キャッシュフロー経営とドラッグストア | 立川光昭オフィシャルブログ「行列請負人の視点」Powered by Ameba

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ドラッグストアが好調とニュースを目にします。

 

 

ドラッグストア業界ではもともと業界慣習として支払いサイトが長いと言われています。極論を言えば、仕入れて仕入れ資金を支払うまでに売り切ってしまえばキャッシュフローが傷付かない。

 

そのため、薄利多売でどんどん回転率を高くして行き、キャッシュを残しながら、作った数値で資金調達して進展をオープンする。

ドラッグストアは内装費などがかかりにくいことから新規店舗の初期投資回収も早く、またいい場所に出店すれば、コンビニと同じくメーカーからの支援も受けられる。

 

こんな流れでどんどん拡大していったのがドラッグストアの初期フェーズです。経営の指標としてBSやPLも大切ですが、実はCF(キャッシュフロー)を一番計算していかないといけません。黒字倒産なんていう言葉もありますし、CFを意識してみると色々なチャンスもあるのではないでしょうか?

 

ちなみに、世界最王手であるウォルマートの在庫目標は、「仕入れ代金を支払う前に商品を売って現金に換えること(The Goal is to sell merchandise before it is paid for)」と言われています。販売キャッシュフローに対する考えが徹底していて、規模や地域を問わず、小売業のキャッシュフローに関する原理原則は世界共通と考えていいという事例です。

 

会計面で考えればCFの重要さがわかりますが、ドラッグの事例で支払いサイトや業界慣習の隙間をついたビジネスモデルがここまで伸びた原因とみると、もしかしたら古い業界などでもインpベーションを起こすチャンスはあるのかもしれません。