昨日、新橋でフランス人家族に出会った。
どうやら、旅行で東京を訪れていて、明日フランスに帰るらしい。
父、母、息子、娘の典型的な家族で、父親だけが英語を話していた。
「東京観光は楽しめた?」
「楽しかったよ!だけど、お土産をまだ買っていないんだ。」
「よかったら僕のCDをお土産にどう?」
「おっ、イイね~。君のCDを日本のお土産として一枚買っていくよ。」
「ありがとう♪楽しんでね♪」
「最後にイイ土産が出来たよ。」
「いい夜を♪」
「ありがとう!Bye!」
まあ、ここまでは良くある会話なんですが、よくがんがえてみると。。。ちょっと面白い。
なぜなら、観光旅行に行くと土地のものをお土産に買うのはわかるのだが、普通ベタなものにする人が多い。
例えば、「韓国→キムチ」「アフリカ→木で作られたお面」「アメリカ→着色料満載のカラフルなお菓子」「温泉→饅頭」等。。。
おそらく、そうする事によって、国に帰って友達や近所の人々に説明する時に、話が盛り上がりやすいからだろう。
わかりやすいからね。
しかし、今回のフランス人家族は帰った後どうするのだろう?
例えば、彼らの住まいが「○◆△郡○◆△村」のようなフランスの田舎町で、近所の人たちも「日本といったら→侍、フジヤマ、腹きり、天ぷら」と思っていたら。。。
友人達を夕食に招いて、暖炉を囲みワインでも飲みながら日本の土産話で盛り上がりっている最中、「この日本で買ったCDを聞いてみよう!」という事になって、CDプレイヤーの「再生ボタン」を押した後の、彼らの会話はどういう方向に進んでいくのだろうか?
「ナゼ、ジャパニーズ デ ブルース?」
「イヤ、トキオ ニハ シンバシ ト イウ マチ ガアッテ、ソコデ エンソウシテイタ。。。。 モウスコシ ワイン デモ イカガ?。。。。 ダカラ、ニホン イコール サムライ ノ イメージハ マチガイデ。。。。 コノ オニク オイシイハネ。。。。 ブンカ トイウノハ 。。。。」
妄想してみたら、ちょっと面白かった。