春待ち日〜祈年祭のこと | 葛木御歳神社から~宮司がゆったりのんびり綴ります

葛木御歳神社から~宮司がゆったりのんびり綴ります

1600年以上の歴史を持つ葛木御歳神社の宮司東川優子が日々思うことを書き綴ります。

旧暦のお正月も明けて、今日は月次祭です。

いつも思うのですが、12月はどんよりとした重い空気に包まれていたものが、お正月が明ける頃から少しずつ日の光に強さが戻ってきます。
そして旧暦の元旦を境に寒いながらも明確に春の空気に変わっていきます。

太陽は偉大だ!
と、いつも思います♪

これから「春待ち日」です。
ああ、木々の芽が膨らんできた。
ああ、山がほっこりしてきた。
ああ、今日は虫が飛んでいた。
小さな青い花が咲いた。
梅はいつ咲く?
桜まであとどのくらい?

想い人を待つような恋しい気持ちで春を待つ日々ですね。

祈年祭は、そんな春の「かすかな足音」の中で行われます。
新しい年が豊かな恵みの年でありますように、祈りを込めて。。。

ぜひ皆さま御参詣くださいね。

祈年祭の後、湯立て神事をいたします。
祈年祭は農耕の事始めにあたり大地の鎮めの祭りであると考えています。
ですので、湯立て神事でさらに無病息災を願い、大地を鎮める祈りとします。

斎湯を浴びて一年の無病息災を祈念ください。

「御歳神さまの特別な御幣」も頒布いたします。
幸を各ご家庭にももたらすため恵方にお祀りください。