このテーマ、
書くうちに長くなり
やめようと思ったのですが、
本日5月7日は
ブラームス生誕193年
ということで
ブラームス関連として
書いておくことにしました。
ヨアヒムが関係する作品
ブラームス作品には
名ヴァイオリニストで親友の
ヨーゼフ・ヨアヒムに
関係するものがいくつかあります。
・ピアノソナタ第1番(ヨアヒムに献呈)
・F.A.E.ソナタ
(シューマン、ディートリヒと
3人で作曲してヨアヒムに献呈)
・セレナード第2番/(ヨアヒムをイメージした音楽)
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
(離婚問題で仲違いしたヨアヒムとの友情復活)
などなど
セレナードはセレナーデとも表記されるようです。
ここではセレナードで統一します。
今回の内容は
・ピアノソナタ第1番と
セレナード第2番で
ヨアヒムを表す“ヨアヒム音型“
と思ったフレーズ
・セレナード第2番 第3楽章については
・・イメージと音型
クララコードなど
・セレナード第2番 第3楽章と
交響曲第3番の
終わり方の類似
です。
音型(モチーフ/コード)
ブラームスとヨアヒムの
音型
というと
モットーでもある
ヨアヒムの
FAE「ファ・ラ・ミ」
「Frei aber einsam 自由だが孤独に」
そこから展開して
ブラームスの
FAF「ファ・ラ・ファ」
「Frei aber froh 自由だが楽しく」
また
シューマンやブラームスが
クララを音型で表した
クララ音型(クララ・モチーフ/クララ・コード)
CHA「ド・シ・ラ」下降3音
下降5音
上昇してから下降音
あるいは
ヨアヒムが若い頃
三角関係で悩んだ女性を表した
ギーゼラ音型
GIS E (L)A「ソ♯・ミ・ラ」
などが
頭に浮かびます。
それらとは別に
セレナード第2番に
ピアノソナタ第1番から切り抜いた
“ヨアヒム音型“
があるのでは?と
勝手に推測しました。
DFisG「レ・ファ♯・ソ」
です。
ピアノ・ソナタ第1番とセレナーデ第2番
『ピアノソナタ第1番』
について書きました⬇️
『セレナード第2番』
について書きました⬇️
セレナード第2番の第1楽章に
繰り返し出てくる旋律が
DFisG「レ・ファ♯・ソ」
ブラームス:セレナーデ第2番
DFisGは
ピアノソナタ第1番でも
第6、7小節目で
2度くり返されます。
ブラームス:ピアノソナタ第1番
DFisGは明るい上昇音型
聴いたとき印象に残りました。
ソナタを作曲した時点で
ヨアヒムをイメージしていたかは別にして
献呈したことで
ヨアヒムと結びつく作品
ヨアヒムの親しみやすさが
音に現れたとするセレナード第2番に
ソナタから
DFisGが合うと考え
ヨアヒムを表す
音型として入れたのかも
と想像しました。
ピアノソナタ第1番動画より抜粋
セレナード第2番動画より抜粋
セレナード第2番・第3楽章
イメージ
ここでは第3楽章に注目しました。
というのも
他の明るい
ほのぼの楽章と曲調が違って
暗めに始まり複雑ながらも美しい。
暗いヨアヒム
、、、といえば
1857年ごろ
ギーゼラとの三角関係は
終わり
1859年
ギーゼラは
ヨアヒムの親友グリムと結婚。
ブラームスにとっても
この時期
セレナード第1番・第2番を
作曲し始め
完成するまでの間は複雑。
クララへの想いから
アガーテとの出会い・恋愛
婚約・破棄
クララとの関係修復
の時期にあたります。
そういうわけで
第3楽章に
ヨアヒムとギーゼラ
ブラームスとクララ
があるかチェック。
音型
セレナード第2番が
ヨアヒムを表すというなら
ギーゼラ音型が出てくるかなと思い
楽譜をざっと見ました。
動画より抜粋 第3楽章の始まり
GisE(L)A音型
として
明らかなモチーフとしては
ありませんが
緑のマーカーが
それらしき旋律になっています。
これを偶然とみるか意図的とみるか、、、。
仮に入れたくても
三角関係なので
あからさまに入れるわけにもいかないと思います。
ブラームスは
これがヨアヒムの曲だと
本人以外に知らせず
気づかれなさそう
とはいえ
どの音型にしても
はっきり入れちゃうと
他の人にバレるので
全部ほのめかす程度に
なると思います。
偶然かもしれませんが
念のためチェックした
青のラインは
ヨアヒムのモットーの音
FAE
ブラームスのモットーは
FAF
なので重なります。
FAEが含まれる点に関しては
Google AIでも出てきました。
黄マーカーは
上昇して下降で
クララ音型でしょうか。
ヨアヒムへの曲で
ブラームスとクララは
関係ないと思ってたのですが、
オンラインで調べると
セレナードと
ヨアヒムの関連は
上記の最初のFAE以外
検索に出てこず
Google AIや他情報でも
クララとの関連ばかり出てきたので
(クララコードが入っているとか
クララが絶賛したとか)
調べることにしたのです。
第3楽章31小節目から
第3楽章終わり
こんな感じで
上昇して下降のクララ音型があちらこちらに。
(緑はGEとAでギーゼラ音型の変型
赤はFAとAの和音でFAF音型の変型)
そういえば、
クララの日記でも
セレナード第2番を素晴らしいと何度も書いてました。
演奏会後、
首に両腕を絡めてハグしたかった、とか
聴衆の反応が悪くてつらかったとか。
(オーケストラ版よりピアノ版のほうが
曲の良さが良くわかるとも)
クララはクオリティに厳しい人なので
音型だけで絶賛したと思いませんが
嬉しさはあったでしょう。
この作品
アガーテの件から
クララとの関係修復に役立ったかも。
大雑把に見たところ
ブラームスのFAF音型は
第4楽章にもあったので
もっと他にもあるかもしれません
赤マーカーがFAF音型
ヨアヒムに話を戻すと
第3楽章の別の小節に
FAE音型の
変型ともいえる
フルートのFisEsと
オーボエのAEsの和音もありました。
さて
この章の結論として
これらを
音型といって良いのか
意図はあったのか、こじつけか
どうなのでしょう?
自分でもよくわからず
ブログをアップするか思案しました。
Google AIでも
セレナード内に
FAEとクララ音型は出てきたので
“なきにしもあらず“でアップしました。
セレナード第2番と交響曲第3番
今までセレナードは第1楽章だけ聞いて
あとはBGMで聴いたかどうか程度でした。
(第1番全楽章は過日のNHK クラシック音楽館で)
今回初めて全楽章聴き
第3楽章の終わりに来たとき
こ、これは聴き覚えが!
とちょっとした驚きが。
交響曲第3番の各楽章の終わりに似ている。
セレナード第2番 第3楽章の終わり
上のYoutube動画17分40秒から聴けます
交響曲第3番 第1楽章の終わり
弦楽器の
上昇下降旋律から持続するような終わり方が
セレナードに似てます。
ブラームス:交響曲第3番
第3番は全楽章が
ずっと続くような優しい終わり方なので
全楽章の終わり方が似ている
ともいえます。
上昇下降音の流れまでみると
特に第1、2、3楽章が類似しているように見えます。
以前
交響曲第3番について書いた時、
離婚問題から始まった
ヨアヒムの怒りによる絶交
関連して
クララとも
“うわべだけのつきあい“
とまで
日記に書かれる心の距離
が
背景に考えられると書いたので、
ヨアヒムに関係する
セレナード第2番との類似にドキッとしました。
ヨアヒムに
セレナード第2番の楽譜を贈った時
ブラームスは
君は僕の数少ない大事な大好きな友人
と手紙に書いているので
セレナード第2番は
その想いを表現した作品となるからです。
それとの類似に
意味を感じました。
他に似た作品を
知らないだけかもしれないので
断言はできませんが、、、
交響曲第3番のインスピレーションはなんだったのか
ブラームスは
とぼけた事を口にした程度で
黙っていたので
いろんな人が
いろいろな感想を持ち
収拾がつかない感もあります。
ブラームス・ポータルにも
書かれています(ドイツ語)⬇️
ヨアヒムは
へーローとレアンドロスの悲恋物語が頭に浮かんだそうです。
ヘルミーネ・シュピースとの恋愛が
始まった頃とも言われ
その影響を感じる
という意見もよく見かけます。
なので私も勝手なことを
自分のブログで書いているわけです(笑)
個人の感想としては
始まったばかりの
(1883年に出会った)
歌手シュピースとの恋愛をベースに作曲するのは
交響曲という大作よりも
歌曲で表現するほうが合っており
実際作っていますし
あと
ヴァイオリン・ソナタ第2番が
関係していると
どこかで読みました。
ヨアヒムとクララは
ブラームスにとって
音楽家として最初から
密接に関わり
彼らなしでは
全く違った人生になっていたくらいの大事な友人。
彼らとの冷え切った仲が
ブラームスの音楽に
影響しないはずがない
交響曲にしたいくらいの影響度
と思ったのですが
実際に音楽にするかもしれないし
しないかもしれないので
なんともわかりません。
本日中に書き上げようと
焦ったので
読み直しなしでアップすることにします。
あとで何度か修正を入れると思います。
長文におつきあいくださりありがとうございます。
関連記事
お読みくださりありがとうございました。














