昨日行ったのは

 

サー・アンドラーシュ・シフ 

ピアノ・リサイタル
 [第二夜]
 
住友生命いずみホール(大阪)

 

チケットは完売でした。

 

 

 

 

 

 プログラム

 

プログラムは

当日ご本人が演奏時に発表の形式。

 

J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570
ハイドン:アンダンテと変奏曲 へ短調 Hob.XVII: 6
ベートーヴェン:6つのバガテル op.126

休憩


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 op.27-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D894 「幻想」

 

【アンコール】
ブラームス:インテルメッツォ 変ホ長調 op.117-1
シューベルト:即興曲 変イ長調 D935-2
シューマン:アラベスク op.18
メンデルスゾーン:無言歌集第6巻 op.67から 「紡ぎ歌」
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 へ長調 BWV971から 第2、3楽章
ショパン:ノクターン 嬰へ長調 op.15-2

 

ほぼ年代順で

音楽史をたどるようでした。

 

 

 ホール・席・ピアノ

 

住友生命いずみホールに前回来たのは

ブレハッチさんのピアノ・リサイタル⬇️

 

この時は2階下手サイド。

 

今回は1階センターブロック

中央列よりやや後方。

音響は素晴らしかったです。

 


⬆️今回使用のピアノ

 

⬇️こちらは同ホール

2023年10月カントロフさんのリサイタルのピアノ

この時も美しい響きだった記憶があります。

 

音響は比較できるほどの記憶がないので

それ以外の比較をすると

 

カントロフさんは確かスタインウェイ

シフさんはベーゼンドルファー

 

設置の角度は

写真でわかるかどうか微妙ですが、

シフさんのピアノは

鍵盤側が少し舞台前に向いています。

 

さらに

大屋根の開く角度は

シフさんのピアノは大きいです。

 

演奏の違いだけでなく

こういったことも

ホールの響き方に違いが出ていると思われます。

 

響きだけでなく

鍵盤が客席から見えやすかったのは

おまけ的にラッキーでした。

 

 ベーゼンドルファー

 

シフさんは

ベーゼンドルファーを持ち込みで演奏されるとのこと。

 

今回もそうかな、

と思いきや

近くの席のお話が漏れ聞こえて

いずみホールでは

ホールのベーゼンドルファー使用なんだとか。

 

いずみホールの所蔵楽器のページです⬇️

 

お話によると

普段は東京から各ホールへ

持ち込みをされるシフさんが

いずみホール所蔵の

ベーゼンドルファーを弾いてみたら

こっちの音のほうが良い

と感じられて

このホールでは持ち込まずに

ホールのベーゼンドルファーを弾かれているのだとか。

 

クローバーホールの公式サイト

所蔵ピアノのベーゼンドルファーの画像をよく見たら

突き上げ棒が違って見えるので

実際は持ち込みピアノかもしれません。

 

漏れ聞いた話なので

事実確認が必要ですね。

 

このホール

二夜連続のリサイタル

 

東京では珍しくないかもしれませんが

関西ではマレなので

 

ピアノがお気に召されて

そうなったのかと

一瞬思ったのですが

全くの見当違いかもしれませんので

読み流してください。

 

実際どうなのか

ご存知の方がいらっしゃれば

ご教示いただけるとありがたいです。
 

荒い画像では伝わりにくいですが

ベーゼンドルファー、

本当に美しいピアノで

黒の艶が素晴らしく、

大屋根の内側が

鏡のように弦を映し出していました。

音も姿も見事なピアノでした。

 

 演奏前

 

始まる前に

シフさんご自身のアナウンスが入り、

客席から拍手が。

 

それから

舞台に登場されるまでの数分

 

シーン

 

“シーン“という音が聴こえるかと思うほど

静かに固唾を飲んで待つ状態。

 

そしてシフさん登場です。

 

 演奏

 

 

シフさんのコンサートは今回が2回目。

前回はオーケストラとの協奏曲と

アンコールでのソロを拝聴。

 

演奏の素晴らしさをわかってはいましたが、

その時よりも感動は大きく

ホールの響きも最高で

ちょっとこの世のものとは思えない

別次元の空間に音が漂っているような感覚にさえ

陥りました。

 

タッチと音色の軽さ

ベーゼンドルファーの

硬派でありながら柔らかい響き

それらが心地よいバッハとモーツァルト、ハイドン。

 

ベートーヴェン、シューベルトへと進むと

さらに音色とダイナミクスが

自由自在に変化していく見事さなど

私などが言葉に表現するのは野暮ですので

このくらいにしておきます(笑)

 

どれも見事でしたが、

特に感動したのは

シューベルトの幻想ソナタ。

 

シューベルトの晩年の想いが

迫ってくるようでした(涙)

 

演奏があまりに素晴らしいので

目を閉じて

音に集中して

その世界に浸りたくなりました。

 

眠くもないのに

目を閉じてピアノを聴いたのは初めてかも。

それくらい響きの美しさを堪能できました。

 

 アンコール

 

 

アンコールは

ほぼプログラムと

同じくらい充実していました。

 

⬆️カーテンコール時は撮影可でした

 

まず

ブラームスのインテルメッツォ

 

シューベルトの

幻想からの流れからして

気持ち的にもつながり

晩年の作曲家の想いが心に染み入る演奏。

素晴らしかった。

 

再び

シューベルトで感動。

 

そして

シューマンのアラベスク!

感涙ものでした。

 

あの音色、ハーモニー、あのリズム、あの世界

すごかった、、、

 

そしてメンデルスゾーンまで聴けて

なんという幸せ。

 

ショパンのノクターンの世界も

シフさんの音色がピッタリあって

幻想的な美しさでした。

 

私など、まだシフさんの演奏会2回目のひよっこですが、

こられている方は

長年のファンがかなり占めていたのではないでしょうか。

 

演奏中、咳は時々あったものの

本当に静かに集中して

最後の打鍵は

指の動きが止まっても

静かにずっと響きが残り

少しずつ音が弱まっていく

その過程までじっくり味わっての拍手。

 

シフさんへの最大のリスペクトと

演奏を愛してやまない人たちの集まり。

 

素晴らしい演奏会でした。

 

住友生命いずみホール公式Xです⬇️

 

おまけ

 

ピアニストの

辻井伸行さんも聞きに来られていました。

 

席につかれた時に

私と同年齢くらいの女性グループが

“辻井さんだ“

“どこ?“

みたいな会話をしばらくされてました。

(ベーゼンドルファー話とは別の方々です)

 

ご本人は

内輪の会話のつもりでしょうが、

かなり大きな声で、

周囲はもちろん

ご本人にも聞こえていたのでは。

 

プライベートでいらっしゃっているので

そっとしておいてあげてほしいなと

部外者ながら思いました。

 

私は今年

辻井さんの演奏を初めて拝聴予定で

演奏会よりも先に

ご本人をお見かけすることになりました(笑)

 

雑記

 

このところ木の芽時の影響もあってか

風邪などの病気はないものの

調子が悪く

その他、ちょっとしたトラブルや嫌な出来事が重なり

滅入ってます。

 

シフさんの素晴らしい演奏を聴いて

心が少し軽くなれた気がします。

 

素敵な音楽が聴けてよかったです。

 

 

 

お読みくださりありがとうございました

にほんブログ村 音楽ブログ 音楽のある暮らしへ
にほんブログ村