2020年、世間ではコロナでいろんな変化がありましたが、

我が家にも大きな変化がありました。

 

2月に母が我が家の前にあるアパートに引っ越してきて、

残された実家を売却することになりました。

 

 

幸いなことにすぐに買い手が見つかり、

実家の整理、家じまいをすることになりました。

 

 

先週末に無事に実家の片付けも終わり、

あとは解体工事を待つだけの状態になっています。

 

 

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実家を売却することになり、

ホッとする気持ちと寂しい気持ち、色んな気持ちを味わいました。

築38年ほどの実家。

中古家屋付きの土地ではなく、

解体更地渡しというかたちでの売却です。


まぁ、築年数も経っているし、

あちこちガタがきていたし、

もろ昭和な雰囲気の家だったのでそれは分かっていたこと。

 

 
住んでいたときも、
キッチンが狭くて使いづらいとか、
お風呂の浴槽が足を伸ばして入れないとか、
二間続きの和室を作るくらいなら リビングをもっと広くすればよかったのに、とか、
外壁の色が微妙だとか、
色んなことを思っていたのだけど。
(色んなこと思いすぎ 笑)
 
 
いざ、この家が失くなってしまうのだと思うとやっぱり寂しいし悲しい。
 
 
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こんなに早く実家とお別れすることになるとは思っていませんでした。
 
父が生きていたらまた違っていたかなぁ、とか、
しょうもないことを考えてみたりね。
 
 
それに、売りに出してはみたものの、
こんな (コロナで自粛モード) ご時世だし、簡単に売れるわけないと思っていたので、
まさか1ヶ月もしないうちに買い手が見つかってしまうなんて。
 
こんなに早くに買い手が見つかったのは、天国の父の采配だと密かに思っています。
生前の父はせっかちだったからなぁ。
父はもっと早くにこうなっていることを望んでいたから、
なかなか動かない母と私に天国でしびれを切らしていたんじゃないかと。
私たちがようやく重い腰をあげたので、それーっとばかりに事を進めたような、そんな気がしてなりません。
 
 
まだ、ココロの準備が出来てなかった(笑)
 
 
 
私が予想する未来は、
 
なかなか売れず、草刈りをしに行ったり、家の中に風を通しに行ったり、
台風の前後に様子を見に行ったりといった管理が負担になって、
「 お願いだから早く売れて~。もうスッキリしたい~! 」
 
というものでした汗
 
 
そのため、買い手が見つかったという話を聞いたときは、
予想を裏切るスピード展開にありがたいと思う気持ちと、
もう少しだけ実家と向き合う時間がほしかったなぁという名残惜しい気持ちの両方でした。
 
 
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売却が決まってからは、
片付いていない実家を期日までに空っぽにしなきゃいけなくて。
 
 
なかなか売れない前提で、ゆっくり片付ければいいや、と思っていた母と私は、
いきなりやることが増えてちょっと大変でした。
 
 
ここ1ヶ月以上、週に1・2回くらい実家に行っては片付けをしていました。
 
 
母の新居には不要だったり、入りきらなかったりで置いてきたものたちですが、
まだ使えたり、想い出で残しておきたかったりしたものもありました。
 
 
色々あったので、それらの仕分けをして、
我が家に持ってきたり、リサイクルショップに売りに行ったり。
( 中には、市の歴史民俗資料館に寄贈した ものもあります。ちょっと面白い経験をしました )
 
 
 
そんなこんなで、今年のGWは、
実家と我が家の片付けで終わってしまいました。
 
 
ただ、幸いというかなんというか、コロナでステイホーム週間だったので、
「連休だから遊びに行きたいのに片付けばっかりもやもや
という余計なストレスを感じなくて済みました(笑)
 
 
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実家の片付けが終わった今は、
「片付け間に合って良かったービックリマーク」 というホッとした気持ちと寂しい気持ち、
あとは、やらなきゃいけないことから解放されて気持ちがちょっと軽くなったかな。
 
 
実家との別れという、物理的にも心理的にも大きなものとの別れを通して、
色々な経験ができたと思っています。
 
 
 
ひとまず、母も夫も私もみんなよくがんばった合格
 
コロナも落ち着きつつあるので、
ゆっくり温泉にでも浸かりに行きたいですハート
 
 
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いよいよ明日から解体工事が始まるそうです。
 
無事に工事が終わること、
かつてのご近所の方たちになるべくご迷惑をおかけしないことを祈るばかりですクローバー