今日はピアノに対する意識の変化について書こうと思います。

 

NHK・Eテレの「クラシックTV」で

ベルリンフィル演奏の映画音楽を聴いてから、

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にハマり、

 

オーケストラの演奏を頻繁に聴くようになると、

ピアノソロのアルバムを聴く時間が減りました。

ほぼゼロ状態。

 

ピアノ協奏曲を聴くだけみたいな。

 

その代わりにフルートやヴァイオリン、

チェロといった別の楽器の協奏曲など、

 

ピアノ以外の楽器の演奏を聴くようになりました。

 

これはピアノの練習をするにはマイナスかなぁと

不安になってきました。

 

とは言うものの

 

今までと違う視点からピアノを見るようになり、

意識の変化を感じています。

 

左手のためのシャコンヌ

 

そのきっかけの1つは、

カントロフ氏演奏の

J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ BWV1004

 

左手だけで弾くこの曲は、

ヴァイオリンを意識して演奏されたそうで、

片手だけの圧倒的な表現力に感動しました。

 

メロディだけのシンプルなフレーズの部分でも

なぜあれだけ歌い上げられるんだろう?

 

シンプルなフレーズの表現なら曲の難易度に関係なく、

初級でも音を鳴らすことはできる。

けれど、

表現力がないと、

タイプライターみたいに押すだけの音になってしまう。

 

どう弾けば良いのだろう?

 

と、右手の旋律を

今までより意識するようになりました。

(が、うまく弾けない)

 

メロディを大事に

 

オーケストラで他の楽器をよく聴くようになって

自分のピアノのとらえ方が安易だったと気づきました。

 

両手で間違いなく曲を弾けるようになることを目指して、

あまり右手を大事にしてこなかったなぁ、と。

 

他の楽器は旋律だけで勝負が多い。

 

ピアノみたいに自分で伴奏できる楽器は少ないから、

メロディだけで感動を与える。

 

それを聴いていたら、

今まで手抜きし過ぎて、

旋律よりハーモニーなど全体ばかり練習して

細かいところに意識が向いてないことに

今更気づき反省中です。

 

このところ、

難易度の低い曲で表現を意識する練習に変えていますが、

まさにそれが今の私に必要なんだと再認識。

 

長い間、

ちょっと難しめの曲にチャレンジすることで

上達を目指す気持ちでいました。

 

今は難易度アップより、

例えば

「チューリップ」のシンプルな旋律でも

打鍵に気をつけて

丁寧にイメージを意識して弾けるようになりたいです。

 

と言うのも、

自分の打鍵の音が荒いように感じていて、

(多分、エレクトーン時代に打鍵や強弱に意識があまりいかなくなった)

それを直したいけれど、

なかなか直らないからなんです。

 

ピアノのレッスンを受けるようになって、

先生から弾き方を教えてもらい、

少しずつ何がいけないかわかってきました。

 

わかったからといって直せるかというと、

そう簡単には直らないのがつらいですが、

練習する方向性はわかったのが嬉しいです。

 

音の流れ

 

他の楽器を聴くようになって、

ピアノの難しさもわかりました。

 

先日のヴァイオリンとヴィオラの演奏で、

旋律が滑らかに上下に移動するのを聴き、

その美しさにうっとりするとともに、

 

ピアノがドレミファソ、、、の音階、

細かくてもせいぜい半音階でしか

表現できない、

音と音の間を埋められない難しさを突きつけられたような気分でした。

 

レガートでも埋められないけれど、

レガートも難しい。

 

音の出し方、つながり方をどうすればいいんだろうか、

と考えるようになってきました。

 

わからないことだらけだなぁと感じる今日この頃です。

 

クリスマスのお菓子

 

カルディで購入したドイツのジンジャーブレッド。

右のジンジャーブレッド・スターズはちょっと甘かった。

 

左のチェリー・チョコレート・ジンジャーブレッドは

チェリピューレが入っている割には甘すぎることなく美味しく、

2つ目購入です。

 

 

お読みくださりありがとうございました。

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