昨日行ってきたのは

 

トリオ・ヴァンダラー

 

 ヴァンサン・コック(ピアノ)

 ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアン(ヴァイオリン)

 ラファエル・ピドゥ(チェロ)

 

プログラム

 

 
 
ハイドン:ピアノ三重奏曲第27番 ハ長調 Hob.XV:27
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 op.90 「ドゥムキー」

 
休憩
 
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 op.8
 
アンコール曲
 リリ・ブーランジェ:春の朝に
 ハイドン:ピアノ三重奏曲 Hob.XV:25 第3楽章

 

兵庫県立芸術文化センター

神戸女学院小ホール

 

 

兵庫芸文では

同じ日のマチネに

マツーエフのピアノリサイタルがありました。

 

用事が重なったのでそちらは行かず

こちらのソワレ、三重奏をチョイス。

 

 

トリオ・ヴァンダラー

 

トリオ・ヴァンダラーは

会員の芸文から

チラシが届くまで知りませんでした。

 

フランスの

世界最高峰のピアノトリオで

30年メンバーが一緒、

テレパシーのように息のあったアンサンブルとのこと。

 

プログラムに

ブラームスのピアノ三重奏曲第1番

があったのが決め手でした。

 

Youtubeで聴くと

好みの演奏

 

さらに

1854年の初稿版と

1889年の改訂版

両方のアルバムをリリースしているという

力の入れ方。

 

ブラームスの中でも

大好きなこの作品を

ライブでは聴きたいと思いました。

 

 

席・ホール

 

小ホール、センター前方の席。

 

傾斜があり、

舞台を囲むような席の配置で

どの席でも近くて見やすく、聴きやすいです。

 

 

ハイドン

 

1曲目はハイドンのピアノ三重奏曲第27番

 

ピアノはホールのスタインウェイ

 

プログラムによると

ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアンさん

のヴァイオリンは

1748年製のガルネリ

 

ラファエル・ピドゥさんのチェロは

1680年製ゴフレド・カッパ

 

先日聴いた

ストラディヴァリウスに続いて

ガルネリ。

 

ガルネリの音色と演奏も

軽やかに艶やかに美しく、

特にハイドンはヴァイオリンの素晴らしさに聴き惚れました。

トリオの息のあった演奏。

 

真剣な表情で演奏されて

耳に集中する感じで進みました。

 

 

ドヴォルザーク

 

ピアノ三重奏曲第4番 「ドゥムキー」

 

ドゥムキー(単数はドゥムカ)は

ウクライナ民謡のひとつとのこと。

 

このライブで初めて聴きました

 

ドヴォルザークといえば

民族舞曲のイメージが強く

この作品もそうなのですが

交響曲で聴いたことのあるものとは

また少し違った印象を持ちました。

 

会場でCD販売があり

ドヴォルザークのアルバムを買ったので

これから聴こうと思います。

 

今回のプログラムは

どれもヴァンサン・コックさんのピアノが

スピード感とパワーがあり

トリオの推進力となっていました。

 

 

 ブラームス

 

一番の楽しみだったブラームス。

今回は改訂版です。

 

音量・音圧が

プロブラム前半より一気に上がって

強いエネルギーを感じました。

 

その演奏の力強さは

改訂版に相応しい

後年のブラームスのイメージとも重なりました。

 

 

第1番は

それぞれの楽器が語りあう

美しさ、ハーモニーが素敵。

 

そして

なんといってもチェロが素晴らしかったです。

 

渋くて深みのあるチェロの音色で

ロベルト・シューマンのイメージが浮かびました。

 

ピアノもすごかったです(語彙力なしw)

 

家で何度も聴いている作品でも

ライブで聴くと

拍の取り方や

旋律の流れ、

それぞれの楽器の絡み方など

 

見て聴いて感じられるので

とても楽しく音楽に浸れました。

 

特に

アダージョの繊細な曲調や美しさは

ライブでより堪能できました。

 

 

 アンコール

 

拍手・喝采でアンコールは2曲。

 

1曲目はフランスの女性作曲家の作品

 

リリー・ブーランジェ

「春の朝」は

フランスらしい

ドビュッシーにもつながるような曲調で

繊細で素敵な演奏で素晴らしかったです。

 

 

2曲目は

再びハイドン

 

このアンコールもプログラムのハイドンも

好みの作品と演奏で

ハイドンの三重奏の素晴らしさに気づけてよかったです。

 

渋みの効いた充実の三重奏演奏会でした。

 

 

 サイン会

 

演奏終了後にサイン会がありました。

 

 

 

演奏会中は

 

音楽だけをじっくり聴いてほしい

 

といった雰囲気で

お顔に表情も

あまりお出しにならなかったのですが、

サイン会の時は

みなさん優しい笑顔で接してくださり

良い思い出になりました。

 

行ってよかった演奏会でした。

 

 

 ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番

 

この作品は大好きなので

以前調べました⬇️

 

その時に気になった2点が

プログラムの解説にも触れてあったので

ここで

もう一度触れようと思います。

 

 作曲開始時期

 

解説に

 

シューマン家を訪問する前にスケッチされたこの曲

 

とあるのですが

 

書簡集を読むと

それは、

ロベルト・シューマンが作品1にするよう勧めた

ニ短調の三重奏の幻想曲のことと思われ、

この第1番(作品8)と同じものかどうか

書簡集を読む限り疑問が残ります。

 

調も違うし、

満足できずに作品1は別の曲にしているので

最初の三重奏曲は破棄して

訪問後、

新たに作ったように見えます。

 

実際のところは

どうなのでしょう、、、?

 

これは今でも気になっています。

 

 

 初稿版初演

 

プログラムで

1855年の

アメリカでの公開演奏について

書かれています。

 

これを

ウィキペディア日本語版では

 

アメリカが初演

 

としているのですが

 

ウィキペディア英語版では

 

アメリカが初演とよく誤解されるが間違い

 

と指摘。

 

初稿版の初演

ブラームス・ポータルによると

 

1855年11月22日以前に

ダンツィヒ(現在のポーランド、グダニスク)

 

とあり

 

ポータル内の作品解説では

 

1855年10月13日 

ダンツィヒにて初演

 

と特定

 

アメリカでの演奏は

1855年11月27日

とあり

初演より1ヶ月あまり後となります。

 

ブラームス・ポータル

初稿版についてのページです⬇️

 

 

 

お読みくださりありがとうございました。

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