体調が悪くてしばらく行けていなかった
母のいる介護ホームへ行き、
物品の補充をしたり
母の日のプレゼントを渡してきました。
SNSで連絡を取り合う時は、
色々と大変なのですが、
直接会って話をすると穏やか。
ホームでも毎日化粧をして、
身なりを整え
部屋も整頓されていて
几帳面で、
昔と変わらない気さえします。
けれど、
理解力や行動力、記憶等々が
この2年で衰えてきてしまい、
高齢の2年間がどれほど差を産むかを思い知らされます。
車を運転し、
あちこち出かけて、
お友達とよくおしゃべりしていた母なのに。
ホームで用事を終えて、
帰る時はいつも見送りながら
別れるのがつらいと
シクシク泣き出します。
どうしようもなく、
肩を抱いて、手を握りしめて
またすぐ来るから、と言って
何度も振り返りながら帰ります。
本当はホームから出たいんです。
自分は健康に問題ないし、大丈夫と言い張るけれど、
多分、心の底で、
何かおかしいと感じていて、
ここにいるしかないと思っているようです。
認知症ってなんと残酷な病気だろうと
思ってしまいます。
でも、どうしようもなく、割り切るしかありません。
同居もしてましたが、
結局お互い疲弊してしまったのです。
認知症が理解できる映画
認知症患者の立場から見た世界がわかる映画を
しばらく前に見ました。
アンソニーホプキンスがアカデミー主演男優賞を受賞した
「ファーザー」です。
私の母はここまで進行していませんが、
短期記憶をなくしたり、
入院などで環境が変化すると
急激に状況が把握できなくなる「せん妄」を起こしたことはあったので、
この映画で、
どんな状態か自分が当事者になった気分で理解できました。
認知症がどんな状態か文章で読んでいて
わかっているつもりでも、
ずっと知ってきた人が
違う人みたいに振る舞うと
受け入れたくない、
受け入れられない気持ちになります。
でもこの映画を見ると、
最終的に
ああ、こういう事なんだと、
これはつらいだろうなぁ、と理解できます。
悲しいけれど、
見ておきたい映画でした。
お読みくださりありがとうございました。