ようやく体調も回復へ向かってきた。
毎日の薬も飲むのを止める。後は一日2回のフルタイド吸入で何とか治していこう。

先週ようやくミトモの食事用に、テーブル付きのイスを買った。

我が家では畳の部屋で小さいちゃぶ台を囲んでの食事なので、ミトモはいつもバスタオルの上に座らせていた。最近ではお腹がいっぱいになってくると動き出すし、ちゃぶ台の上のお皿には手を出してひっくりかえしそうになるし大変だった。
よく雑誌に載っているものは、テーブルでの使用前提のものばかりで我が家では使えない。子供用の低い小さいイスでも良かったが、小さいちゃぶ台の上は大人2人のものだけでいっぱいで、ミトモの食器を置くスペースはほとんど無いので、テーブル付きの低いイスを探していた。

ようやく見つけたイスは木製でずっしりしていて、とてもいい感じだった。
ミトモも最初から大人しく座ってくれて、今ではそこに座るとご飯がもらえると理解したようだ。

これで私たちが食事を終えるまで動き回ることはできなくなったし、最近は手づかみして食べてくれるようにもなったので、少しだけ食事の時間が落ち着いてきた。
ミトモはちょうど芸を覚え始めた子犬のようで、「バイバイ」「シマッタ!」など相変わらずこちらの号令に忠実に従ってはとても楽しそうにしている。
最近はもう少し芸の幅を広げようとして、「バンザイ」を覚えさそうとしているけれどなかなかやってくれない。
いつも服を脱ぐ時に「バンザイ」と言って、脱がせながら両手を上げさせているのだが、今日「バンザイ」と言うと両手を上げるのではなく、服を脱ごうとした。

それは違うよと言ったけれど、ミトモには伝わらない。
一昨日は私の誕生日で、朝から友人のメールで祝福された。

当日はミトモの診察日で忙しかったのも有ったけれど、少し贅沢をしてデパ地下で少しだけ高級な中華のお総菜を買った。
彼が帰ってきて夕食を食べ始めたけれど「すごい美味しそう」とだけでお祝いの言葉は出なかった。
すっかりと忘れているらしい。

今日になっても何の言葉もないので、夕食時に「今日何日?」と聞いてみた。
「10日やろ?」と言うので「当たり!」と言うと暫く不思議そうな顔をしてから
「あ!」と気が付いたようで「...おめでとう」とにやにや笑いながらようやくお祝いの言葉をもらう。

3日にミトモの誕生宇日プレゼントを買いに行った時までは覚えていたと言い、本当にシマッタと後悔しているようだ。

いつもなら、彼は私よりもそういうのをしっかりと覚えている質なので(一緒に住み始めた日やら入籍日やら、私があやふやにしか覚えていない事もしっかりと覚えている)本当にうっかりと忘れていたのは分かる。
そしてそれが私の発作がを起きてから、毎日ミトモを保育所に送り迎えをして疲れ切っていたのが理由なのも、もちろん分かっている。

「もう私のことなんてどうでもいいのね」と責めながらも、全然怒っていないのは彼にも伝わっていたはず。
朝起きると昨日の疲れが全然取れていなかった。今日も仕事に行く予定だったけれど、暫く悩んでやっぱり休むことにする。ここでまたぶり返したら大変だ。

お昼に病院に行き胸の音を聞いてもらうと、喘鳴は消えているとのこと。そういえば痰の出も少なくなっている。このままステロイド吸入と抗アレルギー薬で症状を抑えて安定させることになった。

昼過ぎる頃から段々と調子が良くなり、夕方には元気に買い物に行けるくらいに回復していた。

色々買い出しもしないと行けなかったので、それならばベビーマッサージの先生に会えるかも知れないスーパーに行こうと思い出かける準備をする。
金曜日にはそこのカフェスペースに、ベビーマッサージの先生が大抵居ることを知っていたのだけれど、もし会えなかったら寂しいので電話をして聞いてみることにした。

久々に聞いた先生の声は相変わらず元気で、今日も行ってますかと聞くと、最近は曜日が替わり金曜日には行ってないと言われてしまった。
残念だったけれど、電話をしてよかった。
暫く喋った後に予定通りミトモとそのスーパーに出かけて、お茶を飲んで帰ってきた。

また今度めげずに誘ってみよう。
10日ぶりに仕事に行く。

担当の老夫婦を訪ねると「もう倒れんといてや、あんたが倒れると私ら困るねんから」と言われて「すみません」と謝りながらも少し嬉しい。

取りあえず急いでやらないといけないことだけで半日かかってしまい、さて本格的に仕事をするぞと思い出した頃には夕方で、体調が悪くなり始めていた。

また無理をしてこじらせてもいけないので、早めに仕事を切り上げる。

タクシーで帰ろうかと思ったけれど、体の辛さよりも家計の辛さの方が身にしみそうだったので電車で帰ることにした。

帰宅後は疲れ切って、横になったまま動けなくなった。
それでもミトモが眠りだしたので何とか夕食の支度を始めたけれど、簡単な炒めものとお浸しを作るのが精一杯。
診察後には病院内にある健康相談所に行き、猫好きの保健師さんにミトモの体重と身長の測定をお願いする。
3ヶ月以降は検診を受けていないし母子手帳の記載も4月以降は空白だったので、1歳を記念して測ってもらうことにした。

体重7330グラム
身長69.4センチ

普段は私がいい加減に家の体重計で測っていたので、正確な数値は分からないが、ここ2,3ヶ月体重は増えていないようだが身長は伸びていた。

相変わらず手帳に載っている、乳児身体発育曲線の最低ラインにかろうじてかかっている。
相変わらずの小さいミトモに、なんて楽ちんなんだろうと嬉しく思う。
病院の待合室で待っていると、妊娠中から話しを聞いてくれていた看護師のAさんが偶然前を通った。
思わず「Aさん!」と呼び止める。

振り向いたAさんは一瞬「誰?」という顔をしたけれど名前を言うとすぐに思い出してくれた。

そしてミトモを見て「わあ、大きなったねえ。もう1歳やもんねえ。」と言ってくれる。あれから1年経ったことを覚えててくれたんですねと言うと、気になっていたことや私を担当している猫好きの保健師さんに状況を聞いていたことを教えてくれる。
仕事も始めてんねと言われたので、ケアマネを始めましたと言うと、やりたかった仕事やってるんや本当によかったね、と喜んでくれた。

ちょうど一年経ち、私は数日前からAさんにとても会いたくて仕方なくなっていた。会いに行こうかでも迷惑かも、それよりももう忘れているかもと毎日悶々としていた。手紙くらいはだしても構わないだろうかと考えていたので、今日偶然にも会えたことにあまりにも嬉しくて、私はまた涙が止まらなくなってしまった。

泣きながらも、仕事を始めてからミトモと居るのが楽しくなったこと、ミトモも保育所に楽しそうに通っていること、今は毎日が充実していることを言う。

Aさんは暫くミトモの相手をしてくれ(ミトモも最初は警戒していたが、徐々に慣れては楽しそうに遊んでいた)会えて良かったわと笑顔で仕事に戻っていった。
ミトモの頬の湿疹が日に日に酷くなっていたので、二日前から、リンデロンとプロペト混ぜたのを1日1回を塗ることにした。3日目の朝には随分マシにはなってきた。

今日は久々のミトモの診察だったので、このことも相談できる。

先生がミトモを見て「久しぶりやねえ」と優しく言ってくれたのに、何故かミトモは大泣きしてしまった。
顔のことを相談すると「今は季節の変わり目で急に寒くなったからかもしれない、(私の)薬は関係ないから飲んでください。おっぱいあげてもいいですよ。気候が落ち着いてもっと寒くなったら逆に出なくなります」と言われて安心した。
薬を塗っていることを言うと「そのやり方でいい、アタラックスは飲ませなくていいです。それよりも喘息を気にしてください、死ぬ病気ですよ」と注意される。
この先生はいつだって、子どもよりまず親が大切だと言ってくれる。親が元気でないと、子どもも元気にならないという考えなのだろう。

1歳になったので血液検査を受けることになった。採血の為に連れて行かれたミトモは、顔中涙と鼻水でぐちょぐちょになって帰ってきた。
今日も仕事に行くにはまだ体が辛かった。それでもさすがに職場の人からも心配して電話がかかってきたので、夕方にミトモを迎えに行く際に顔だけ出す。
ここ最近の状況だけを話してすぐに帰る予定だったが、どうしてもやっておきたい書類作成や電話連絡をやっているうちに1時間経ってしまった。

行きは電車を使ったけれど、帰りは念のためタクシーを使う。
電車だと1時間近くかかるのに、タクシーだと20分足らずで帰れるので本当に楽だ。

電話をもらった時に「こっちは大丈夫やから、休んどき」と言われたことが嬉しいよりも悲しかったのは、自分が必要ないように思えたから。
今日も朝からミトモは彼と保育所へ。今日は昼からでも仕事に行き、帰りは私が迎えに行く予定だったけれど、昼過ぎから段々と調子が悪くなってくる。

木曜日に病院へ行った時に、メプチンエアーを処方されるのを忘れたと電話が有り、私は今使っているのがまだ少しだけ残っているのともう取りに行くのが辛くて、また日を改めて取りに行きますと返事をしていた。
なのでそれを取りに、出来れば診察もしてもらおうと病院へ向かった。

夕方の診察開始早々に行ったら先に2人ほど待っていた。少し待つかなと思ったけれど、40分経っても全然呼ばれる気配がない。ミトモを迎えに行かないといけないし益々調子が悪くなってくるし、受付に聞きに行くとまだかかりそうだと言う。
じゃあもう帰るのでメプチンエアーだけ下さいと言うと分かりましたと、メプチンエアーと代金の領収書を出された。
見ると診察料と有る。なぜ診察料を払わないといけないのかと聞くと、薬を出すためには必要だと言うので、それは前回の処方忘れだと言うと、当日取りに来ないと再診になるから払ってくださいと言われた。

45分も待たされた上に診察も諦めたのに、向こうのミスだというのに診察料金も取られるなんて納得できない。抗議すると今日は支払ってもらわないと困るので、次回の診察時に先生に聞いてくださいと言われた。こっちは当日取りに来ないと料金が発生することは分からないので、連絡時にその事をきちんと説明してくださいと再度抗議して、仕方なく料金を払って帰宅した。

もう迎えに行く気力は全く残っていなかったので、彼に電話をしてその事を言うと、なんとか都合を付けて迎えに行ってくれることになった。

夜に病院の先生から、診察料は要らないので次回の時に返金しますと電話が有る。
やっぱり納得いかないことは、きちんと言わないと駄目だと思い、少しだけ気分が良くなった。