昨日の続きで

フェスティバルホールでの大阪フィル定演です。

(終わりに追記があります)

 プログラム

 

ベートーヴェン

序曲「コリオラン」作品62

 

ウェーバー

クラリネット協奏曲 第2番 変ホ短調 作品74

 

休憩

 

ブラームス

交響曲 第1番 ハ短調 作品68

 

指揮:ロベルト・フォレス・ベセス

クラリネット:ダニエル・オッテンザマー

コンサートマスター:崔文洙 

大阪フィルハーモニー交響楽団

 

ベセスさんは2024/25年シーズンから

イギリス室内管弦楽団の首席客演指揮者に就任。

 

オッテンザマーさんは2024/25年シーズンから

大阪フィルハーモニー交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスに。

今回が就任披露の定演。

 

演奏会前にこの動画を視聴しました⬇️

船隅さんは大阪フィルのクラリネット首席奏者。

中学生の頃ダニエルさんのお父さま、

エルンストさんのレッスンを受けたことがあるそうです。

(プログラムに記載)

25分弱の長めの動画ですが、

面白くて終わりまで一気に見てしまいました。

クラリネットについても知ることができて勉強になりました。

 

クラリネット愛を強く感じた動画でした。

 

 

 序曲「コリオラン」

 

1曲目はベートーヴェン。

一度だけ家で聞きましたが、ライブでは初めです。

 

これが良かった。

 

音が短く切れるところが

音が引き締まって指揮と合っていて

パンッと音が消えたと思ったら、

ホールから山びこのような美しい響きが。

 

席がかなり前だったので

ホールの響きがどう聞こえるのか心配だったのですが、

残響も美しくて感動しました。

 

指揮は代役とはいえ、

以前にもご一緒されているからか、

ベセスさんは割と明確な指示を出されて、

オケがしっかりそれに合わせて音を表現するのが感じられて

最初からワクワクしました。

 

 クラリネット協奏曲

 

ダニエル・オッテンザマーさんのクラリネットは

Youtubeで

NHK交響楽団とご兄弟協演のオール・ブラームス・プログラムを視聴。

ライブは初めてです。

 

 

今年に入ってからクラリネットをライブで聴く機会が増えました。

 

ヴェンツェル・フックスさんをベルリン・フィルのアンサンブルで、

ハープのラングラメさんがゲスト出演された長岡京室内アンサンブルで

吉田誠さんのブラームス、クラリネット五重奏曲を

という贅沢な体験。

 

肺活量すごいなという素人な感想がまず最初に。

そして明るい音色と歌うような響き。

 

クラリネットの音色については、

独特の響きを感じる以外にどういう音色の変化があるのか

まだわかっていなくて、

聴いて楽しみながら勉強という状態です。

 

今回の演奏会に行く前に

ザビーネ・マイヤーさんの同曲をオンラインで聴いたところ、

この協奏曲、

クラリネットの魅力が発揮できる

さまざまな音色が聴ける素敵な曲だと感じました。

 

そして実際に

オッテンザマーさんの演奏を聴いて、

「クラリネットの音」というのは幅が広いなぁ、

いろんな表現ができるんだなぁと感じました。

 

指揮のベセスさんが

微笑みあって和やかな雰囲気を保ちつつ

ソリストの演奏を慎重なほどしっかりと聴いて合わせてオケと繋ぎ、

全体的にダンサブルなノリで盛り上げていくところが良かったです。

(いや、ダンサブルというか、実際にベセスさんは飛んだり跳ねたりしていた)

 

クラリネットの演奏の指遣いをじっと見ていたら

下から見上げるような形で間近過ぎたためか

クラリネットの楽器の動きに酔いそうになってしまったので

途中からは直接見ずに耳だけで聴くようにしました。

 

クラリネットやオーボエなど

縦型の木管の演奏を目で見るときは

「あっち向いてホイ」みたいに

楽器の揺れに目や体がついていっちゃうので

ある程度距離を離してみた方が良いのだなと気づきました(笑)

(今回はオーケストラピット分舞台が近くに)

 

拍手喝采でアンコール、

インプロヴィゼーションを。

即興でその場で演奏されたのでしょうか。

 

クラリネットの弱音の美しさも堪能できた素晴らしい演奏でした。

 

追記:一列目にお座りの方がオッテンザマーさんに

何やらプレゼントのような包みを最後に渡されていました。

“席が前過ぎて“と書いたので、

もしや私が?

と思われた方がいらっしゃったかもしれませんが

違いますので

誤解のないよう明記させていただきます。

(1列目ではありませんでした。

そして規則は守る派です。)

 

長くなってしまったので
プログラム後半のブラームスは次回に書きます。

ここまでお付き合いくださってありがとうございます。

 

お読みくださりありがとうございました。

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