お勉強 | MITSUのブログ

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ニューヨークの路上で鍛えられたBlues Manの日記。

最近、やたら図書館で本を借りて読んだり、いろんなジャンルの音楽を借りて聴いたり、英語の勉強をしてる。

なんの心境の変化か、自分でもわからないが、どうやら最近は特に知識欲が強いらしい。

正直な事を言うと、数年前までは、はっきりいって本なんてものは、ほとんど読んだことが無かった。
本なんて読む奴等はアホだ!くらいに思っていた。(本当は読んでないほうがアホなんだけど。。。)
なぜなら、全然面白くないし、興味がなかったのである。
(音楽の方が、楽しかったので、それ以外には興味があまりなかったのよね)
ホントは、30歳になる人間がこんなこと言ってる場合ではないのだけど。。。
それでも、食わず嫌いは良くないと思い、一度チャレンジした事があったが、たまたま、それがサスペンス系の少し怖い話で(題名はわすれたけど)、それを読んだ後、かなり心理的に大変だった。

何が大変か?

本を読み慣れていない人間が、本を読むとどうなるかというと、まず、イメージ(想像力)のコントロールのしかたが慣れていないものだから、例えば「怖い話」を読んだ場合、その「怖いイメージ」が頭の中でドンドン広がっていき、「夜、暗くして寝れない」とか「夜、一人でトイレにいけない」とか、はっきりいって子供のようになってしまう。
いい大人が情けないのだけど、想像力をコントロールできないと、怖いイメージが妄想的にこんな感じで、ドンドン拡大していく。
TVや映画などの映像だと、イメージはインパクトとして一瞬で過ぎ去っていくのだけど、本の場合は映像がないので、イメージはどこまでも広がるのよね、これが。
普通に考えれば、当たり前のことなんだけども。。。
一度目のチャレンジのときは、こんな感じが一週間くらい続いた。
おそらく24歳くらいのとき。

しかし、なぜそんな人間が本を読むようになったのか?
実は、僕は半年前からTVの無い生活をしている。
唯一、TVを見るのは、「ラーメン屋でメシを食べているときに、そこで流れているTV」くらいで、これはこれで、逆に新鮮なんだけど。
まあ、それはさておき、「TV」が家に無いとヒマなとき何をするかというと、「植木に水をやったり」、「掃除したり」、「世界征服の計画をたてたり」、「宇宙人と交信を試みたり」、「本をよんだり」するのである。

そんなこんなで、本を読んでいると、文章にも音楽と同じように、リズムや、テンポや、ストーリーや、メロディー、があることに気がつく。
こりゃ、面白い。
だから、音楽と同じように、本を読むことを楽しめるようになってきたのよね。
当たり前といえば、当たり前なのだけど、これが気がつかないと、まったく気がつかない。
手品のタネあかしみたいに、わかってしまえば単純なことなんだけど。

こうやっていろんな事を見たり読んだり聞いたりしていると、異なるタイプの芸術にも共通点がたくさんあって(たとえば、絵画や本や音楽や芝居とか。。。)、他のジャンルの物から音楽的アイデアをたくさん見出すことができて、面白い♪

最近、特に興味があるのは、
「JAZZピアニストのセロニアス・モンク」と「天才画家ゴッホ、ピカソ」と「SF作家、筒井康隆」には、同じ「スピリチュアルや匂い」があって、それらの作品には共通した「人を惹きつける何か」があるというのを、個人的独断と偏見で勝手に発見したので、それは「何なんだろう?」ということを研究している、
ことである。

どうやら僕は、ヒマでお金が無いと、いろんな事を考え、創造し、実験する傾向にあるらしい。