手術は13時スタートの予定。
12時頃には、手術服に着替えて、点滴をし待機。
今日は、食事が出来ない。
その際に、前の人の手術が押していて、ボクの手術が1~2時間遅れると伝えられた。
というか、イベントのライブのように、手術の時間が押すってあるんだ・・・。
待ち時間の分だけ不安でドキドキする。
たぶん、こんなにドキドキするのは、NYの911テロに遭遇して逃げた時以来だ。
とりあえず、不安なのでi podで音楽を聴いた。
こういう時の為に、いろんなタイプの曲を沢山いれておいたのだ。
こういう時にどんな音楽が心安らぐか、人それぞれ違うと思いますが、ボクの実体験から結論を伝えると、
ぶっちぎりで、1位は、フジコ・ヘミングのピアノ・アルバム「La Campanella
彼女のピアノは、すごいです。かなり心安らぎます。
2位はいくつかありまして、
・ナット・キング・コールの「Smile」
・ボブ・マーリーの「Three little birds」と「Is this love」
・オルゴールで奏でられた「パッヘルベル・カノン」
そんなこんなしていると、手術の時間になった。
点滴をつけながら、エレベーターで手術室がある階まで移動する。
なんだか、ライブ前のような感じがする。
ちょっとお腹がぐーとなる。
人間はどんな状況下でも腹がへるようだ。
手術室は、テレビや映画でみるような光景とだいたい同じ。
手術台は電気毛布で暖めてもらっていたので、横になると気持ちがいい。
全身麻酔を口にあてがわれ、
「最初少し咳き込みますけど、すぐ収まりますから大丈夫ですよ」
と言われ、実際にそうなり、頭の中で「あ、本当だ」と思った瞬間、落ちて記憶が無くなった。
3時間後、目を覚まされ、手術が終わったことを伝えられる。
鼻の中にガーゼが沢山詰まっておりパンパンに膨れてる。
口でしか呼吸が出来ない。
人工呼吸器が喉に入っていたせいで、せきがでる。
頭の中は、まだ麻酔で混沌としてる。
ベットのまま病室に移動。
痛み止めの点滴をしてもらっているのだが、痛みと、口呼吸の苦しさでほとんど眠れなかった。