脊髄梗塞(2) | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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みなさんこんにちは、

研修医のUminekoです。

前回に引き続き脊髄梗塞について

話していこうと思います。

 

前回は血管支配や病因など

知識面が多めでしたが、今回は

実際の臨床像などについて

まとめていきます。

 

【臨床症状】

脊髄梗塞の発症経過としては

数時間での発症が多く、ほとんどの

患者では症状出現時に重度の

背部痛や手足の疼痛を持つと

言われています。

 

脊髄梗塞の神経学的所見は関与

する血管領域によって異なり、その

程度としては対麻痺から軽度の痺れ

まで幅広くあります。

 

そして背中や首の痛みは、通常

脊髄虚血が起こっている病変の

レベルで発生します。

 

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