音楽活動・楽器ジャンルにいながら、

ピアノの練習についての書き込みが少ない、、、。

 

弾いてないわけではなく、

地味な練習が多いので書くことがあまりないのです。

 

今日は関連した内容です。

 

 シューマンの楽しき農夫

 

先日のシューマン「メロディ」に引き続き、

<子どものためのアルバム>より

「楽しき農夫」の話です。

 

誰でも知ってる曲。

 

「クシコスの郵便馬車」や「天国と地獄」、「ウィリアム・テル」などと共に

運動会のBGMにあったように記憶します。

 

この曲を聴くと徒競走を思い出します。

 

なのでテンポよい速い曲だと思ってました。

 

ところが

クララ・シューマンの第7子、

オイゲニー・シューマンの回想録を読んで、

それは間違いだと知りました。

 

オイゲニーが母クララのレッスンを受けた時に教わったのは、

 

情景は

・最初はお父さんが歌う

・途中から小さな息子が一緒に歌う

 

テンポは

・速すぎない

 

 農夫たちが働くのをご覧なさい

 急ぐことなど決してないのよ

 踊る時でもそうよ

 見たら気づくわ

 

クララはオイゲニーにそう話したそうです。

 

ここからは私の感じ方です。

 

確かに

農作業をせっかちにすることなんてないです。

作業を終えたら疲れて走る元気はないでしょう。

 

楽譜には

「さわやかに、元気よく Frisch und munter

の指示があるとはいえ、

 

「仕事を終えて帰る楽しげな農夫」が原題。

 

朝の爽やかさ、力あふれた元気ではない。

 

やっと仕事が終わった、

帰ってご飯を食べよう。くつろぎたい。

 

そんな喜びで鼻歌が出る

家路につく足取りが軽くなる元気さ。

 

そう意識しながら弾いています。

 

Youtubeで見つけた異色のJazzyな「楽しき農夫」。

ピアノではないですが、農夫の心はこんな感じじゃないでしょうか⬇️

 

 

 父との思い出

 

楽しき農夫のクララの解説を読んでいたら、

子供の頃の

父とのことを思い出しました。

 

父は休みの日に、

庭仕事をよくしていました。

 

花や自然が好きで

草むしりなど庭の手入れをしていました。

 

作業中は大抵歌ってました。

 

そんな父のすぐそばで外遊びをしていたので、

父の歌を聴いているうちに覚えて

一緒に歌っていたのです。

 

私が小さな頃から歌や音楽が好きなのは

きっと父の影響です。

 

「楽しき農夫」で

父の農夫が最初に歌い、

途中から子供が一緒に歌いだすのは

まるで私たちみたいだなぁと思いました。

 

夕方まで庭にいて、

母が

ご飯の支度ができたと呼びに来ます。

 

そして一緒に家に入るのです。

 

「楽しき農夫」を弾いていると、

父と私の子供の頃の声が

頭の中に響いて懐かしい気持ちになります。

 

楽しき農夫の楽譜と

ヴェルタース オリジナル キャンディ。

ドラッグストアでとても安かったので買っちゃいました。

ドイツの飴なんですね。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

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