2018年11月。
祖霊社のクラウドファンデングを始めるにあたっての思いを綴りました。
二つの記事を一つにまとめてアップしますね。以下2018年の文章と写真です。
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祖霊社を作りたい!!
いつ思い立ったのか、もうすでに分からない。
こういう時は、私の意思ではなく、神さまのご指示なのでは?といつも考えています。
神道講座で「私たちは神様の分け御霊を頂いて生れてきます。死んだら祖霊神として神様の一員となって子孫を見守るのです」
そんなお話をしてきました。
「村の奥には神社があってその奥にご神体山があります。ご神体山には、御祭神だけがいらっしゃるのではなく、私たちのおじいちゃんおばあちゃん、そのまたおじいちゃん・・・が祖霊神となって、村と子孫を守るのです。」
では、私たちが死んだあと、祖霊として神社の山にいるのなら、それを祭るべき「祖霊社」が当然必要なのでは?
そう思いました。
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加えて
御歳神社の歳神さまは、実は祖霊なのだということ。
稲の神様でありながら、祖霊神として、お正月に各家にやって来る神様。
優しくて包み込んでくれるような存在。
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もうひとつ。現実的な問題。
過疎の問題を考えたとき、氏子が増えることは難しい。
そんな中で、御歳神社がこの先信仰を長く伝えるために何が必要か。
祖霊社を作り、御歳神社と特別な関係を結んで祖霊社に御霊を祭られるようになれば、氏子地域が増えずとも、氏子のように御歳神社を近しく感じてくださる方が増えるではないか。。。
そんなことを考えていたことも要因なのかもしれません。
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漠然と考えていたように思えますが、これが現実になっていくには何かしらのご縁とエネルギーが必要です。
今まさにその「エネルギー」が注ぎ込まれていることを感じます。
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一つは、素晴らしい建築家に出会ったこと。
これなくしては実現しません。
建築家井上裕史氏は、神社の宮司家に育った方で、現在神道の勉強をなさっています。
まさしく「神計らい」で御歳神社にご参詣くださり、設計を担ってくださいました。
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祖霊社のイメージ図をアップします。
まだ多少の変更もありますが、大まかなイメージです。
祖霊社建設のクラウドファンディングの審査が通りましたので12月中旬までには開始いたします!
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祖霊社のコンセプト
「お隠れの木」
祖霊社のイメージ図をご覧になると、御歳神社を御存じの方はピンと来られると思います。
実は祖霊社は今の英霊殿の場所に建てます。最初は別に作るつもりだったのですが、御歳神社では英霊殿のお祭りが全くなされていないのです。すでに戦後70年以上が過ぎ、英霊殿のお祭をしないまま、横に立派な祖霊社を作るより、御英霊も祖霊神ですので、合祀して一緒にお祭りするほうが良いのではないか。。。と建築家さんとの打ち合わせの時に固まりました。
ですので、お社も英霊殿のものをそのまま綺麗に整えて使います。
建築士の井上さんとイメージを出し合い、その後、井上さんが作ってこられた祖霊社模型とコンセプトを聞いて、大感激いたしました。
祖霊社のコンセプトは「お隠れの木」
亡くなられた方の御霊を生前好きだった木に寄せて。
祖霊社の周りは丸く盛り土をして、そこに木を植えます。
1年後、神上がりされてお山に帰られるイメージで、その木を境内の別の場所に移すのです。
神道で云うところの「神上がりして祖霊神となってご祭神の周りに集い、子孫を見守る神になる」ことを表現しました。
そして、まさしく祖霊神となった神々を、「春分祭、秋分祭」としてお祭りする。
祖霊神としての性格をお持ちの「御歳神」を祭る葛木御歳神社がそれを行う意義は大きいと思っています。
私たちが「死んだら神様になるんです」と口では言うものの、それはまだまだ世間には浸透していません。私が神道講座をして、何度も何度も繰り返しそのことを語ってきたのは、まさに「ここ!」に繋がっていたのです。
