10月4日(日曜)に行ったのは
ルノー・カプソン
京都青山音楽記念館
場所は
9月に行った
石上真由子&鈴木優人デュオリサイタル
と同じで室内楽向けのホール。
完売でした
プログラム
ヨハネス・ブラームス
Johannes Brahms
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op. 78《雨の歌》
violin sonata No.1 in G major Op.78 "Regenlied"
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
Violin sonata No.2 A major Op.100
休憩
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
Violin sonata No.3 in D minor Op.108
アンコール
エルガー:愛の挨拶 op.12
クライスラー:愛の悲しみ
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲です。
カプソンさんといえば
ユジャ・ワンさんと
よく共演される
弟さんのチェリスト
ゴーティエさんの演奏を
Youtubeや
ベルリンフィルのブルーレイで拝聴。
お兄様のルノーさんは
ラトルさんやスティーヴン・ハフさんと
共演されたエルガーのCDを1枚だけ持っていました。
ライブで、それもオール・ブラームスは
ぜひ聴いてみたいと思いチケットをゲット。
席など
今回の席はセンター前方
ピアノの打鍵とヴァイオリンの演奏がよく見える席にしました。
ピアノはスタインウェイ。
ヴァイオリンはリーフレットによると
1737年製グァルネリ・デル・ジェス
“Panettte“
ソナタ第1番は
ヨアヒムから譲り受けた
グァルネリで
ヴァイオリニストを目指した
フェリックス・シューマンを想っての作品なので
音色で
作品の世界に思いを馳せました。
前方席なので
ピアノは
やや見上げる角度ですが
打鍵が見えてよかったです。
1曲目は
ピアノの音量が
少し大きい響き方のところもありましたが
弾きながら響きを調整されたのか、
その後はバランスよく聴こえました。
第1番
フランスの爽やかな風が吹くように
お二人が登場
当日は雨で湿気が多かったので
楽器は弾きにくいかなぁ、、、などと考えたりしました。
聴いている分には全くわからず
ヴァイオリンもピアノも良い音色でした。
第1番は石上さんの演奏を聴いたばかり
それも同じホールですから
どう違うか楽しみでした。
カプソンさんのヴァイオリンの音色は
軽く艶やか。
繊細かつ潤っている。
第1番は背景を考えると
エモーショナルな作品ですが、
カプソンさんのアプローチは
感情の深みにハマることなく
絶対音楽として
音の美しさを追求する感じでした。
ピチカートも跳ねる感じではなかったような
奏者によって変わるのも面白かったです。
第2番
第2番は
コントラルト歌手
ヘルミーネ・シュピースが関係している作品。
彼女のために作った歌曲が織り込まれています。
第1楽章は印象に残っているのですが
後はあまり記憶になく、、、。
このリサイタル前日に
予習をしたら
この作品や関連作品について
調べるうちに深みにハマり
なんだこれは!?
とブラームスの作曲に
驚いたり、
呆気に取られたりで
頭が混乱したまま翌日を迎えました。
そんな状態でしたが
カプソンさんとベロンさんの
演奏を聴いた途端
音楽の美しさに浸り
雑念は一気になくなりました。
この作品については
改めて書こうと思っているのですが
ブラームスの
複雑な感情が入っているよう。
第1楽章で
シュピースのための
歌曲の旋律が入っていたり
あちらこちらに
シュピースが存在
暖かな音色を
カプソンさんの美しいヴァイオリンで堪能
そこへ
第3楽章で
クララ・シューマンの
『3つのロマンス 作品22』のような旋律が
突如現れて驚きました。
今まで
なぜか気づきませんでした。
(聞き込んでいなかった)
『ミルテの花 献呈』にも出てくるフレーズを
アレンジした作品22のパート。
シュピース愛と思ったら
クララがしっかり登場してる!?
(関連歌曲にもその複雑さを感じる)
シュピースとの関係の終わりの始まり?
それとも
どんな時もクララは
ブラームスの心から離れない?
と思い
休憩時間にGoogle AIに
引用があるか聞いたところ
なしとの回答
家に帰ってから
改めて楽譜を見ながら聴き比べたら
これ変奏だよ〜
突然ピアノも連符ばっかりになってるし
クララ・シューマンを意識してるよ〜
と思いました。
同じ考えの方はいらっしゃいますでしょうか?
第3番
これはほとんど聴いておらず、
今回初めて集中して聴きました。
第3番は素晴らしかったです。
ブラームスの心の葛藤や変化を感じ
音や曲の構成も複雑で惹きつけられました。
ピアノの演奏もプログラムが進むにつれ
どんどん魅了され
最後の第3番がダイナミックで一番よかったです。
軽いタッチは非常に軽く
情熱的なフォルテも迫力がありました。
ヴァイオリンとピアノの丁々発止のやりとり
阿吽の呼吸で圧倒された第3番でした。
アンコール
見事な演奏に
盛大な拍手とブラビの声。
鳴り止まぬ拍手にアンコールは2回
間違いないこの2曲でした。
エルガー:愛の挨拶 op.12
クライスラー:愛の悲しみ
美しく素敵でした。
アンコール演奏中
おそらく大ファンの方?
とても感情がのってらしたのか
頭をユラユラするのが視界に入り、
曲への集中が削がれたのが残念でした。
(動物の本能として
動くものにどうしても気が取られてしまう、、、)
今回もサイン会がありました。
(前回と違い、CD購入者のみでした)
心が清められるような美しい演奏でした。
バロックザール公式Xです
〈本日のアンコール曲〉
— バロックザール/京都【公式】 (@barocksaal) October 4, 2026
「ルノー・カプソン ヴァイオリンリサイタル(10/4)」
♪ エルガー:愛の挨拶 op.12
クライスラー:愛の悲しみ
ご来場いただき、誠にありがとうございました。 pic.twitter.com/7fKkXKdapm
お読みくださりありがとうございました。

