前回
のつづき~
●9月22日(土) : 2日目
の続きでごじゃりまする
はるばるパリからTGVでリヨンへやってきたみつ坊一行
ついに
フレンチ最高峰のへ
「Paul Bocuse (ポール・ボキューズ)」 (フレンチ) @ リヨン郊外
でごじゃりまする
おいらの長年の夢がついに実現いたしました~
というのも、かつて、お世話係と相方は、
「メゾン ポール・ボキューズ」 (フレンチ) @ 代官山
にて披露宴を行ったので、
いつの日かリヨン本店を訪問したいとずーっと思っておりました~
それに、
フレンチの大巨匠ポール・ボキューズ殿は86歳とご高齢なので、
お元気なうちにお会いしたいということもあって、
この旅行に組み込んだ次第でごじゃりまする
ちなみに、今回の記事は長すぎて保存できなかったので(笑)、
前編・後編に分けてお送りいたしまする
まずは、2ヶ月前に、「Paul Bocuse」
の予約画面から予約
せっかくだからディナーに伺おうと思って、
ディナーの一番早い時間(20:00)にいたしました~。
さすが世界のボキューズだけあって、
全世界から予約可能で、
オンライン予約そのものは非常に簡単
しかし!!!
予約直後に肝心なことに気づいた
パリ⇔リヨンのTGV往復チケットをネット購入するべく、
リヨン発パリ行きの時刻検索をしたところ、
何と終電が20時
え?!
おいら、20時のディナーを予約しちゃった。。。
ありゃ~。
じゃ、ま、ランチに変更するっきゃないか。
ってことで、再びボキューズHPの予約画面にアクセスするも、
予約変更画面には辿り着けず
ぬわにぃ?!
ってことで、何十年ぶりの仏和辞典片手に、
フランス語のHPと格闘
すると、予約したときに表示される「予約完了」の画面を閉じた後では、
予約変更はできない模様。
仕方がないので、
ボキューズHPのコンタクト画面から予約変更の旨、メールいたしました。。。
相方にメールを添削してもらい、送信
あぁ~、ほんのちょこっと手順を間違えたお陰で、
こんなに面倒なことになるなんて。。。
すると、半日後にはボキューズから返信が来て、
「時間変更の旨、承りました」
とのこと。
あー、良かった、と思ったのも束の間。
メールの最後の一文を見ると、
「それでは、水曜日にお会いするのを楽しみにしております。」
とある。
え???
みつ坊一行が予約したのは、9月22日土曜日。
なにゆえ水曜日???
もしかして、火曜日にボキューズから返信が来たから、
水曜日においらからのメールをお待ちしておりますってこと???
もう頭の中はだらけ。
とりあえず返信しよう、ということで、
再び相方に添削してもらって、ボキューズにメールいたしました~
そしたら、水曜日というのは書き間違いだったみたい(笑)。
深読み無用でごじゃりました~(笑)。
ま、そんなこんなで(笑)、無事予約完了
そして!!
9月22日(土)当日!!
ついにこの日が来た!!
予約時刻の13時ピッタリにボキューズに到着~
タクシー代は、
リヨン パール・デュー駅 ベルナション
ポール・ボキューズ
で、チップ入れて37ユーロ(当時3,900円くらい)。
運転手さんのお陰で、念願のチョコレート屋にも行けたし、
ボキューズに時間通りに到着できたしで、
非常に親切な運転手さんでごじゃりました~
メルシーボークー
そして、ボキューズに到着すると、
真っ赤な衣装を着た駐車場係(?)の方がタクシーのドアを開けてくださり、
お店の入り口へと誘導してくださいます。
すると、、、
お店の入り口に、
なんと、あのポール・ボキューズ殿が!!
うわぁー!!!
ホンモノだー!!!
と感動していたら、
一緒にいらしたお付きの方?お店のマネージャー?が、
「写真撮りますよ!」
とすぐさま言ってくださり、ぱちり
「もう1枚撮ります!」
ということで、もう1枚ぱちり
気が利いていらっしゃるというか、手慣れていらっしゃるというか(笑)、
ここまでの一連の動きが手際良すぎて、
みつ坊一行、あたふたしてしまいました(笑)。
お陰様で、ボキューズ殿にお会いしたら言おうと思っていたことも思うように言えず
気の利いたことも言えず
そのまま中へと誘導されました~(笑)。
ポール・ボキューズ殿は、写真を拝見した感じでは、
かなり大柄な方かと思いきや、意外と小柄というか、スマートでごじゃりました~。
さすが世界のボキューズだけあって、中は満席
中央の一番目立つ場所には、お年を召した、いかにもセレブな方8人のテーブルがあって、
優雅にランチを楽しんでいらっしゃいまする
みつ坊一行は1階の窓際の席に通されました~
一生に数回、いや1回しか来られないと思うので、
思い切って一番お高いコースにいたしました~
「Grande Tradition Classique」(240ユーロ)
パリからはるばる2時間かけて来たことだしね。
「『Grande Tradition Classique』を頼まれて正解ですよ」
と、先ほどして頂いたマネージャー(らしき方)。
あ、この方、見たことある!
と思ったら、
で、松嶋尚美殿と一緒に出ていた方でごじゃりました!
テーブルセッティング
カラフルでステキなお皿
お皿、グラス、ナイフフォーク全てに「PAUL BOCUSE」の文字。
食前酒にシャンパン「Coupe de Duval Leroy Fleur de Champagne」(グラス18ユーロ)
はぁ~。
おいし~
フランスパン
まわりの生地が異常に硬くてビックリ
おそろしく硬いので、手で思いっきりちぎらさせていただきました~(笑)。
で、今まで食べたフランスパンの中で一番美味しい
まわりはバリッバリ。
中はふんわりもっちり。
しかも、パンの旨みがすごすぎて、
思わず完食
これぞフランスパン!というものを食した感じでごじゃりまする。
バター
エシレでしょうかね???
言わずもがなだけど、コクがすごい
ただでさえ美味しいフランスパンが、極上のお味になりまする
前菜「ガスパチョ」
ひゃー、うっまーーーい
濃厚でまろやかなトマトスープ
お皿の横にある付け合わせのパイがサックサクで、
バターの旨みが広がりまする。
いやぁ~、さすがなり
お店の中
優雅でステキな店内
窓の外
意外に車の人が多い
運転する方はノンアルコールで頑張るということなのでしょうかね。
続いて、白ワインボトル「Chateauneuf du Pape 2009, La Gardine 」(85ユーロ)
ワインリストを見たら、
お値段ピンキリなんだけど、
ピンが凄まじいお値段で(そりゃそうか)、
さらに、ほとんどが高価格帯のワインばかり
そもそも一般庶民のみつ坊一行はボキューズに来ちゃいけないのかもしれませぬが(笑)、
背に腹は変えられぬ。
けちんぼお世話係が、ソムリエの方に予算を伝えて、
メニューとの兼ね合いからワインを選んでいただきました~
ワインクーラーで保冷
グラスに注がれて
美味しいぃ~
スッキリ辛口ながらフルーティー
「Scallop of foie gras, pan-cooked, verjus sauce」
わー!
こちらは、「メゾン ポール・ボキューズ」@代官山 で頂いたお料理と同じだ!
お料理名は「鴨フォアグラのソテー ジャガイモのゴーフレット添え」でごじゃりまする。
さらにUP
ひゃー
激うまっ
代官山と同じお料理なのに、全然違う
お味がしっかりしていて、それぞれがキチンと主張しておりまする。
一番下にはとうもろこしの粉で作った厚いクレープ。
その上には濃厚なフォアグラ。
そして、サクサクのポテトチップと、
甘酸っぱいフルーツソースがさわやかなアクセントになってて、
フォアグラの濃厚なお味を思う存分堪能できまする
「Truffle soup V.G.E (dish created for the French President in 1975)」
わー!
美しい
ボキューズ名物、
「1975年にエリゼ宮にてV.G.E.に捧げたトリュフのスープ」
でごじゃりまする。
代官山ではパイを蓋のように取ってお召し上がりください、ということだったので、
こちらでもパイを取ってぱちり
パイを取った瞬間のトリュフの香りがスゴイ
めちゃくちゃいい香り~
中は、トリュフがたーっぷり
トリュフだらけと言っても過言ではごじゃりませぬ。
ふんだんにトリュフが入ってて、
思う存分鼻と舌でトリュフを堪能~
こちらのスープ、めっちゃくちゃ美味しいぃーーー
まず、香りでノックアウトされ、
スープを1口頂いて、感動ー
う、うますぎる
なんじゃこりゃー!!
あっさりさっぱりしているけど、ふか~いコクと旨みが凝縮されてて、
この美味しさは言葉では語りつくせませぬ
しかも、ビックリするのが量!
代官山だと、コース全体を考慮して小さめの器で出していただけるものの、
リヨン本店は、アラカルトでオーダーしたかのような大きな器で出てきたので、
ビックリ仰天
しかし、あまりにも美味しいので、完食してしまったなり(笑)。
(あ、さすがにパイは半分残したけど。)
つづいて、お魚料理。
「Filet of sole with noodles, a la Fernand Point」
さらにUP
高級魚、舌ビラメのフィレでごじゃりまする。
すごく弾力があって、火の入り方が絶妙
ホワイトソースが非常に濃厚ながら、香ばしくって、
舌平目に合う
う~ん、美味しいぃ~
お肉料理に備えて、
赤ワインボトル「Savigny Champ Chevrey 2008, Tollot Beaut」(95ユーロ)
こちらも同じく、予算を伝えて、メニューとの兼ね合いからソムリエの方に選んでいただいたもの。
フルーティーでさわやかながら、重みもあってすごく美味しい~
ただ、なんだか、ものすごーくお腹いっぱいになってきた
「Beaujolais winemaker's sherbet」
赤ワインのソルベ
さらにUP
うわー!
こちらのソルベ、めちゃくちゃ美味しいー
赤ワインをそのまま飲んでいる感じ。
なので、アルコール度数強め(笑)。
でも、ごまかしのない感じ、好きなり
続いて、お肉料理。
「Bresse chicken truffled cooked in a bladder」
出ました!
「ブレス産 鶏ベッシー包み」
ブレス産鶏と言えば、フランス最高級ブランド
ベッシー包みとは、膀胱包み蒸しのことで、
フランス料理の真髄とも言える伝統的な料理法でごじゃりまする。
さらにUP
お店の方が一羽丸ごとテーブルまで運び、
目の前で好きな分だけお皿に取り分けてくださりまする。
非常に手際がいいので、思わず凝視しちゃった(笑)。
おいらの好きなモリーヌ茸もたっぷり
ブレス鶏、さすがの美味しさ
し、しかしながら、
お魚料理まで完食してきたおいらは、
もうさすがにお腹パンパン
さらに追い討ちをかけるように、クリームソースのお料理が続いたものだから、
さすがのおいらもギブ
少食の相方は、既に意識朦朧気味(笑)。
でも、こんなに美味しいブレス鶏を残すなんて、もったいなさすぎる。。。
そこで、お店の方に言って、残りはお持ち帰りにいたしました~
というところで、つづきは次回