今日でクラウディオ・アバド氏の
没後10年になるそうです。
1月20日が
指揮者クラウディオ・アバド氏の命日なんですね。
それに合わせてYoutubeでも動画が上がっていました。
「ウィリアム・テル序曲」
1996年のベルリンフィル、
ヴァルトビューネ・コンサート公演の演奏です。
これまた威勢よくて元気が出る作品です。
17秒付近
左側を向いた時に、
観客席からの声を耳にしたアバド氏は、
ちらっと振り返るような反応をして笑顔がこぼれます。
(なんと言ってるのか聞き取れない、、、)
観客席はあいにくの雨でも
傘を上下に揺らしてリズムを取り、皆さん楽しそう。
こちらまでウキウキする素敵な動画でした。
沈黙は金
アバド氏の指揮で印象深いことの1つに
演奏後の沈黙があります。
⬆️モーツァルト「レクイエム」演奏最後に40秒ほどの沈黙
レクイエムだけに考えさせられる沈黙です。
⬆️マーラー「交響曲第9番」
5分20秒あたりでオーケストラの音が聞こえなくなった後、
2分ほどの沈黙の時。
その後、拍手とブラボーの声、
そして感動で胸がいっぱいになっている方、涙を拭う方が。
第9番は死や別れがテーマになって、
特に最終章は
マーラーが「死に絶えるように」と書き込んでいるため、
このような終わりかたとなっているようです。
音楽は最良の息抜き
アバド氏はベルリンフィル任期終了間近の
2000年で胃がんが見つかり手術を受けた後
短期間で復帰されました。
「2時間でわかる 世界最高のオーケストラ ベルリン・フィル」によると
著者がインタビューをした時に、
自分を回復させてくれたのは音楽
音楽は最良の息抜き
音楽があるから、
人生の喜びも嵐も乗り越えられる
と答えてらっしゃいました。
本当にそうですね。
音楽で癒され、
自然と元気が湧いてきたりします。
これからもアバド氏の音楽を聴いていきたいと思います。
お読みくださりありがとうございました。