今日から、7夜連続ドラマのように、七回に分けて10/28に全国発売されるNEWアルバム「DELTA BLUES PROJECT Vol.1」の各曲の説明をしたいと思います。
http://www.deltabluesproject.com/store.htm1日目の今日は、
1曲目「 RED DRESS」について...
これはTEDに教えてもらった、BoogieというタイプのBluesです。
勢いがあってノリの良い曲なので、アルバムの一曲目に持ってきました。
曲全体がベースレスとは思えないくらい勢いがあり太い音に仕上がっています。
ボーカルは一度録音したトラックを、ギターアンプに通し録音しなおし、最後にエフェクトをかけて独特の「ラジオボイス」に加工しました。
僕は、このパワフルな疾走感が気に入ってます。
おそらく、この一曲目を聞くと賛否両論あると思います。
昔ながらのBLUESを好きな人は、
「なんじゃこりゃ?こんなのBLUESじゃない!」
と言う人もいるでしょう。
逆に、BLUES以外のジャンルを良く聞く人は
「カッコイイ!」
と思う人もいると思います。
どちらにせよ、この曲は「現時点で僕が1番カッコイイ」と思ったアレンジをしました。
僕は、BLUESが大好きです。
しかし、「モノマネ」をすることは、あまり好きではありません。
もちろん、最初は誰かの真似をして練習したり、テクニックを学ぶ必要がありますが、その後は、自分のアイデアなどを付け加えてオリジナリティーがある演奏スタイルを作るべきです。
そっくりそのまま演奏して評価されたいのなら、ハリウッドにでも行って「エルビスプレスリーのそっくりさん」と同じように演奏すればいいのです。
なぜそう思うかというと、僕は1人のミュージシャンであり、アーティストだからです。
僕は今まで色々なタイプの音楽を演奏し、影響も受けてきました。
SOUL,FUNK,JAZZ,ROCK,AFRO-CUBA,R&B,HIP-HOP,レゲエ,ドラムンベース,津軽三味線,民謡,クラシック etc...
もちろん、その根底には「BLUES」があり、最も僕に影響を与えています。
その「BLUES」が知りたくて、僕はNYのHARLEMにまで行って、TEDの家に居候し、約3年半もの間TEDと演奏を共にし、「BLUES」を教えてもらったのです。
だからこそ、昔ながらのBLUESをそっくりそのまま演奏するのではなく、「BLUES」のスピリットは残し、「サウンド」に関しては今回のように「アレンジ」し「音も加工」して仕上げました。