昨日は利き手の話、

両利きとクロスドミナンスについて書いて、

思い出したことがありました。

 

私はクロスドミナンスで、

左利きで生まれ、

矯正によって右手が利き手になったり、

両方が利き手だったり、

左利きのままだったり、

動作によって、利き手が複雑に変わります。

 

同じタイプの方とは、

今回初めてブログ上で出会ったのですが、

以前、

完全な両利きが友人にいました。

 

記憶の彼方から思い出しました。

 

といっても、

実際目にする機会はなくて、

話を聞いただけですが、

字は両方の手で書けると言ってました。

 

書けるけれども、

字を書くときは右手で

絵を描くときは

左手の方が気持ちがのると言ってた気がします。

 

他の動作は、

気分で変えたり、

いつの間にやら、

どちらかの手をよく使うクセはついたとも言ってました。

 

その友人は

両利きだけでも少数派ですが、

さらにマルチリンガルでした。

 

 

5ヶ国語以上話せました。

それも、

発音が全てネイティヴ並みなのです。

 

日本語は友人にとって外国語でしたが、

全く違和感のない発音、

スピーキングだけ聞けば、

日本生まれのようでした。

 

記憶力と音に対する感覚が鋭くて、

 

バスのアナウンスで、

こんなことを言っていたけれどもどういう意味だろう?

と、

意味もわからないのに、

長いフレーズを

ネイティヴのようにスラスラと言うくらい。

 

この人の頭の中はどうなってるんだろう?

どうやって多くの言語を

苦労なく習得できるんだろう?

 

興味が湧いて、質問攻めにしたことがあります。

コツがわかれば、私もできるかも!なんて

淡い期待もありました。

残念ながら(当然ながら)私には無理でしたが、、、。

 

友人の頭の中の各言語の位置は、

完全に分離してるそうです。

 

1言語ずつ閉じている。

 

とある言語を話す時は、

その言語で考える。

 

つまり、

初めの頃は、赤ちゃんのように、

シンプルなことしか頭に浮かばないし、

出る言葉もシンプル。

 

文を読む時も、

母国語に訳して読むのでなく、

外国語をそのまま受け止めて、変換なしで理解する。

辞書を使わない。

 

外国語に触れること話す機会を増やすことで、

自然に習得するんだそう。

 

マルチリンガルと言っても、

仕事で多言語を使うわけではないので、

言語によって話せる範囲は違うようでした。

 

子供の頃住んでいた国の言語は、

そのころの語彙がメインになって、

子供のようにしか話せない、というような。

 

 

マルチリンガルのなりやすさってあると思うのです。

(ヨーロッパ人に多い気がします)

 

語派が同じなど、

ルーツが近いと外国語は学びやすいでしょう。

単語の発音の仕方だけ変えて、

なんとなく意味が通じたりしますし。

 

文法が似てるのも頭に入りやすいです。

 

主語・述語が来てから補語や目的語がくる英語のような言語、

主語と述語の間に補語や目的語が入る日本語のような言語。

 

マルチリンガルを狙うなら、

似た言語をまとめてするのもいいかもしれませんね。

 

などと、多言語習得挫折者が話しても

なんの説得力もありません、、、。

 

真のマルチリンガルの友人のパターンを見ると、

頭の中で分かれてるので、

夢も言語が混ざらない閉じた世界と言ってましたし、

言語の近さは関係なく、

脳の処理の仕方次第で習得可能なようです。

 

他のマルチリンガルの方はどうなんでしょうね。

 

バイリンガルやトリリンガルの話で、

 

どっちつかずに感じることもあって、

1つの言語を完全に習得できた感が欠けてる、

と書かれた記事を読んだことがあります。

 

なんだか、

私が利き手が右か左かわからず、

混乱するのと似てるなぁと思ったりしました。

 

話にお付き合いくださりありがとうございました。


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