イム・ユンチャンさんのピアノ・リサイタルの

感想・前半です。

 

ブーケ2昨日ブログを書いてからピアノの練習をしたら、

指が全然上手く動かない!

2日抜けると、ここまでひどい?

焦りながら気づきました。

両腕筋肉痛。

キャリーケースが雪道で濡れぬよう、

持ち上げて歩いたので腕を痛めたようです。

 

 会場・席・雑感

 

場所は東京オペラシティ コンサートホール。

 

オペラシティは今回初めてでした。

コンサート通の方から響きが良いと聞き

一度は行ってみたかったので楽しみでした。

 

韓国からのファンの方もかなりいらっしゃったようです。

(演奏後の喝采が、“ブラボー“よりも

“ホウホウ”?とか“ヒューヒュー”?

みたいな声援が大きかった)

 

私の座席列には

若い女の子のグループが並んで座ってらして

韓国語が聞こえてきました。

 

韓国から来るほどの熱烈なファンでしょうに

物静かで、

アンコール時も静かに座って聴いてらして、

意外でした。

 

新幹線で来ただけでも大変なのに、

海外遠征だなんてすごいです。

 

BBCの記事に、

 

イム・ユンチャンさんは

"classical music's answer to K-pop" 

K-POPに対するクラシック音楽の答え

 

と言われてるとありましたが、

その言葉を実感しました。

 

 

席の列は通路を挟んで

真ん中よりやや後ろ。

 

肉眼だと、顔や手はぼんやり見える感じです。

左側だったので、

手やペダルはボヤけながらも見えたので、

良かったと思います。

 

ホールは噂通り

心地よい加減の良い響きでした。

 

 プログラム

 

オール・ショパン・プログラムで

 

3つの新しいエチュード(遺作)

12のエチュード op.10

 

休憩をはさんで、

 

12のエチュード op.25

 

アンコールは

 

ベッリーニ:歌劇「ノルマ」より「清らかな女神」
ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 op.9-2
ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)

 

 

椅子に座ると、

時間を取らずに弾き始められました。

 

音色は、

(弾く曲やフレーズで違いはあるのですが)

 

全体的な印象は

右手は軽やかで速い。

 

16分音符のフレーズが続くところは、

音色がまるで淡雪のように軽く、

舞うように速かった。

 

ペダルの影響かホールの響きなのか、

軽いのと速いのとで、

旋律でありながら1フレーズでコードのまとまりのように聴こえ、

不思議な感覚でした。

 

左手はハッキリとした音で

響きに弾力のある強さ。

 

右手の軽さを

左手の重さで引き締めてるような

まとまりを感じました。

 

クララ・シューマンの日記にあった

ショパンの弾き方を思い出し、

ショパンもこんな風に

軽い弾き方だったかも、と思いました。

 

音とリズムで印象に残ったのは

 

①16分音符+②符点8分音符(+16分音符)のところ。

 

かなり鋭く、

①が短めで

①②共に強い感じ。

 

例えば「革命」だと、あの有名なフレーズ、

①ド②レミ♭ミ♭ー、①ソ②ソソラ♭ー

 

そのフレーズを

Youtubeでいくつか聴き比べると、

 

私が今まで聴いてたのは

エフゲニー・キーシン氏に近く⬇️

 

イム・ユンチャンさんのは

チョ・ソンジン氏に近かったです⬇️


同じエチュードの中で、それぞれ違う曲、雰囲気も違うのだけど、その他にも、弾き方や音色の共通したところがあり、
素人の勝手な印象に過ぎない気もするけれど、
エチュードの1つの作品として統一感のようなものを感じました。
イム・ユンチャン・ワールドの展開。
それにしても、あれだけの数の曲をエチュードのひと作品とはいえ、それぞれ表現するものも違うのに、一気に駆け抜ける集中力はすごい。
後半とアンコールは次に書きたいと思います。

 

お読みくださりありがとうございました。

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