PDCAといわれるサイクルはもはや誰でも知っていることだと思います。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法です。
しかし今の情報化社会では少しこれではボトルネックが出てきてしまいます。
そこで注目すべきは、OODA(ウーダ)ループをご存知でしょうか。市場の変化を見て柔軟に戦略を変えていく手法として、変化に弱いPDCAサイクルに代わる手法として取り入れられています。
・Observe⇨情報収集
固定概念に捉われず、視点を変化させて多くの情報を収集します。
・Orient⇨方向性の判断
収集した情報から状況を分析、方向付けを行います。
・Decide⇨具体的な施策の決定
具体的な方針や行動プランを策定。経験や知識のインプットを継続することで直観力を養えます。
・Act⇨行動する
行動しながら状況変化を観察し、一度決めたからとその行動に縛られないようにします。状況次第で柔軟に行動を変えることも必要です。目的が達成されるまでOODAのプロセスを高速回転させることでプロジェクトは最適に近い行動を取り続けられます。
計画ありきのPDCAサイクル
PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)の頭文字をとったもので、もともとは工場など現場の生産性を高めるために作られたフレームワークです。
決められた工程を、いかに低コストで高い生産性を発揮できるか。最大の分岐ができるテクニックとして様々なビジネス現場で使われきました。
まず計画を立ててから実行に移すので、早くても四半期や月単位の改善行動となります。したがって、今の時代のようなマーケットや顧客ニーズの変化が激しい時代では、臨機応変に対応できないというデメリットがあります。
しかしOODAでは常にObserve(情報収集)を行い分析するので、マーケットや顧客ニーズの変化が激しい時代に合います。OODAは、環境変化に柔軟な新たなマネジメントです。
情報共有の徹底
その際にOODAで一番重要な工程は、最初のOである情報収集(Observe)です。
市場や業界、顧客、競合他社、取引先企業の動向といった、できるだけ多くの生情報に触れるには、個々が収集した情報をリアルタイムに共有できる”場所”が必要です。
いかがでしょうか?マーケティングと一言にいっても変化しています。コロナの例がそうですがいかに正しい情報を収集できて分析できるか、それは結果臨機応変な対応につながるのです。ビジネスでもプライベートでも同様ではないでしょうか?