2015年5月 長崎線での重大インシデントの運輸安全委員会報告公表 | やわやわとまれ♪の鉄道雑記帳(時刻表やら車両運用やら構内配線やら)

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 常磐線や水戸線、磐越東線、磐越西線、東北本線など現在のJR水戸支社、東北本部(仙台)管内の路線を中心に鉄道信号や標識、配線、運転、車両運用について書きとめていこうと思います。

鉄道好きの方でも、信号、閉塞の分野を好む方はそう多くないはず。写真はお金がかかるし、下手だと感じ、紙上(ダイヤ、運用)とともに、閉塞に興味を持つ私って・・・人の少ないところを探して楽しむのは、私の性。

さて、特急同士があわや衝突まで100mを切った長崎線での重大インシデントの運輸安全委員会報告が公表されました。

http://www.mlit.go.jp/jtsb/railway/rep-inci/RI2016-1-1.pdf

置き石で緊急停止した列車の運転士と、線区の列車運行を司る輸送指令員との間で、列車が止まった「位置」をめぐって捉え違いがありました。信号を過ぎたか、はたまた信号の手前か。
さまざまな機器が使用されようとも、最後は人同士が正確な状況把握と復唱による共通認識に立たなければならないことを教えてくれています。
鉄道、航空、船舶の事故、重大インシデントは当事者の過失を問うことを目的とせず、今後に活かすために丁寧な情報収集と原因追及、改良点を公表する国の委員会が存在がいいと感じています。


この事故、上り列車の停車後に、下りが進入してきたと捉えていましたが、逆だったのですね。上りが行き違い駅変更で、副本線停車が分かっていたので、停目で停車したから良かったものの・・・本来ならば、下りが副本線に入って異線進入で停車したところで防護無線ですよね。そのことにも報告で言及していました。