Dの評価・・・・「まいど」と「切迫するD」 | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

第14回水戸医学生セミナーから、イイところを紹介しています。

MCLSから始まってJATECのPrimary surveyについて紹介しています。

 

前回はPrimary surveyのキモである、ABCDE評価のうち、C(Circulation)の評価を紹介しました。今回はDの評価です。

 

 

D(Dysfunction of CNS)の評価とは「中枢神経障害の評価」になります。

ここまででABCの評価と対処をして、バイタルサインが一息つける程度になったところで評価します。ここでは「まいど」「切迫するD」を覚え、スピード重視で評価しましょう。

 

まいどをチェック

 

ま:麻痺の有無,左右差

い:意識レベル→GCSで評価

ど:瞳孔所見(瞳孔径,左右差,対光反射)

 

切迫するDとは、

・GCS8点以下

・急激な意識レベル低下(GCS2点以上の低下)

・脳ヘルニア兆候:瞳孔不動,片麻痺など

 

切迫するDだったらやる事3つ

①気管挿管

②頭部CTオーダー

③脳外科医を呼ぶ

 

次回はE:の評価です。

(編集長)

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