昨年の公開マスタークラスの続きです。

 

3曲目はショパンのバラード第4番。

 

先日、

「Chopin saved my life

私を救ったショパンのバラード」

の抜粋動画を見て、

バラードについて調べてから、

 

ツィマーマン氏とサー・スティーヴンの

バラードのアルバムを繰り返し聴いているので、

第4番のレッスンは、

他の曲よりは理解しやすくなりました。

 

公開レッスンの動画はこちら⬆️

バラード第4番は

1時間42分25秒付近から始まります。

 

ブログに書こうと思って見直していたら

すごく時間がかかってしまって、

永遠に終わりそうにない気がしてきました、、、。

 

面白かったところ

大まかに書いていこうと思います。

 

最初の右手のイントロは永遠に続くような繰り返しで、

そこへ左手は自然に入っていくように。

 

最初の部分はハッピーな感じで。

その後どうなるかこの時点ではわからない。

アガサクリスティのミステリーみたいに、

誰か殺されるとか、ここでは予告はないw

 

ペダルでメロディがぼやけないように気をつける。

 

ソフトに優しく弾くのと

弱気で臆病な感じで弾くのとは違うので注意。

ソフトに弾きましょう。

 

優しく弾くところでも、

ペダルはサッと離すこと。

ペダルをゆっくり離して良いことは何も起こらない。

 

この生徒さんは

古いパデルフスキ版(1940年代)の楽譜を使用されてました。

 

すると、

このエディションは間違いがいくつかあるとの指摘。

10小節目から始まるドレドレ〜のフレーズの

段階的強弱記号、ヘアピンがオリジナルと違ってるんだそうです。

このドレドレ〜のフレーズは何度も出てくるので、

それが全部指示が間違ってるとなると大ごとですね。

 

それ以外の箇所にも間違いがあるそうです。

 

左手の伴奏のところは跳ねずに、

鍵盤からあまり離れずに弾くとよい。

 

Andante con moto

アンダンテ コン モート

 

これは

「歩くような速さで動きをつけて」

なので、遅くなりすぎないように。

 

2時間16分35秒付近の解説、

 

ここでまた元のフレーズに戻ります

なぜなら、この悲劇から逃れられないから。

 

ああ、バラード第4番の悲しさよ、、、、。

 

このレッスンでは

サー・スティーヴンも弾かれて、

右手と左手を生徒さんと片手ずつで弾いたり、

例を弾いて見せたりされて、

演奏も聴けてよかったです。

 

それで感じたのは、

 

生徒さんも公開レッスンに出られる方ですから、

お上手なんですが、

 

サー・スティーヴンが弾くと、

音の響きが違って、

大きくて深くて、クリアに響きます。

 

同じピアノ2台並べて

同じ曲を弾かれると

はっきりわかるものなんですね。

 

 

さて、マスタークラスの最後はシューマンのソナタ。

3曲やって、

もうすでに息絶え絶えなのでやめておきます。

 

クライバーンコンクールで

演奏前に2分くらい何もせずに座っているのは

今の流行りなのか?と審査員の間で話題になった、とか

 

この楽譜のここのコードは正しいのかな?

 

と生徒さんに尋ねられたところが興味深かったです。

 

サー・スティーヴンは

この曲は演奏したことがないとおっしゃってたので、

今回この楽譜を見て、

違和感を感じたコードがあったみたいです。

以前、別の曲で、

コードが間違っているのを見つけられた話をどこかで読んだので、

 

(後年オリジナルが見つかって、

広まっていたコードが間違っており、

サー・スティーヴンの指摘が正しかったことがわかったとかいう話です)

 

今回の違和感あるコードが正しいか間違っているか、すごく気になります。

この動画では結果がわからないのが残念。

 

疲れた頭に糖質を。

ういろうがパンに入った名古屋のパン。

えええっ!?と思いきや、意外に美味しくクセになります。

 

お読みくださりありがとうございました。

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