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ひとり起業・店舗経営のためのデザイン活用ノート~地域密着デザイナーだけが知っている、素敵なお店づくりのヒント~

小売・製造・専門サービス等、個人の店舗経営をデザインで応援する『みつばデザイン』のブログ。店舗開業に役立つデザインのノウハウや、デザイナーだけが知っている、素敵なお店づくりのヒントをお伝えします。

なぜこんなことに

なってしまったのか…

 

 

 

こんにちは

デザイナーの平山です

 

 

先日、某所で

セミナー用の動画撮影を

していただきました

 

 

人前に出ない

裏方役のお仕事が

好きな私真顔

 

 

本心をいえば代役を

お願いしたい!

ほどなのですが…

 

 

自分のセミナーなのに

講師が顔を出さない

わけにはいかないので

 

 

お見苦しくないよう

美容院やエステに行って

 

 

お聴きぐるしくないよう

ボイストレーニングを受けて

 

 

 

カメラマンさんは

時々お仕事をご一緒する

腕の確かな方にお願いして

 

 

 

カチコチに緊張しつつ

なんとか収録を終えました

ふーーー魂が抜ける

 

 

 

慣れないことをすると、時々

あれ?私何してるんだろう?

ってなってしまうんですが…

 

 

 

ここ、大事なところ

なんでセミナーを作ろうと思ったのか?

 

 

結論から言いますと

 

お客様自信がブランディングできるように
なっていただくため

 

です。

 

 

 

デザインをつくって

お納めしたあとに

 

ブランディングに

しっかり活用される方と

そうでない方が

いらっしゃる

 

 

そして、残念ながら

ほとんどの方が後者

なのです…

 

 

大手企業では

社内でクリエイターを抱えて

自社のイメージづくりを

継続して行うことができます

 

 

この「継続して」

というところが

とても大事なのですが

 

 

中小企業の経営においては

デザインは都度、あちこちに

委託するため

イメージを継続して保つことが

なかなかに難しい

わけで…

 

 

経営者の方が

ご自身でデザインの根本を

学んでいただいて

イメージ管理、ひいては

ブランディングをしていく

という事しかない

 

 

それも、

絵が描けるとか

センス良く買い物ができるとか

そういう方面に

自信が無いという方にも

わかる方法で

お伝えしなければならない

 

 

と思ったんです。

 

 

それで

対面のオンラインセミナーを

してみたのですが

経営者の方は皆さんお忙しくて

時間がないんですね

 

 

「録画で見れませんか?」という

お声をいただいて

なるほど!

動画セミナーを作ればいいんだ!

と思いつき

 

 

 

こんなことに…↑

なっちゃったんですね〜驚き

 

 

 

 

 

もうひとつの理由は

 

みつばデザインの窓口をつくるため

 

いま、みつばデザインは

ご紹介の方からしか

お仕事を受付していません

 

 

子育てを優先して

ご近所でのんびり

ペースの合う方と

お仕事をしていきたい

 

 

と考えて

そのようにさせて

いただいてきました

 

 

おかげさまで

子どもたちも大きくなって

コロナ禍を経て

皆さんとリモートで

お仕事ができる環境が

ととのってきましたので

 

 

これからは

動画を見てくださって

考えの合う方がいらっしゃったら

遠くの方とも

お仕事をさせていただきたい

と思っています

 

 

詳しいご案内は

9月ごろにお伝えしますね

 

 

ではでは、毎日暑いですが

身体に気をつけて

お過ごしください♪

 

 

<追記>

セミナーに興味があるという方に

特典付きの事前ご予約を

公式LINEでご案内することにしました♪

 

特典は、なんにしようかなぁ・・・

と考え中なのですが

 

デザインをより良くしたい!

という方にお役に立つことを

ご用意したいと思ってますので

 

ぜひ、ご登録いただければ

嬉しいです~

 

DMの制作は
パズルゲームのように
要素の組み立てを
楽しんでデザインしています


作家さんから
お預かりした写真を
どう配置して
どう見せるか?


タイトルの題字を
どうあしらうか?


お客様のお好みも
想像しながら
オーナー様とお話しして
制作しています

『デザイナー』っていう肩書は

『料理人』と似てるな~と思います

 

 

こんにちは、みつばデザイン

デザイナー兼ディレクターの

平山なおみです

 

 

 

 

デザイナーってどういう肩書き?

 

最近思ったんですが

デザイナーって、近頃では

デザインを作れる人

ぐらいの意味になってきてて

誰でもなれる

みたいなんですね

 

 

料理人もそんな感じで

昔は修業を何年もして・・・

というキビシイ世界だったと思うのですが

近頃では

料理を作れる人

ぐらいの意味になってる

印象があります

 

 

どちらの業種も

昨今のインフラの発達のおかげで

独立開業しやすくなり

価格帯も

完成度も

ジャンルも

 

幅広~い選択肢がある

 

 

という状況なんですね

そうなると

 

 

「料理人です」と聞いても

何を作れる人なのか

わからない

 

ホテルでシェフをして

洋食屋さんを開業した人と

 

インドを旅して

カレー屋さんを開業した人と

 

どっちも「料理人」

だけど、お店で出てくるカレーは

だいぶ違うはず・・・

 

 

同じように私が

「デザイナーです」と名乗っても

何が作れる人なのか

わからないですよね・・・

 

 

そんなところが

「デザイナー」と「料理人」は

似ている肩書だなぁと

ふと思ったんです

 

 

言葉で語るよりも

作ったもので伝えるのが

職人としては理想

とも思うのですが

 

 

試しに

私自身が、これまでに

「何をどうやって身に着けてきたのか」

ということをお伝えすることで

どんなものを作れるデザイナーなのか

イメージしていただけるかなと思い

 

 

ちょっとお恥ずかしいですが

振り返って

書いてみたいと思います

 

 

デザイナーへの第一歩。美大受験をする。

 

そもそも美大受験のための

勉強で身につけたことが

デザイナーとしての

土台・基礎になっています

 

 

美大受験対策① 基礎訓練3000時間

 

高校1年生のときに

美大進学を進路に志して

高校の美術部に入りました

 

 

この美術部が、すごかった!

顧問の先生は武蔵野美術大学・油画科卒で

画科としても活動されていながら

大変に熱心に受験指導をして下さったのです

 

 

同学年で4人、美大志望者がいました

みんなで毎日毎日、美術室に集まって

石膏像や、ガラス瓶などの静物を描きました

この時の全員が、美大、芸大に進学しました。

 

 

放課後は暗くなるまで3~4時間

週末や休暇中は朝から6~8時間

 

 

トータルすると3000時間

美術室で描いた計算です

この毎日の基礎訓練が

光と立体感をとらえる眼

を鍛えるのに非常に役に立ちました

 

 

 

加えて、長期の休みには

東京の美術予備校に

通いはじめました。

 

美大受験対策② 東京で特訓1000時間

 

絵具で描くデザイン課題・3時間

 

『入学試験問題2022』デジタルパンフレットより

 

 

こんなのどっちも

3時間で描けないよ~!

 

って思いますよね・・・不安

 

 

私も最初のデッサンは

描いたり消したりしながら

1カ月かかりました

 

 

少なくても100時間かかってます

それを手を抜かずに

3時間に濃縮する方法は・・・

眼と手の訓練あるのみ

 

 

2週間から、長い時は4週間

ウィークリーマンションで

自炊しながら通学していました

 

 

画材をリュックにつめて

美術予備校へ行き

一日受験対策のクラスを受けて

帰ったら寝るまで

やり残した課題制作をする

 

 

正直、描くのは何時間でも

辛いということはなかったです

集中してると、

3時間はあっという間に過ぎました

 

 

ただ、講評は辛かった

出来の良い順に壁に貼られるのですが

自分の絵がどんどん

下の方に送られていく・・・ネガティブ

公開処刑の気持ちです

 

 

ただ、この公開処刑・・・ならぬ

公開講評はとても大事で

眼を養う意味があったと思います

 

 

絵を鑑賞する、というのは

感性でよいのですが

 

 

実技試験の作品は感性以前に

技術や完成度で評価されます

 

 

色のコントラスト

画面のバランス

タッチの正確さ

 

 

自分の技術のどこが未熟か

というのは並べて比較すると

一目でわかりました

 

 

完成度の高いものには

有無を言わせない強さや美しさがある

と知りました

 

 

 

美大受験は、周囲のサポートが全てでした

 

受験直前には

中ぐらいの成績で

合格するかは、ご縁と運次第

という感じでしたが

 

結果・・・

 

長岡造形大学 環境デザイン学科

武蔵野美術大学 空間デザイン学科

筑波大学 芸術専門学群 環境デザインコース

 

に現役合格することができました桜

 

 

 

この、4000時間のトレーニング

集中して描ける環境は

なかなか手に入るものではありません

 

 

受験サポートを惜しまずしてくれた

恩師と、両親のおかげで

今の自分があります

本当に感謝しています

 

 

 

美大受験は、デザインの何に役立つのか?

 

美大卒のデザイナーというのは

この程度の訓練と技術を

最低限クリアした状態で

専門の分野について修得しています

 

 

立体や質感を感じる光をとらえて

平面に落とし込む技術

 

テーマ(お題)にそって何パターンも

デザインの構図をつくる力

 

オリジナルの色の作り方

視覚的効果をねらった配色のしかた

 

 

これを訓練していない人の

30倍以上の速さ

できるようになっています

 

 

つまりは

30倍の量の試作を検討できる

ということにもなります

 

 

ここが、案件ごとの

デザインの完成度を上げるために

非常に役にたっていると思います

 

 

クライアントに指摘される前に

自分で見て、どこがどう良くないのかがわかる

ということも大事ですし

それをサッと改善できる

ということも大事です

 

 

テンプレートが無い状態で

一からデザインをおこしますが

制作中に、短時間でかなりの手数

修正、変更しています

それらはほとんど眼の作業です

 

 

手の作業はいまでは

手描きでない分、楽ですね(笑)

 

 

 

そういう状態の生徒が集まるので

大学ではもう絵の訓練は

ほとんど要りません

 

 

それでは、何を学ぶの?

ということで、次回につづきます

ブリューエンコーヒー様の

開業サポートデザイン

 

ミニマムだけど

商品の内容をしっかり伝えて

お客様にも喜んでいただける

パッケージツールを

ご一緒に考えました

 

制作事例のご紹介こちらです