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東北本線白河駅(しらかわ)の巻です。
福島県白河市郭内にあります。
待合に似合う長距離列車は来ないけれど、ホームにある待合室はとてもすてきです。
左側は運転室だったようですが、いまは詰める駅員さんもおらず、残念。
駅舎はこちら。
東北の駅百選に入っている見応えある駅舎です。駅舎を正面にして左手は、かつてヤードが広がっていたと思われます。そこは、白河市の文化交流施設「コミネス」や図書館「りぶらん」、広場などとなっています。
現在は一段低くなっていますが、線路だった頃はどうだったのでしょう。
かつての配線の様子は、f54560zgさんがまとめていらっしゃいます→(こちら)。線路ではなくなったときに、駅舎とほぼ同じに下げたようですね。
線路を挟んで反対側、お城側には機関区が広がっていたようですが、現在は公共駐車場になっています。機関区があったとは想像できないくらいに変わっています。蒸気機関車の基地でしたから、分からなくなって仕方ないでしょうか。
さて、現在の配線略図(2018年5月現在)はこちら。
ポイント番号は、推測した箇所があります。
f54560zgさんが観察なさった2002年と変わりがないようです。私も現在と同じ配線のメモを1999年に残していました。
ホーム二面しかない駅で常磐線高萩駅と似ているように思います。
始発終着列車、○ヨの編成もあるため、入換可能な駅ですが、ホームのない副本線から出発可能となっていて、どのような列車を想定しているのか、想像が難しいです。
下1から上り東京方へ出られます ( 4L=右、左は上本出の 3L )。
留置列車を新白河への回送や、黒磯方面からの後押し機関車(このような運用はなかったですが)を返すことも念頭にあったのでしょうか。
より首をひねるのは、上1から青森方に出発できる( 8R )ことです。
須賀川花火臨時で、矢吹折返しが一杯のときにここを用いて折り返していたと思われる列車があったと推測したことがありますが・・・ 上本から青森方がならまだしも、なぜに上1から青森方? いまでは仙台支社管内ですが、東京北局→東京地域本社管内・大宮支社管内と仙台支社の境が白河ー久田野にあったので、そのことの影響があるのでしょうか。
乗降の必要ない貨物列車などの待避で上1、下1、下2が着発可能です。
お城側の道から観察していたら、下1着発のさび取り(?)貨物列車が来て、6R がG現示になりました。わざわざ白河副本線着発にしなくてもよいのですが、時間調整のためか、副本線着発の列車があるようです。下2着発の列車はあるのかしら?
では、上り出発信号機からまとめます。ホームの東京寄りから撮りました。
(左)上1出発 2L。線路二本挟んで、(右)上本出発 3L。それぞれ上り本線東京方への入換信号機があります。
(左)が上本 3L。背中が下出中継 (7R)。線路二本挟んで、中央が下1 4L。一番右に見えるのが、下2の入換信号機。
写っていませんが、下本、下3→上り本線東京方の入換信号機もあります。
駅舎側の敷地外から撮った3L、13L。その後ろが、下本→上り本線東京方の入信 14L。普段、14Lは進行現示を出しませんが、下本停車中の車両から見えるのかな?
反対の下り出発信号機を見ます。
ホームの青森寄りから、先ほどご覧に入れた上1出発 8R。下には上1→下り入換線の入信 27R。左に見えるのが、上本→下り入換線の入信 26R。
中央左が下2出発 5R。中央右が下1出発 6R。右が下本出発 7R。それぞれ下り入換線への入信があります。
観察したときには、下3にE531系5両が留置してありました。新白河からの回送は、下本、下1、下2のどの線に到着なのでしょう? おそらく下本到着でしょう。下本→下り入換線→下3と入換されたのでしょう。
夕方、出区は下3→下り入換線→上本なのかなあ。
ごちゃごちゃしてしまいました。最後は一気に。
上り場内 9L。盛土で狭いので、手代がついています。
下り入換線の入信 11R。
おそらく、上1、上本、下本、下1、下2、下3の6進路。
下り場内 1R。下1、下2へはY、YY現示。見えませんが、下に進路表示器があります。
上り本線東京方の入信 11Rは沿道からは撮影できず・・・
信号機ばかりご覧に入れて、おもしろみにかけるなあ。R現示ばかりだし。
ホームから観察していたら、ちょうど下り列車が来ました。下り本線の下り出発 7R がG現示。それに伴って、出発反応標識が点灯していました。
最後に1992年の配線略図です。配線はほぼ2018年と変わりなく。ただ、このころは線標があったようです。
この頃も、白河終着、始発の455系や715系がありました。入信がないので、駅員さんによる誘導、入換があったことでしょう。見たかったなあ。
調査・撮影は2018年5月。
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