磐越西線 川桁駅 ~かつての乗換駅 | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

(2018年8月27日 地図追加)

磐越西線 川桁駅(かわげた)の巻です。

福島県耶麻郡猪苗代町にあります。無人駅です。

駅舎は無人化されたときに建て替えられたのでしょうか。それでも35年は経っていると思います。

駅前には

立派な沼尻軽便鉄道記念碑がありました。かつては乗換駅。2003年に設けられた記念碑です。

配線略図はこちら。駅舎側を本線とした一線スルーで待避線の下1も両方向進入進出可能となっています。郡山方はY字ポイントで制限を受けます。

 

中の目踏切からみたホーム(郡山方)。上り出発信号機の間に見えるグレーは磐越自動車道です。

振り返って新津方。

磐梯山(猪苗代湖側)がくっきりと。上り場内信号機の反対側に大勢のカメラマンが集まっていました。

磐梯山を写し込むのと、上り列車が右にカーブしてくるところで架線柱もなく、絶好の場所なのでしょう。脇を失礼して、

上り場内信号機 4L、5L。

ホームから場内信号機などを観察していたら、カメラを構えた方々のお目当てが来ました。

8020Mでいいのかな? 四季島。磐越西線内は有効長の都合、交換がある場合は相手を必ず待たせて走る、いわゆる殿様列車のはず。正面からは撮らずに、狙いは信号機。本線上り出発信号機 2L がG現示です。

左が本線上り出発信号機 2L、左が下1番上り出発信号機 3L。

 

反対側を。

左が下1番下り出発信号機 5R、右が本線下り出発信号機 4R。

 

幸野第二踏切をぐるりと回って

下り場内信号機 高い方が本線 2R 、低い方が下1番 3R。

 

一線スルー化される前には2番のりばの外側にもう一線あって3番のりばがありました。そこが下1番でした。KASAさんに提供いただいた1989年3月現在の配線略図でどうぞ。KASAさん、ありがとうございます。

3番のりばの下1がある頃に、特急あいづを待避する50系客車列車に乗ったことがあって、3番のりばで特急通過を待ったことがあります。写真も何もないのですが・・・

 

跨線橋の入り口あたりから郡山方をみました。

防雪壁との間に一線分のスペースが。ここが3番のりばで、旧下り1番線があったと思います。

 

駅舎の郡山方に保守用の線路がありました。

かつては貨物ホームだったのでしょうか。ここから沼尻軽便鉄道との貨物のやりとりをしたのでしょう。

1989年3月当時は1線だったのに、現在は2線。保守線路が増えることもあるのですね。

 

2018年3月17日改正時点、川桁駅は1018発1225M若松行き普通列車が下1着発。交換列車もないのでサビ取りが一日一回!見に行ってみたい。乗ってみたい。上り列車にサビ取りは無し。

 

さて、KASAさんに提供いただいた配線略図を見ると、出発信号機がすべてG、R現示になっています。磐越西線の郡山~喜多方は単線自動閉そく。各駅間上り下り共に1閉そくあります。それなのに、Y現示は無くて、G現示のみ。どうしてでしょう? 謎ができました。

 

周辺地図です。

調査、撮影は2018年6月24日。

 

詳しいことをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント等でご教示下さい。

また、誤りがありましたら、お気軽にコメント、メッセージでご教示下さい。よろしくお願いします。

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