H君は知的と身体の重複障害を持っています
生まれて数ヶ月で両親と離れて、病院が彼の家になりました
愛着障害、見捨てられ不安、障害特性…
抱えているものは、大きすぎるくらい大きい
でも…
だから仕方ない、と理解してもらいたいわけではない
かわいそうだから、と同情してほしいのでもない
どんな境遇であっても
「僕は僕」
僕にとってはそれは当たり前
一人の、今を生きる人として、
目の前の、そのままの僕を見て欲しかっただけ
「悲しいよね」
「同じようにやりたいよね」
意味もわからず突如として自分の中に沸き起こる
怒りや悲しみ
その理由なんて僕にもわからない
ただその感情を受け取ってくれたら…
それだけで
僕は生きていていいんだ
と思える