プロのプロが教える洋蘭の育て方・植込材はニュージーランド産のミズゴケが最高!

これで貴方も毎年豪花な洋蘭の花を咲かせられる!!
洋蘭栽培の初心者は植え込み材をいろいろの種類に替えたい方が多い。バーク、軽石、木炭等。これらで植え込むと株がぐら付き易い。一度株がぐらつくと、それで根の成長が止まり新たな根が生えようとします。数度株がぐらつくと根の成長が止まり株は衰弱し枯れてしまいます。
ミズゴケで植えるとしっかりと株は固定されます。ただし、乾燥ミズゴケの戻し方(戻し方は下方に記述します)と植え込み方が問題です。以後、ミズゴケと書くとニュージーランド産のミズゴケを指します。
「ミズゴケ=肥料」
昔、或る会社とニュージーランド産のミズゴケの成分分析をしたことがあります。
結果は、ありとあらゆる成分がミズゴケには含まれていました。30年ほど昔は、現在のミズゴケのような美しいものではなく、1.2m角ほどの袋に詰められていました。それには羊の毛や糞がバケツ一杯ほどが取れました。これから推測すると、ミズゴケの草原に羊が放牧されその尿や糞が肥料となりミズゴケに吸収されたのだと思います。
ミズゴケは「植込材」だと考えられがちですが、 「ミズゴケ=肥料」 なのです。
バークや軽石、木炭には洋蘭が生育する養分はほとんどありません。
洋蘭のフラスコ苗はミズゴケを巻いて植え込まないと全く生育しません。これはミズゴケに含まれる養分を吸収して生育しているからです。
多くの方が 「ミズゴケ=肥料」 であることをご存知でない!
あるとき、大きな洋蘭生産農家を見学しました。胡蝶蘭をミズゴケで植え込んでいました。乾燥ミズゴケを水で戻すのを見ました。大きな水槽に水を張りミズゴケを浸け込み、洗濯機の脱水機に掛けて水分を飛ばしています。これではミズゴケに含まれている大切な養分が全て抜けてしまいます。生産農家でも一般洋蘭園でもミズゴケの戻し方をご存じない。
「ミズゴケの戻し方と植え込み方」
先ずミズゴケを使う前日に、乾燥ミズゴケを20cm角程度に軽く割り如雨露で軽く水打してビニール袋に入れます。一晩置くとミズゴケはふわっと戻ります。ミズゴケを強く握ると数滴水が垂れるのが最適な水分量です。
「素焼鉢にミズゴケ植えは水遣りのタイミングを教えてくれる!」
綺麗に洗った素焼き鉢に植え込みます。植え込む株の根に対し水平になるようミズゴケの繊維を掴み巻きつけます。その後、素焼鉢に強く押し込みます。2cmほどの水溜まりを作るように鉢の縁とミズゴケを押し込みミズゴケが鉢へぴったりと付くようにします。
植え込み終わると素焼鉢の外面が黒くみずぽくなります。
以後の水遣りは素焼鉢の外面を見て、みずっぽく無くなれば次の水遣りのタイミングです。
美しく洗った素焼鉢にミズゴケ植えすると鉢が水遣りのタイミングを教えてくれます。
株を鉢に植え込むとき、鉢底に鉢欠けや発泡スチロールを入れてはいけません。
ミズゴケを1cmの厚みに敷きこみます。
根は下へ伸びたところ鉢欠けでは養分がありません。ミズゴケだと養分たっぷり!
「植え替えの仕方」
2年程度経過した鉢は植え替えが必要です。一般の洋蘭の書物には植え替えは、植え込み材を全て取り去るように書かれていますが、こんな荒療法をすれば株は大きなダメージ受け、株は枯れてしまうか数年花は咲きません。
私が教える植え替え方は、鉢から株を抜き、黒く変色しているところのみ軽く取り去る。戻したミズゴケの繊維を水平に巻き、一回り大きな素焼鉢へ押し込みます(鉢底には薄くミズゴケを敷き込む)。根は全く触れていないので即、肥料を与えて養生します。その年から豪花な開花があります!!
植え替えをするのではなく鉢増しをします。
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