2025年大阪・関西万博開催記念

クリストフ・エッシェンバッハX大阪フィル

第九演奏会

 

感想の続きです。

 

 

EXPO2025の記念演奏会でしたが

万博らしさを感じたのはプログラム冊子のみで

あとはコメントがあるわけでもなく

普通の演奏会でした。

 

後援が

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

なところは万博つながりが。

 

 

 万博会場の第九とシンフォニーホールの第九

 

 

万博会場のオープニングで歌われた

1万人の第九 EXPO2025」は

佐渡裕さんが指揮

演奏は兵庫芸術文化センター管弦楽団

私が行った記念演奏会とは別ものです。

 

大阪万博内は兵庫のオーケストラ(日本語訳付)⬇️

動画は合唱に一般からも参加した万博会場での第九(これには行っていません)

 

 

ザ・シンフォニーホールでの演奏会は

大阪のオーケストラの演奏での記念演奏会です。

 

万博では

ベートーヴェンが第九に込めたメッセージを

世界に届ける意味もあっての選曲のようで

どちらの記念演奏会も第九を演奏したのだと思います。

 

昨日の演奏会も平和の願いを込めたプログラムだと感じました。

 

 プログラム前半

 

バーンスタインの「ハリル」は

1973年イスラエル戦争で戦死した

19歳のフルート奏者や同胞に捧げられた曲で

「ハリル」はヘブライ語でフルートの意味だそう。

 

バーンスタインらしい旋律や打楽器のリズム

弦楽器や打楽器と

ソリストのフルートの掛け合いのような演奏もあり

モダンな音楽が印象的でした。

 

ソリストのカラパノスさんの

オシャレなブルーシルバーのジャケットも印象的でした。

 

アンコールのピアソラ:タンゴ・エチュード第3番

もモダンで良かったです。

 

後半の第九が70分と長いので

前半は15分で休憩に入りました。

 

 プログラム後半

 

今回の席はセンター席の中央やや前方。

 

ほどほどの距離がありつつも

オーケストラの演奏や表情は見えて良かったです。

ただ

アルトのラシュヴェリシュヴィリさんが

位置的に隠れて全く見えなかったのが残念。

 

第九はライブで聴けて良かったです。

というのも

家でCDやオンラインで聴くと音量の加減で

弱音でほぼ聴こえない箇所があったのです。

ライブだと全部しっかり聴こえました。

 

第1楽章から第4楽章まで

ベートーヴェンの音楽を楽しみました。

旋律の美しさ

各楽器が呼応するように音楽が続いたり、

気持ちの良いリズムなど

ベートーヴェンってすごいなぁと改めて感動しました。

第3楽章は歌うような演奏が美しかったです。

 

合唱と独唱

歌詞は確認していたので

ベートーヴェンの込めた意味も感じて感動でした。

 

歌声の威力ってすごいですね。

最初にバリトンのマルティニークさんのパートが始まった時

オペラをライブで聴きたくなりました。

 

新国立劇場合唱団の歌声は本当に素晴らしかったです。

さすがプロフェッショナル。

パワーと統一感が見事。

 

座席は男性合唱団側がよく視聴できる位置だったのですが、

圧巻。

 

パワーだけじゃなくて

歌声が合唱団の域を超えていると言いましょうか、

ソロで活躍する人たちが集まって来てらしたのか

独唱に匹敵する

伸びやかな美声に聞き惚れました。

 

オーケストラの楽器の音量もパワフルだったのに、

人の声がそれを小さく感じさせるほどのパワー。

 

合唱を聴きながら

 

平和を願う世界中の人たちが

戦地に集まり

みんなで第九を歌ったら

兵士は武器を使う気を失せるのではないか、、、

 

実際にはそう簡単なものではないですけれど

それがありそうに思える澄んだ気持ちになり

涙が流れました。

 

第九を聴きに来てよかったです。

 

 クリストフ・エッシェンバッハさん

 

指揮のエッシェンバッハさんの生い立ちは

ウィキペディアで読み、

ハリルや第九に

強い思いを抱かれて指揮されたのではないかと想像しました⬇️

 

今年85歳になられ

指揮台への往復はとてもゆっくりな足どりでしたが

指揮を始められると強い意志とエネルギーを感じました。

 

ハリルは比較的ソリストに任せる風で

第九は細かく指揮をされていたように感じました。

 

カーテンコールに独唱者の皆さんと共に2回応えられ、

オーケストラが退場、合唱団も後に続く中

観客も席を離れ始めても拍手は続きます。

 

私も感涙の興奮冷めやらず拍手を。

しばらくすると

エッシェンバッハさんが再び舞台に出てきてくださいました。

(出てきてくださると思いながら願いながら

拍手を続けてらした方がたくさんいらっしゃったのですね)

 

舞台のある前方に集まって拍手し続ける方々も。

私は席で立ち上がって拍手しました。

 

客席全体を見回して挨拶してくださったので

その時にお顔を拝見しながら

 

素晴らしかったです!

貴方のピアノ演奏で多くを学びました。

ありがとうございます!

 

と心の中で言いました。

伝わるわけではないけれど

お目にかかる機会があれば伝えたかったことなので

自己満足ですが

その思いを込めて拍手しました。

 

 ツェルニー練習曲

 

クララ・シューマンが

ツェルニー40番練習曲を練習曲としてでなく

音楽的に弾いたと

娘オイゲーニエの回想録にありました。

 

どんなふうに弾いたのだろう?

 

あれこれ想像している時に

エッシェンバッハさんのツェルニーのアルバムに出会い

イメージできました。

 

レッスンを受けている先生も

ツェルニーでは

技術的なこと+音楽的表現も教えてくださるので

 

子供の頃、何も考えず機械的に弾いていた頃に比べると

気持ちの上ではずいぶん成長できたと思います。

 

なので

私にはピアノの先生が2人存在して

エッシェンバッハさんは

私にとってはピアノの大先生なのです。

 

そういう意味でも

思い出に残る演奏会でした。

 

お読みくださりありがとうございます

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