10/26 | MITSUのブログ

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ニューヨークの路上で鍛えられたBlues Manの日記。

手術当日。

手術は13時スタートの予定。
12時頃には、手術服に着替えて、点滴をし待機。
今日は、食事が出来ない。
その際に、前の人の手術が押していて、ボクの手術が1~2時間遅れると伝えられた。
というか、イベントのライブのように、手術の時間が押すってあるんだ・・・。

待ち時間の分だけ不安でドキドキする。
たぶん、こんなにドキドキするのは、NYの911テロに遭遇して逃げた時以来だ。
とりあえず、不安なのでi podで音楽を聴いた。
こういう時の為に、いろんなタイプの曲を沢山いれておいたのだ。

こういう時にどんな音楽が心安らぐか、人それぞれ違うと思いますが、ボクの実体験から結論を伝えると、

ぶっちぎりで、1位は、フジコ・ヘミングのピアノ・アルバム「La Campanella」に収録されている「ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9の2(ショパン)Nocturne No.2 in E flat major Op.9-2(F.Chopin)」という曲。
彼女のピアノは、すごいです。かなり心安らぎます。

2位はいくつかありまして、
ナット・キング・コールの「Smile」

ボブ・マーリーの「Three little birds」と「Is this love」

オルゴールで奏でられた「パッヘルベル・カノン」


そんなこんなしていると、手術の時間になった。
点滴をつけながら、エレベーターで手術室がある階まで移動する。
なんだか、ライブ前のような感じがする。
ちょっとお腹がぐーとなる。
人間はどんな状況下でも腹がへるようだ。

手術室は、テレビや映画でみるような光景とだいたい同じ。
手術台は電気毛布で暖めてもらっていたので、横になると気持ちがいい。
全身麻酔を口にあてがわれ、
「最初少し咳き込みますけど、すぐ収まりますから大丈夫ですよ」
と言われ、実際にそうなり、頭の中で「あ、本当だ」と思った瞬間、落ちて記憶が無くなった。


3時間後、目を覚まされ、手術が終わったことを伝えられる。
鼻の中にガーゼが沢山詰まっておりパンパンに膨れてる。
口でしか呼吸が出来ない。
人工呼吸器が喉に入っていたせいで、せきがでる。
頭の中は、まだ麻酔で混沌としてる。

ベットのまま病室に移動。

痛み止めの点滴をしてもらっているのだが、痛みと、口呼吸の苦しさでほとんど眠れなかった。