葛城についての考察ーその1
「謎の古代豪族 葛城氏」平林章二
もっと早く読むべきだった。いや、タイムリーか。ちょうど今気になって調べていたことの答えが見事にあります❣️
読んで読んで❣️
マニアックですが〜笑
葛城氏が古代いかに強い力を持っていたか。その理由として、多くの氏族との連携があります。紀氏、息長氏、和邇氏、吉備氏など。
それにより、古代交通網をすべて掌握していた。海のない奈良盆地に居ながら、葛城川、淀川、木津川、紀の川も掌握。瀬戸内海から朝鮮までのルートを持って朝鮮の先進技術者を連れ帰る。
そして秦氏です。
秦氏は京都を本貫とすると思われていますが、葛城襲津彦の時代に襲津彦によって日本へ渡り、まずは、奈良県御所市の朝妻付近に居住した。
それにより、葛城氏は鉄や養蚕、土木に関する先進技術を掌握。
そりゃ技術も財力も持つわ。
それにより、ヤマト王権天皇家と姻戚関係を結ぶ。
御歳神社も登場しますが、本著では一つ疑問のままです。
御歳神社の御祭神として相殿におわします高照姫様
下照姫様と同一神と言われています。
敢えて下照姫ではなく高照姫なのは何故かな?
平林先生は、動物供儀についての本も多数書かれていて、御歳神社の祭祀についてもかなり詳しく書かれています。
御歳神と同様の殺牛祭祀は、アメノヒボコやツヌガノアラシトにもみられる。
私の父の実家は大阪市の比売許曽神社氏地ですが、ここの御祭神はアカルヒメ。アメノヒボコの妻で、下照姫と同一神と言われています。