AMANDLA | MITSUのブログ

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ニューヨークの路上で鍛えられたBlues Manの日記。

今日は、最近アフリカずいてるついでに「AMANDLA」という南アフリカの映画を見ました。
どういう映画かというと...
何年か前まで南アフリカでは「アパルトヘイト」という名の「人種隔離政策」がありました。そこで、多くのアフリカ人が迫害され、殺され、それを撤廃するために、南アフリカ国内は内乱のような状態になりました。
ここまで書くと、とてもシリアスな重い映画に思えるのですが、少し違います。

南アフリカでは、どんな時でも「歌」があり、戦乱中も、牢獄でも、自分を奮い立たせる為や、メッセージを伝えるために歌いました。
南アフリカは、唯一「歌」によって革命され、民衆が自由を勝ち取った国なのです。
アフリカ人達は、「歌」と「足踏みを混ぜたダンス」のみで、「政府の戦車」や「武装した兵士」に立ち向かったのです。もちろん、何人もの犠牲者はでましたが、それでも彼らは突き進み、最終的には戦車や兵士達が恐れて後退してしていったらしいのです。
政府が「歌う」事を法律により禁止しましたが、それでも「歌う」ことをとめる事はできなかったのです。

はっきり言うと、この映画は「凄い」です。

「歌」や「音楽」が持つ、「パワー」を改めて感じます。
この事は、僕が長年追求している事でもあり、僕が最も演奏を通して伝えたい事でもあります。
「アフリカの音楽」「BLUES」「JAZZ」など...黒人の音楽には人の魂に訴えかける「パワー」があります。もちろん、その他の音楽にも「パワー」がありますが、黒人の音楽は特に「強いパワー」があります。
日本の昔から伝わっている民謡などの伝統音楽にも、日本人にはグッとくる「パワー」があります。
なかなか言葉で表現するのは難しいのですが、おそらくそれは「生きる力」なのだと思います。
僕は、それが何か知りたくてNYくんだりまで行ってハーレムでTEDの家に居候しました。今は、日本に戻り「津軽三味線」などを改めて勉強しだしたり、今だに手探りで探している最中です。
時には音楽の持つ「パワー」により、僕自身が救われることもあります。
これは、音楽的な理論や技術などテクニック的な事とはまた違う部類のもので、最近ようやくその「パワー」の輪郭がぼんやりと見えてきているような気がします。

別に僕は映画会社の回し者ではないのですが、もし、少しでも「音楽」に興味がある人には是非この映画を見て欲しいですね。

おそらくみんな、「歌って、これからの人生をHAPPYに生きられる!」ようになると思いますよ~♪

興味のある人はこちらをどうぞ↓
http://www.amandla.info/