早速ですが・・・
第一話・「Mさんが来た」
この話は僕の曾祖母が体験した出来事。
曾祖母が台所で夕食の準備をしていたら、台所の窓から「○○さん」と曾祖母を呼ぶ声がしたんですって。
声の主は仲良しのMさんだった。
曾祖母とMさんは、嫁に来た頃から近所どうし・・・互いに若くして旦那さんを亡くしたという境遇も同じ・・・一緒に泊りがけで湯治場旅行へ行くくらい仲良しだった。
ところが、高齢になりMさんは軽度の認知症の気配が出てきたらしく、電車で一時間ほど離れた場所にいる息子さん一家と同居することになって、曾祖母とも会う機会がなくなっていたのね。
で、Mさんの久々の来訪を喜んだ曾祖母は「あら!アンタ・・・久しぶりだねぇ!調子はイイのかい?」と聞いた。
「調子はイイね。」と笑って答えるMさん。
「お茶でも飲んでいきなよ。上がって上がって・・・今日は泊まっていけるのかい?」と興奮気味に歓迎する曾祖母だったが、Mさんは窓の外でニコニコしているだけで入ってこない。
「遠慮なんかしてないで、早く上がってらっしゃいよ。」
Mさんを家に迎え入れようとして、すぐ脇の勝手口のドアを開けた・・・でも、Mさんは既にそこにはおらず、どこかへ行ってしまっていた。
曾祖母はMさんが認知症気味だったことから、勝手に家を飛び出して来たんじゃないかと心配になって、息子さんの家に急いで電話をしたわけ・・・「今、Mさんがウチに来たんだけど、ちょっと目を離したら、もういなくなっちゃってさぁ・・・」ってね。
そしたら、息子さんは「えっ?」と驚いた様子・・・実はその日の昼頃にMさんが自宅で倒れ、今さっき亡くなった・・・と。
要は、Mさんが来訪できるはずがない・・・という話。
コレ、いまだに親戚内で語り継がれている曾祖母の不思議体験。
当時、曾祖母と同居していた叔父さんはこの話を初めて聞いたときは曾祖母がおかしくなったのでは?と思ったらしいけど、曾祖母がMさんの息子さんに電話をしたタイミングと、Mさんが天に召されたタイミングがピッタリ過ぎ・・・ということでゾッとしたらしい。
僕は小学生の頃に曾祖母本人からこの話を聞いたのですが、全然怖さを感じませんでした。
なにしろ、曾祖母本人も怖いというより「挨拶に来たに決まってるよ。」なんて言って嬉しそうに合掌して宙を拝んじゃってましたもの。
・・・という・・・恐怖要素が皆無で、むしろ温かみのある話ですが・・・
皆さんは霊の存在を信じますか?
・・・ほら、そういうのがお約束の時期でしょ。
なお、僕自身は幽霊を見たことはございません。
少し前の記事で書きましたが・・・昔、ラーメンを食べ過ぎた時・・・そうとは知らずに深夜の心霊スポットで嘔吐してしまったのですが、そこでは何も見なかったので(笑)・・・たぶん、僕はそういう性質ではないのでしょうな。
あ、そういえば・・・前記の曾祖母の話と並んで、親戚内でザワついた話をもう一つご紹介しますね。
第二話・車窓の人影
親戚のお兄ちゃんが若い頃に・・・
31スカイライン後期に乗ってまして・・・新車か中古かは知らない。
4ドアハードトップの赤いヤツ・・・なかなか奇抜な選択でしたな。
で、その納車かなんかの時に撮ったらしい写真があったのですよ。
駐車場に止まった赤いスカイラインの前に立ち、両手ピースでキメる
当時リーゼント気味だった若き日のお兄ちゃんの図。
で、この写真・・・
スカイラインのリアドアのガラスに手前に停まっている車のシルエットだけじゃなくて、人のシルエットが結構ガッツリ映っているわけ・・・最初はお兄ちゃんの影が映っているんじゃない?と思っていたのですが、位置関係がおかしいのよ。
要は・・・
黄色く示したあたりに人が立ってないと、そういう影は映らないよね・・・みたいな。
でも、そこには誰もいないわけ・・・いれば写真に写るはずですよ・・・
その影の主がね。
・・・という・・・なかなか不思議なお写真ですのよ。
で、この写真を撮ってから約半年後・・・お兄ちゃんは・・・
美人の嫁ゲット!v( ̄Д ̄)v イエイ
・・・みたいな。
特にヤヴァい現象など一切なく、むしろ順調。
親戚の中で一番縁遠いと思われていた人物が真っ先に御成婚。
以降、子宝にも恵まれ、仕事も順調・・・順風満帆ですな。
お兄ちゃん本人も「あの写真を撮ってから人生が好転した気がする。」と言ってます・・・マジか・・・。
まあ、写真との関係性は???ですが・・・いずれにせよ、ガラスに映った人影の正体は、いまだに不明でございます。
・・・という感じで・・・そういう話って、時々聞きますよね。
あ・・・あと、よく言われているのは・・・
猫が不意に視線を向ける時、
そこには何かがいる・・・という話。
たしかに、身内が飼っている猫ちゃんが誰もいない場所に急に視線を向ける姿を時々見ることがございます・・・何か見えているのかしら?
まあ、コレも諸説ありますな・・・猫の目は人間の目で見えない波長の光が見えるから、それを見ているだけ・・・という話も読んだことがありますからね・・・どうなのかしら?
そうそう、猫の目と言えば・・・
パジェロですな。
えええええっ!それ強引!Go in!
「パジェロですな」・・・ぢゃなくってさ・・・普通、そっからパジェロの話にもっていくかしら?
時には強引さも必要なのよ。
強引なオジサンは好きでつか?
(笑)
いやいや・・・御批判はごもっとも。
しかし、やらねばならないのです。
男たるもの、やる時はやらなきゃダメなのよ!
ご理解くださいませ。
ということで・・・気を取り直して・・・
「パジェロ」の名前がヤマネコの一種に由来しているのは有名な話。
そして、代々パジェロが継承してきたフロントのイメージ・・・
ネコ科の動物をイメージしてデザインされている・・・というのもよく聞く話ですな。
ちなみに・・・
イエネコじゃなくて、ヤマネコの部類ですよ・・・イエネコだと完全脱力系になっちゃいますからね。
で、結構前の記事でパジェロの定番的デザインテイストに関して書いたことがありまして、その時にも似たようなことを書いた記憶があるのですが、パジェロの顔つきに関しては・・・
ある法則のようなものが存在しております。
それは厳密に言うと、初代のテイストを継承した2代目で確立された「パジェロ顔の基本要素」みたいなもの。
大きめのグリル部には太めの横棒を配し、その左右にグリルと同じ厚みのヘッドランプを配置。
ヘッドランプは左右ともに外側のウィンカー部分で下端のラインが跳ね上がるラインを描く。
また、バンパーにはグリルとヘッドランプの境界の延長線にオーバーライダーもしくはそれに準じた形状処理が施され、顔つきを引き締める。
・・・みたいな感じ。
なお、かつてのパジェロミニやパジェロイオ等のパジェロ系シリーズ車種もこの要素を採り入れておりますた。
で、この要素で構成されてきたパジェロ顔ですが・・・
三菱が展開するダイナミックシールドの由来になっているらしい・・・
正確にはパジェロとランエボ10がルーツみたい。
ランエボ10は上図のようなことらしい。
三菱的にはブラックフェイスと呼んでいる黄色枠内の黒い範囲の存在で高いパフォーマンスを表現しているらしい。
で、パジェロの方は・・・
たぶん、こういう解釈・・・車を守る=プロテクト感、そこから来る信頼感やタフ感を表現しているらしい。
さて、上記の2要素をルーツとするダイナミックシールドですが、三菱がダイナミックシールドを提唱し始めて初期の頃・・・
もしや次期パジェロか?と騒がれたコンセプトカーGC-PHEVが公開されますた。
グリル部にパジェロ的なものを感じさせるものの、歴代パジェロで特徴だったヘッドランプは薄型のものが配されており・・・パジェロの顔つきとして完全体ではなかった。
そして、このGC-PHEVを見て以来・・・
次期パジェロはどんな顔つきになるのか?
・・・コレが僕の中で一つのテーマになったのでございます。
このテーマは当ブログ的に言い換えると・・・
パジェロ顔をベースとした
ダイナミックシールドを作れるか?
・・・という話とほぼ同義であると言っても良いと思っております。
なお、この件については三菱自体も意識をしていたと思われるフシがありまして・・・
4代目パジェロの最終型モデルにおいて、バンパーからグリル周辺にかけてメッキ部品を配し、ダイナミックシールドを意識したような造作をパジェロに与えていたのですよ。
しかし、突貫工事的に取って付けた感があって、ダイナミックシールドと呼ぶには少々苦しいものがございますた。
じゃあ、どうすりゃイイのかしら?という話ですな。
・・・ということで、ここで少しダイナミックシールドについて考えてみることに致しましょう。
現在市販されている三菱車の大半はダイナミックシールドを採用しておりますが、当然のことながら車種によって様々な表情の違いを見せております。
ダイナミックシールドの特徴であるバンパー左右からのプロテクター的な造形に関しては上のような類別が主になっております。
① X型・・・ekクロス、ミラージュ等
② 鋭角型・・・エクリプスクロス、エクスパンダー等
③ 水平型・・・デリカD:5、新型アウトランダー等
④ 上部水平型・・・新型エアトレック、MI-TECH(コンセプトカー)等
上記の類型は僕が勝手に考えたものですが、概ね上記のような感じだと思っております。
で、これらの類型に対して全体の面構成、ヘッドランプの位置や形状を変化させることで多様な顔つきを作り出しているわけですな。
なお、大半の場合はプロテクター的造形の縁部に光輝部品をあしらい歌舞伎の隈取のように特徴を際立たせるを演出しておりますが、デリカD:5のように光輝部品を配さないパターンも存在いたします。
そして、上記のダイナミックシールドに関する類型を総合的に見ると、ダイナミックシールドを構築する上で最低限必要な要素が見えてくるのでございます。
コレです。
非常に単純ですが、左右から包むように車体前面へと回り込んでくるバンパーの造形が、正位置及び反転の「コ」の字状を呈しており、この造形こそがダイナミックシールドの基本要素であると言えるのでございます。
さて、ここで主題に戻します。
パジェロ顔をベースとした
ダイナミックシールドを作れるか?
この主題に対して、前掲の要素が重要になってまいります。
まず・・・
そして・・・
これらの基本要素をどのように合体させるのか?
・・・という話であり、それはすなわち・・・
次期パジェロの想像図になる。
・・・と言っても過言ではない・・・という話ですな。
当ブログでは以前より次期型パジェロの方向性を幾度も模索してまいりますた。
前掲のコンセプトカー・GC-PHEVをモチーフにしたものや・・・
コンパクト・クロスカントリーモデルとして刷新するプラン等をお示ししてまいりますた。
モデルとしての方向性は、その都度で変わっておりましたが、それらを作成する際に必ず重要な検討点となっていたのは・・・
顔つきの設定を
パジェロ推しにするか?
ダイナミックシールド推しにするか?
・・・という点でございますた。
そこで、今回はそれらについて3つのパターンを作成し、より良い次期パジェロ像を模索しようと考えております。
それでは、今回作成したものを以下にご紹介させていただきます。
まず、一つ目のパターンA。
次期パジェロ。コンサバティブバージョン。
パジェロと言われて一番シックリくるのはこの仕様だと思うし、好き嫌いも少ないだろうと思われます・・・つまり保守的仕様。
ダイナミックシールド要素はバンパー部で表現しており、割と大人しめの雰囲気ですな。
ただ、逆に言うと4代目モデルあたりの焼き直し的な類似感を否定できず、変化という観点では面白みに欠ける仕様かもしれません。
なお、フロントフェイス以外の部分は全パターン共通にしており・・・
ロングボディは新型アウトランダー的なものをアレンジしますた。
ショートボディはパジェロ伝統の太いBピラーを特徴とするスタイルで構成しております。
さて・・・次はパターンB。
次期パジェロ。完全ダイナミックシールドバージョン。
グリル部はパジェロ要素を意識したものにしておりますが、それ以外は基本的にダイナミックシールド要素だけで仕上げております。
あくまでも印象の話ですが、ヤマネコというよりトラやライオンのような猛獣的な印象を受けるのは気のせいでしょうか?
また、今までのパジェロ的な顔とは完全に異なる方向性なので、好みが分かれるだろうと想像しておりますよ。
次、パターンC。
次期パジェロ。ハイブリッドフェイスバージョン。
パジェロ顔とダイナミックシールドの一体混合型を意図した仕様でございます。
手法としてはパジェロ顔にダイナミックシールドの「コ」の字型造作物を喰い込ませることで、両方の要素を兼ね備える形にしております。
フロントフェイスのデザイン上の構造物がヘッドランプに食い込むのは最近ではよく見られる手法で、そういうのもアリかしら?みたいな。
ダイナミックシールドの定番的なものからは少し逸脱しておりますが、表現方法としては申し分ないと考えております。
さあ・・・皆さんなら、どのパターンがお好きでつか?
パターンA
パターンB
パターンC
・・・ということで・・・
次期パジェロのネタに関しては毎度のことで恐縮ですが・・・
次期型パジェロ存在の有無は不明である。
・・・という根本的な問題を完全に無視して進行するのが当ブログでは定説となっております。
次期パジェロについては諸説あり・・・ただし三菱自身も次期型を完全否定するような公式アナウンスはしておらず、もしかするとパジェロの復活はあるのかもしれない。
要するに、次期パジェロというのは、その存在が定かではなく・・・
亡霊のようなものでございます。
伏線回収ですな・・・。
皆さんは次期パジェロの存在を信じますか?
・・・的なね。
(笑)
そういえば、霊の存在を信じるか否かについて僕の意見を書いておりませんでしたね。
僕は、どちらかと言えば信じている方に属します。
だって、辛い時にはご先祖様とかに「どうしたらイイのかしら?」とか「助けてちょ!」と言いたくなるじゃない・・・そういう時に心の拠り所になるじゃない。
もちろん、嬉しい時は「ありがとう」「幸せですな」と分かち合うこともできるかもしれない。
だから、そういう存在もあるかもね・・・的な認識でいる方が平和な気がしております。
あとね・・・僕は心霊スポットには行きませんよ。
いやいや・・・若い頃に心霊スポットでラーメンを嘔吐してしまった時は、そこがそういう場所だって知らなかったから・・・アレは仕方ない。
そういうのじゃなくて、怖いもの見たさの遊びでは行かない方がよいと思っている・・・霊が存在すると仮定した場合・・・その存在は、今は霊として存在しているけど、昔は今の僕たちみたいに生きていた方々なわけでしょ。
で、そういう方々のところにワチャワチャと知らない人達が土足で踏み込んだら・・・普通、良い気はしないでしょ。
そういうのメンドくさいとか、迷惑だとか・・・そういう感覚は生きている人と変わらないんじゃないかしら?
ましてや入れ替わり立ち替わりで出入りされたらガチギレよね。
だから、そういう噂のある場所にわざわざヒヤカシに行くようなことはしないのね・・・それが平和。
「自分がされたらイヤなことは、人様にもしちゃダメ。」という考え方・・・そこは生きている人も霊も共通だと思うのね。
そういう認識でいる方が平和だと思うのよ。
・・・と、ここまで書いていると・・・
お前、結構ガッツリ信じてるじゃん。
・・・と言われそうなんですけど・・・。
う、うん・・・まあ・・・なんていうか・・・やっぱり曾祖母の体験とか聞かされると・・・アレってさぁ・・・説明ができないわけよ。
だって、当時の状況的にどう考えたってMさんが曾祖母のところに来るのは物理的に不可能なわけ。
それに、曾祖母がMさんのご家族に電話をしたタイミングと、Mさんが息を引き取ったタイミングが合い過ぎているのよ。
そもそも・・・その話自体が嘘なんじゃね?と言う方もいらっしゃるかと存じますが、後日談的な話がございまして・・・
Mさんが天に召されてから数年後・・・曾祖母も天に召されまして・・・
曾祖母は割と長生きで大往生だったから、お葬式も悲壮感は皆無で和やかな雰囲気でしたな・・・でね、そこにMさんの息子さんが来てくれたんですよ。
それで、息子さんが叔父さんと立ち話しているのを聞いていたら、例の一件について話していたのですよ。
曾祖母がMさんの臨終の瞬間を見ていたんじゃないか?っていうくらいのタイミングで曾祖母から電話が入った・・・と。
しかも「今、Mさんがウチに来たんだけど・・・」って、息子さんにしてみたら???なわけね。
その話を聞いて「あの話は嘘じゃない」と確信したのでございます。
だって、Mさんの息子さんは善意の第三者なわけで・・・証言としては信用できるでしょ。
だから、「世の中には、そういうこともあるんだなぁ~」って子供ながらに思ったわけですわ。
・・・ということで皆さん・・・
ご先祖様には感謝しましょう。
今回は以上です。