする相方(笑)。
さておき(笑)、
お店の中は、クラシカルで非常に優雅な雰囲気
そういえば、みつ坊一行の隣のテーブルのご老人は、
終始おいら達にニッコリ微笑みかけておられたけど、
親日家なのかな??
そして、気付けば16時近く。
かれこれ3時間ほどランチしておりました~
そもそも、ポール・ボキューズ殿は、日本の懐石料理などに触発され、
フランス料理に素材を生かす料理法を取り入れたり、
料理や季節ごとに盛り付けるお皿を変えたりなど、
現代フランス料理「ヌーベルキュイジーヌ」の礎を築かれたフレンチの大御所でごじゃりまする
その大御所が、現在は古典的フランス料理を継承することの重要性を説き、
お料理も古典的、伝統的なものへと回帰していらっしゃるようでごじゃりまする
確かに、今回頂いたコースも「Grande Tradition Classique」というコース名だけあって、
現代フレンチというより、もろ古典フレンチでごじゃりました
そして、どのお料理にも思ったことが、
歴史的な重み、骨太感をひしひしと感じるということでごじゃりまする。
おいらのつたない表現力じゃうまく言い表せませぬが、
1日2日で出来上がった味じゃない、というか、小手先の味じゃない、という感じ。
シンプルなんだけど、
素材や調理、1つ1つが完璧だからこそ出せる味、重み、深み、というのでしょうか。
長い歴史が生んだ味というのでしょうか。
なんだろう?
おこがましいことを言わせていただくと、
ホンモノのお味、という感じでごじゃりまする
一品一品に魂がこもってるというか、一品一品完璧なので、
おいらも心していただきました
そして、半年以上経った今でも、一品一品心にシッカリと刻まれてて、
未だに鮮明に覚えておりまする
最高のフレンチでごじゃりました~
ただ、、、
おいら達の飲むペースが早かったのか(笑)、
ワイングラスが空になっても中々注がれず、
度々やきもきいたしました~
で、結局赤ワインは飲みきれなかったので、
こちらもお持ち帰りにいたしました~
でも、その他のサービスは素晴らしく、
特にお料理が出てくるタイミングは絶妙で、
早すぎず、遅すぎず、まさにベストタイミングでごじゃりました
それから、あちこちのテーブルで、
お店の方が、記念日をお祝いする手回しオルガンを演奏しておりました~
ほっこりする音色で、おいらもハッピーな気分になったなり
やはり高級フレンチなので、記念日で訪問する人が多いみたい。
あと、みつ坊一行はスーツネクタイにワンピースヒールと、正装して参上
他のお客様もみんな正装しておりましたが、
1組だけ、どういうわけかジーパンTシャツ
かなり浮いてたので
みつ坊一行は正装一式をちゃんと持参して良かったなり
ちなみに、肝心のお値段は、合計705ユーロ(当時73,391円)。
そして、チップ15%を入れて、合計810ユーロ(当時84,322円)。
めちゃくちゃお高かったけど
次はいつ来られるかわからないし(もう来られないかもしれないし(笑))、
非常に素晴らしいお料理だったので、
当然の対価なり
そして、帰りのTGVの時間もあるので、そろそろ帰りますかね、
ってことで、預けていたジャケットをお願いすると、
すぐに出てきたなり
で、チップとして1ユーロを渡したんだけど、
他のお客を見たら、チップが青いお札でごじゃりました
つまり20ユーロ(当時2,100円くらい)。
えー!
ジャケットを持ってきてもらうだけで、20ユーロ!?
やっぱりセレブは違うんだな~。
ちなみに、お店を訪問したとき、中央のテーブルにいらしたセレブなご老人方は、
まだまだランチを楽しんでいらっしゃいました~
ゆっくり時間をかけてランチを楽しむのがフランス流なのでしょうね
そして、お店の方にタクシーを呼んでいただき、
待機している間にぱちぱち
お店の外観
カラフルで、メルヘンチックな建物
前評判がすごかった為、身構えて訪問したせいか、
逆にそこまでド派手だとは思わず。
もう1枚。
青空にカラフルな建物がよく映えておりまする
ミシュランのビバンダム君
なんと!
1965年から現在までずーっと三ツ星
ということは、48年間もの間、ずーっと最高評価を受け続けてるってことなりね
すごすぎ
ま、でも、お料理をいただくと、それも納得
お店の中庭
こちらもメルヘン
門
それにしてもいい天気なり
遠路はるばる「ポール・ボキューズ」まで来て、ホント良かったーーー
大大大満足
ただ、今後、こちらと同じかそれ以上のフレンチに出会うことができるのだろうか???
という一抹の不安と寂しさを感じつつ、
15分後にやってきたタクシーに乗り込むみつ坊一行
優雅で贅沢なひとときをありがとうごじゃりました
オールヴォワール