浜吉田 その2(終) | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

浜吉田の2回目。前回はこちら

若干手直しした配線略図です。
浜吉田配線図3

まだ使われていない整備中の第2野地踏切から。
浜吉田構内の上り本線を見ます。
第二野地 上り本線

道床が入れ替えられて美しくなっています。過去にはホームのない中線が存在していました。短くなって保守用線路となっています。
同じ位置から振り返ります。
第二野地 上り本線日暮里方
震災前の第2野地踏切が見て取れます。再開時までには取り払われることでしょう。

同じ踏切から下り本線の構内を見ます。
第二野地 下り本線
いちおう車止めがありますが、復旧用の工事車両が通行できるような雰囲気です。

さて、列車が走っている区間へ。
浜吉田 上り場内
2016年9月3日、上り列車244Mより撮影。
浜吉田までの再開時につけられた下り本線への4Rは注意現示のみ。
2016年12月10日の相馬~浜吉田再開以降には、取り外してしまうのかしら。連動改修にお金も時間もかかるのですが、どうでしょう。

下り本線の岩沼方にある地上子です。
下り本線 上りSn0
当然ながら、必要なんですね。

同じ2016年9月3日、下り243Mから撮った下り本線出発信号機。
浜吉田 下り出発2
前回示した上り出発信号機同様、下り出発も限界表示灯は横を向いたままです。

吉田浜街道踏切から岩沼方すぐの上り線にある使用停止の標と車止め。
浜吉田 上り本線車止め

交換可能な中間駅だった浜吉田が震災後の復旧で折り返し駅となっていましたが、もうじき中間駅に戻ろうとしています。

2016年10月5日河北新報ネットニュースから。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161005_13012.html

以下引用===
<常磐線>内陸移設部分に完成検査合格書

 東北運輸局は4日、12月10日に運転再開するJR常磐線相馬(福島県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)のうち、内陸移設部分について工事の完成検査合格書をJR東日本に交付した。
 検査を受けたのは駒ケ嶺(福島県新地町)-浜吉田間の14.6キロ。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた。
 尾関良夫局長が仙台市宮城野区の同局で、JR東日本東北工事事務所の竹内研一所長に合格書を手渡した。竹内氏は「復旧まで9合目を過ぎたというところ。地域の協力を得て、ここまでこぎ着けた」と話した。

2016年10月05日水曜日
===引用終わり

あと復旧までふた月ほど。試運転も間もなくでしょう。復旧はうれしいことですが、719系の「浜吉田」前面幕、見られずに終わってしまうかしら。
大まかな時刻の発表もありました。
https://jr-sendai.com/upload-images/2016/09/20160929.pdf
浜吉田とは関係がないのですが、小高~原ノ町の列車は、現在走っている勝田在籍の701系2両が原ノ町に存置されての運転なのでしょうか。(もちろん検査は仙台でできますが・・・)。