ショパンのワルツ全集、

アシュケナージ氏のをヘビロテしていたのだが、

昨年発売されたハフ氏の

「ショパン 夜想曲全集」があまりに良かったので、

ハフ氏のワルツ全集も聴いてみたくなり、取り寄せた。

 

ハフ氏のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の時もそうだったように、

聴き慣れたはずの曲が、

新鮮で、心ときめくアルバムとなった。

 

ワルツ 第1番 変ホ長調 Op.18《華麗なる大円舞曲》

Waltz in E flat major Op18

から、凛とした躍動感に溢れている。

 

このアルバムに限ったことではないが

ハフ氏の音色って七変化で、

曲やフレーズによって、弾き方がすっごく変わる。

 

シャンパンの泡のように煌めきながら軽やかだったり

真珠がこぼれ落ちるような粒の艶やかさと跳ねだったり、

全力のフォルテだったり

あっさりとした素直な音だったり。

 

左手と右手が違った印象を見せながら混ざり合い、

複雑な奥の深い音が織り込まれたり、

表現が幅広く、

聴くたびに畏怖の念に打たれる。

 

1音1音が丁寧で考えた上で弾いてる感に溢れていて、

ホリゾンタルに流れるように、素早く弾く時でさえ、

ひと粒がクリア。

 

ハフ氏のワルツで特に印象が残るのはルバート。

これはもしかしたら、

好き嫌いが出るのかもしれないけど、

さじ加減が見事というしかない。

 

ハフ氏がマスタークラスの公開レッスンで

チラッと言ってたのが、

演奏は予測できるものになっちゃダメだと。

 

弾く時々で気分も状態も環境も違うのだから、

杓子定規に同じ弾き方になるのはおかしいと。

 

その考えからか、

このショパンのワルツのルバートでは、

魅惑に満ちた味を醸し出している。

 

 

本当に参った。惹きつけられてしまった。

 

ギリギリまでためて、

 

えっ!?

なんと!

 

これ以上はもうダメ、

限界越えるぞぉ〜

(長さじゃなく、わざとらしさになるという意味での限界)

のギリ手前で、フッ、と戻る。

 

あちこちに散りばめられたルバート、

unpredictable予測不可能で

marvelous素晴らしい。

 

癖になります。

なので、

じっくり聴いて楽しむアルバム。

 

絶賛しすぎ?

 

グラモフォンのレビューチェックしたら、

やっぱ一度聞いたら癖になる感は同じようだ。⬇️

 

ピアノがヤマハであることも評価されている。

 

 

アシュケナージ氏のも勿論聞き応えあります。素敵です。

(Waltz in A flat major Op42は特にお気に入り)

 

でも、ハフ氏のを一度聞くと抜け出せない。

 

お蕎麦に山椒をかけて食べたら

以降、

山椒なしでは何か足りない、食べた感じがしない、みたいな。

 

って、そんな安直な例えでいいのか。。。

 

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