帰ってきたアップライトピアノは、
お年を召して、
音量にばらつきがあったり、鳴りにくかったり、
故障が見られたので、修理してもらいました。
お蔭で随分弾きやすくなりました。
とはいえ、
しばらくすると、
また鍵盤が上がりにくかったり、
ばらつきを感じます。
音も金属部分と共鳴するキーや、
やたら響きが残ったり。
修理後すぐ直る訳ではなく、
全体が落ち着くまで、
そういう状態になると聞いていたので、
また対応をお願いする予定です。
そんなこんなで、
安定の電子ピアノに比べて、
気難し屋さんの我が家のアコースティックピアノ。
それでも、なぜだか惹かれてしまう。
80点のバランスの良い、
機能もたくさんついて、
使い勝手が良くて、気量良しのパートナー、電子ピアノに出会い、
一生を共にすると誓ったのに、
幼なじみの彼女が戻ってきてしまった。
昔はケンカばかりで、
うんざりしつつも、
なぜか元のさやに戻っていたアコースティックなピアノ。
特に素晴らしいわけでもないけれど、
腐れ縁的な関係。
久しぶりに帰ってきたら、
やっぱり、
すぐ機嫌を悪くするし、
笑顔にするのも大変だけれど、
心は強く惹きつけられてしまう。
私にとても尽くしてくれる、
ほぼ完璧なはずの電子ピアノをおざなりにしている。
ごめんよ、でも心に嘘はつけない。
なぜだろう、なぜかしら。
この魅力。
元カノの思うツボにはまっているのか。
手がかかるほど可愛いのか。
、、、って何言ってんだワタシ。
ふざけてすみません。
ピアノが人間だったらこんな感じでしょうか。
幸い、相手が人間じゃなくてピアノだから、
両方の良いとこどりで、
やり直し独学ピアノを続けようと思います。
アコースティックピアノで練習していると、
思い通り弾けないのは、
指の神経の鈍さだと痛感します。
「こう弾きたい」はわかっているのに、
そのコントロールができないので、
やはりハノンで指の動きを良くすることしか
上達の道はないなと毎日感じています。
ハノン54番の左手53⇄42の速度、やたら遅いです。
筋トレ、リハビリレベルです。