突然ですが、

皆さんの利き手はどちらですか?

 

Prospさんのブログを拝読して、

 

一緒だーっ!と1人盛り上がったので、

今日は

利き手の自分の経験と子育ての話をしようと思います。

 

⬆️Prospさんの記事です。(リブログ許可くださりありがとうございます!)

 
Prospさんは元々、左利きで、
ご両親に右手に「矯正」されたそうです。
 
直されたお箸やテニス、字を書く、などは右利き、
直されなかった卓球は左利き、
 
スポーツは左右入り混じっているそうです。
 
と言うことで、両方の手が利き手になってらっしゃいます。
 
私もそのタイプです。
 
今回、改めて調べてわかったのですが、
 
生まれついて、
両方の手が全く違和感なく同じように使えるのを「両利き」といい、
 
直されて、
利き手が作業によって変わるのを「クロスドミナンス」
と言うそうです。
 
私の場合、
母に気づかれて「矯正」された
箸、筆記は右利き、
包丁や裁縫は両利き、
運動はほぼ左利きです。
 
運動は、
正直どちらが利き手、利き足かわかりません。
 
テニスや卓球など道具の要るものは、
右手の方がコントロールできますが、
サーブなど力が要る時は左手に切り替えます。
バレーボールは左サーブです。
 
サッカーやゴルフはどちらがやりやすいかわからないので、
ゴルフは右利き用でしてました。
 
ということで、
私はクロスドミナンスのようです。

 

 
「矯正」されてよかったかどうか。
 
今回、クロスドミナンスを調べたら、
 
右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)が発達するので、
両方を使うことで、
より優れた能力を発揮する
 
とか、
 
左利きの子は、
右手を積極的に使えば良い効果があるから使ってみよう
 
のようなアドバイスも見かけました。
 
もちろん、
右利きのスポーツ選手が左も鍛えて、
試合運びを有利にする
などの例もありますが、
 
個人的には少し引っ掛かります。
 
右利きの多数派の方は
おそらくほぼ気づかれないように思いますが、
世の中は右利きの世界で、
左利きには、少しずつ不便にできています。
 
駅の改札機も、
左手で持ったパスをクロスして右の機械にピッと当てる。
など、ほんのわずかながら使いにくいです。
 
だからといって、
持って生まれた利き手・利き足を逆にするのは、
心身ともに負担です。
 
イギリスの故チャーチル元首相は
左手を矯正されたことで吃音になったと言われています。
(やり方が厳しかったのかもしれませんね)
 
 
私はといえば、
子供の頃、左手を使うと、
母に「ギッチョ(左利き)になってる」と言われ、
すぐ持ち替えさせられました。
 
そのやりとりは、
 
自分が「ぎっちょ」と呼ばれる
間違ったことをしてしまい、
注意され、
「正しい」手を使わないといけない
 
とずっと思わされてました。
 
母なりに、
我が子を「普通」にした方が、
本人のためだと頑張ったのでしょう。
 
子供の頃は自分がおかしいと思ってました。
 
大人になって、
「おかしい」と思うことがおかしいと気づきました。
 
持って生まれたものを否定されるのは辛いことです。
 
なぜ左利きだけ
多数派じゃないから不便だろうから、とか、
「反対の手を使うのは見ていて変、気持ち悪い」などと言われて
無理矢理使いにくい手を使わなければならないのでしょう。
 
右利きの人たちが同じように
指図されたら、きっと嫌な思いをされるでしょう。
 
 
実は私の娘の1人も左利きです。
 
私の母や、公文でも、
右に直したほうが後々楽なのではとアドバイスされましたが、
(その時も「ぎっちょ」と言われました)
 
そのままにします、と宣言しました。
 
娘が左利きで困ったことは、
 
習字の時間。
 
毛筆の授業は左利き対応ができないそうで、
右手で書かされてました。
 
なので、習字の成績はいつも悪かったです。
仕方ないですよね、普段と違う手で書くのですから。
 
あとは、
左右をよく間違えました。
 
右手出して、というと左手を出したり、、、。
 
なぜ間違うのか不思議だったのですが、
これって、
学校で
 
右手はお箸を持つ方の手です
 
って先生がおっしゃるんですよね。
 
すると左利きの子は混乱してしまう。
 
それ以外は
左利きのままでよかったって思います。
今は「矯正」しない人も増えてますよね。

 

 
私が「矯正」で得したことは、
 
会社勤めの頃、
電話対応で、
左手で受話器を持ちながら、右手で字を書いていたら、
上司に驚かれて、
便利だねぇ、と言われたことくらいでしょうか。
 
左利きで得したことは、
スポーツが多いです。
 
バレーボールでもハンドボールでも、
右利きが打つ方向と逆なので、
相手が油断する場所にボールを落とせます。
バレーボールは、特にうまくもないのに、
サービスエースで得点を重ねてました。
 
左手の「矯正」なんて
遥か昔のことなので、記憶もおぼろげなんですけれど、
 
いまだに、
何をするにも、
利き手がどちらか分からない。
 
ある作業を右手で始めて、
途中から右がやりにくいので左手に替えるなど、
ぐちゃぐちゃな自分。
 
自分の基本の部分が、
把握できないのが、結構情けないです。
 
ううむ、なんか病んでるなぁ、私。。。
 
と言うわけで、
もしお子さんが左利きで、
右利きに直そうか考えている方が読んでらしたら、
そういった弊害も心に留めていただければと思います。
 
お読みくださりありがとうございました。